宮沢賢治の愛した鳥や植物
by nenemu8921
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おもしろいもの
なめとこ山の熊のことならおもしろいと、いきなり始まるのは、童話「なめとこ山の熊」ですが、
最近出会ったおもしろいものを、ご紹介したい。

何をおもしろいと思うか、人それぞれだけれども…。

1.何だと思いますか?
ノウタケ(ホコリタケ科)脳茸というキノコです。パンみたいですね。
脳みそのように皺が出来るのでノウタケ。これはまだ若いキノコでしわはありません。
若いノウタケは食用になるそうですよ。でも、食する勇気は……。


2.ただの木の枝じゃないのですが。

近寄ってみます。よーく見てください。
そうです。ミミズクなのです。
でも、上手に隠れていますね。最初は信じられなかった!
というのは、拙宅から近い江戸川の土手脇の松の木の梢なのです。森も林もないところです。
周囲に茂ったトベラの葉が松を覆っています。
ねぐらにしているらしく、日中、全く動きません。

トラフズク(フクロウ科)です。夕方出直して、ISO感度を800まで上げて撮りました。午後6時15分。あたりは暗くなっていました。



しかし、こちらはおもしろくない景色です。
そうなのです。このトラフズクのねぐらの脇の放水路を埋め立てる工事が始まっています。
ねぐらの松は明日か、明後日、切り倒されます(泣)








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# by nenemu8921 | 2009-11-20 19:00 | 番外 | Trackback | Comments(1)
片岩
つくづくと「粋なもやうの博多帯」荒川ぎしの片岩のいろ
               書簡中の短歌 158(推定大正5年9月5日 保阪嘉内宛)


荒川岸でたくさん石を拾った。

片岩→結晶片岩
変成岩の一。結晶質で、鱗片状鉱物や長柱状鉱物が平行に発達するために特有な剥離性を示す。

博多帯のイメージ?

或いはこんな石かな?
 

博多帯はこれです。


しかし、埼玉県立自然の博物館 企画展「宮沢賢治と地質学」(平成19年3月17日~5月6日)の
資料では、博多帯はこちらだそうです。 

                

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# by nenemu8921 | 2009-11-18 20:19 | その他 | Trackback | Comments(4)
荒川
峡流の白き橋かもふるさとを、おもふにあらず涙あふれぬ。
                   書簡中の短歌 166 (推定大正5年9月6日 保阪嘉内宛) 
クリックすると画像は大きくなります                     

山かひの町の土蔵のうすうすと夕もやに暮れわれら歌ヘ
                   書簡中の短歌 159 (推定大正5年9月5日 保阪嘉内宛) 
 
 

大正5年9月2日~9日にかけて、宮沢賢治は関豊太郎教授、神野幾馬助教授引率による秩父、長瀞、三峰地方、土性、地質調査見学に参加した。
その折、保阪嘉内に宛てた書簡中の短歌である。


宮沢賢治研究会主催の秩父巡検の旅行を控えて、役員有志とともに下見に行った。
東武東上線の玉淀駅で集合し、荒川沿いに歩いた。
空は青く、荒川の水はゆたかで、岸辺の木々は紅葉が美しかった。


# by nenemu8921 | 2009-11-16 19:21 | 場所 | Trackback | Comments(2)
カティンの森
プレスクラブの試写会で、映画「カティンの森」を観た。
カティンの森事件 とは、第二次世界大戦初期に、ソ連のスモレンスクにほど近いカティン(Katyń)の森で、約15000人ものポーランド人の戦争捕虜・インテリ・軍幹部などが、ソ連のNKVD(ソ連の内務省、秘密警察)によって、銃殺され埋められた事件です。 ...長い間、それはナチスによるものだとされてきましたが…。
「カティンの森事件」に関してはgoogleで検索すると、ウィキペディアの解説があります。(何故か、リンクが出来ません)
非常に感動的な映画で、特にラストの数分間は恐ろしかった。
終了後、しばらくの間、席を立つ人はおらず、場内は静まりかえっていた。
プレスクラブの試写会は、観客の平均年齢が高いこと、座席のクッションがよくないことがいつも気になるのだが、今回はあっという間の2時間だった。
ワイダ監督の手法は淡々と事実報道を積み上げるようなタッチだった。
彼自身の父親がこのカティン事件の犠牲者だったというが、過剰な感情や情感を一切排除した抑制された画面展開が見事である。
ヨーロッパの灰色の気候、建物や街並みなどの背景が、ふしぎな説得力で迫ってくる。
それゆえに歴史の流れに翻弄される人々の悲しみや無力さがひしひしと伝わってきた。戦争では弱い人、強い人はいても、いい人も悪い人もいない。
戦争とは国家による犯罪なのだと実感する。
女性たちがすばらしかった。映画はカチンで虐殺された将校の捕虜日記が、1940年で途絶えておりまさにこの時期にはナチスドイツはこの地域を占領して居なかったことでソ連の犯罪の立証になった。その将校の妻、母親などきぜんとした抵抗や忍耐が描かれ、美しい。

この映画は、なかなか日本での公開が実現しませんでしたが、ようやく、12月5日から岩波ホールでロードショーだそうです。

「あゝ、マヂエル様、どうか憎むことのできない敵をころさないでいゝやうに
早くこの世界がなりますやうに」
                                         童話「烏の北斗七星」



# by nenemu8921 | 2009-11-14 21:22 | 番外 | Trackback | Comments(6)
野ばら → 野茨
(略)
そしてそれらの中で一番立派なのは小さな野ばらの木でした。
野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった霰石(アラゴナイト)で磨き上げられ、
その実はまっかなルビーでした。
(略)
                              童話「十力の金剛石」


ノイバラ(バラ科バラ属)野i茨
山野にふつうに生える落葉低木。枝には棘が多い。5~6月、円錐形の花序に直径2~3cmの白色の5弁花を多数開く。芳香が強い。果実は直径6~9mmの卵形で赤く熟す。

「十力の金剛石」 は、登場する植物に、宝石のイメージを重ねている。
金剛石はダイヤモンド。アルゴナイトは霰石、炭酸カルシウムからなる鉱物。
真珠やサンゴもアルゴナイトだという。

近くの江戸川の散策の折に野ばらの実を見つけた。雨上がりの雫が美しい。




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# by nenemu8921 | 2009-11-12 20:27 | 植物 | Trackback | Comments(8)
きいちご
きいちごは雲につめたく熟れたればかそけきなみだ誰かなからん
                                 歌稿A 569

フユイチゴ(バラ科キイチゴ属)冬苺
常緑小低木。匍匐して地表を這い高さはせいぜい30cm。
花期は9月~10月。、葉腋から花茎を出し、穂状に数花をつける。 果実は11月から1月のころに熟す。いわゆる木苺の形で、食用となる。森林の下生えに出る。林縁の道路ぞいなどに出現することも多い。

作品は大正6年7月に分類されているもの。おそら苗代苺などかと思われる。

冬に向かって実をつける苺があるのに愕いた。食べてみれば、素朴な甘みがあって美味しい。




# by nenemu8921 | 2009-11-10 21:36 | 植物 | Trackback | Comments(4)
下ノ畑  11月の今①
下ノ畑へ行けば、モズの声が響き、ジョウビタキの姿も一昨日、初めて見かけました。
毎年、ここを縄張りとするジョウビタキは♀です。
でも、なかなか写真を撮らしてくれません。
いただいた白バラが、ひらきはじめました。
「感謝」という品種です。大輪でフルーティなよい香りがします。
クリックすると画像は大きくなります。


# by nenemu8921 | 2009-11-08 06:57 | 植物 | Trackback | Comments(6)
ちいさな白い蛾
(略)
もう明けがたにとおくない
崖の木や草も明らかに見え、
車室の軋りもいつかかすれ
一ぴきのちいさなちいさな白い蛾が
天井のあかしのあたりを這ってゐる
(略)
             詩「噴火湾(ノクターン)」

ヒメシャク?
公園で出会ったちいさなちいさな白い蛾。名前は分からない。
ヒメシャクの仲間かと思うのですが。
ご存知の方いらしたら、ご教示下さい。

「噴火湾(ノクターン)」は挽歌の旅の帰途、函館へ向かう夜汽車のなかでのスケッチ。

この蛾だと限定できるわけではありませんが、思わずイメージしました。



# by nenemu8921 | 2009-11-05 23:51 | 昆虫・クモなど | Trackback | Comments(6)
ぎんがぎがの~
すすぎ、ぎんがぎが
まぶしまんぶし

             童話「鹿踊りのはじまり」
画像はクリックするとみな大きくなります。

今日の夕焼けは見事だったので、鹿たちの歌を思い出してしまった。
都会の日常の中で、不意に賢治の世界が立ち上がってくる瞬間があります。
ススキではなく、葦です。

野原ではなく、近くの江戸川です。


# by nenemu8921 | 2009-11-04 20:08 | 気象 | Trackback | Comments(10)
房総の海で出会った植物
灯台周辺を散策して思いがけず、たくさんの植物に出会いました。
賢治作品にも登場するアキグミですが、岩に着床して見事でした。

美味しそうですが、一粒口に含んでみると、ナツグミとちがってしぶーい。

イソギクも今が盛りです。

海岸のものは風に鍛えられ、這いつくばるように咲きます。

こちらはハマナデシコでしょうか。もうおしまいです。

マルバシャリンバイも実をつけました。

こちらはトベラの実です。
# by nenemu8921 | 2009-11-02 18:23 | 植物 | Trackback | Comments(8)
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