苦扁桃→アーモンド

(略)
苹果(りんご)の樹がむやみにふえた
おまけにのびた
おれなどは石炭紀の鱗木(りんぼく)のしたの
ただいつぴきの蟻でしかない
犬も紳士もよくはしつたもんだ
東のそらが苹果林(りんごばやし)のあしなみに
いつぱい琥珀をはつてゐる
そこからかすかな苦扁桃の匂がくる
すつかり荒(す)さんだひるまになつた
                         詩「真空溶媒」

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アーモンド(バラ科サクラ属)落葉高木。早春花が咲き、果実は加工される。苦扁桃と甘扁桃とある。
画像は今年3月25日の撮影。私の「下ノ畑」の隣人、G.V.さんのガーデンに咲いたもの。
なぜか、一輪しか咲かなかった。いい写真でなくて冷汗です。






果実といっても、食するのは果実の種の仁の部分です。
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こちらが仁をローストしたおなじみのアーモンドナッツです。
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そして苦扁桃の匂いとは?
これも諸説あるようですが、どうも決め手がありません。興味のある方はこちらをどうぞ。
この詩句のあと、状況は殺伐としていくトーンを考慮すれば、やはり不吉な不穏な先導役でしょうか。
Commented by sdknz610 at 2009-05-03 21:58
アーモンド・・・筋向かいの家にあって今年も満開の時はとてもキレイでした。
??たった一輪でしたか・・・貴重ですね~♪
これから実が大きくなって、落っこちたのを車が轢くと道が汚れた感じになるんです・・・。
Commented by nenemu8921 at 2009-05-03 22:13
samさん。
本当?実も沢山成るのですね。
匂いはどんな感じですか?
by nenemu8921 | 2009-05-03 17:31 | 植物 | Comments(2)

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