あけびのつる

(略)
あゝまた風のなかに来て
かなしくきみの名をよべば
あけびのつるのかゞやきて
鳥は汽笛を吹きて過ぐ
              文語詩〔猥れて嘲笑めるはた寒き〕下書稿一

1.
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2.
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3、
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ミツバアケビ(アケビ科アケビ属)三葉木通
山野に生えるつる性の落葉木本。葉は3出複葉。
1は樹木に絡まったアケビの蔓。
2は雄花と雌花。シマシマキャンディみたいな小さく沢山あるのが雄花である。
3は雌花のアップ。これがアケビの実となる。
以前、アケビを紹介した。よかったらこちらをどうぞ。ミツバアケビは北に多い。

「春と修羅」の《あけびのつるはくもにからまり》という詩句でよく知られているように、
宮沢賢治がイメージするのはいつもアケビの蔓である。
山野で実際に蔓をこのように見ると、なかなかすごいなと思う。
だが、アケビの花は小さいが風情がある。
この文語詩は改稿されるとアケビの蔓は削除され、定稿では恋の歌が内容も全く異なるものになってしまう。







追記
山でアケビに出会った折、宿ではアケビの新芽のおひたしを戴いた。
さっとゆでて、うずらの卵が落としてあった。
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おふくろ館という宿です。料理はすべて山菜づくしで、部屋の名前も野草のネーミングです。
Commented by キッコ at 2009-05-21 08:01 x
ほう、ミチバアケビですか。シックな花ですね。
こんな文語詩があるのは知らなかった。
アケビの蔓はこうしてみるとかなり手ごわそうですね。
賢治にとっても…ですか。
Commented by fan_tail at 2009-05-21 16:46
三葉アケビ、とってもかわいい花ですね。
まだ数回しか見たことないのですが、しっかり覚えました。
でも、まだ実は見たことがないのです。
普通のアケビとかなり違うのですか?
Commented by nenemu8921 at 2009-05-21 23:50
キッコさん。
アケビの蔓は藤蔓と同じように太くなり、樹木に絡まって雲にまで届きそうです。
賢治の心象風景と言われると、たじたじします。
Commented by nenemu8921 at 2009-05-21 23:53
fan_tailさん。
とても地味なので、見逃してしまいそうです。
アケビの実はあまり変わらないと思います。
里の人はミツバアケビもアケビも区別していないようです。
Commented by ケイタロー at 2009-05-22 08:46 x
アケビの実はうまいですよ。なつかしい。
だが、花はこんなかわいい?花とは知らなかった!!
Commented by オキザリス at 2009-05-22 09:14 x
きれいな色ですね。
山の中で無口に咲いているという感じですね。(#^.^#)
蔓が木に絡まって高くなるのでなかなか花はじっくり見られません。
トップのロゴもアケビの花でしょう。優しい感じですね。
nenemuさんもアケビの花はお気に入りかしら?
Commented by matsu_chan3 at 2009-05-22 20:04 x
ミツバアケビは地味な色合いだが綺麗ですね。
初めてみました・・・(^_-)-☆
Commented by nenemu8921 at 2009-05-22 20:40
ケイタローさん。
実は美味しいでしょう。
でもね、アケビの新芽のおひたしを宿でいただきましたよ。(^^♪
追記でUPしますね。


Commented by nenemu8921 at 2009-05-22 20:42
オキザリスさん。はい、アケビの花も好きです。
ミツバアケビもただのアケビもいいですね。(^^♪
樹木の花って、なぜこんなにひきつけるのかしらね!

Commented by nenemu8921 at 2009-05-22 20:45
matsu_chanさん。
matsu_chanさんが出没するところには沢山ありそうですが…。
matsu_chanさんが撮ったら、きっとすばらしい画像になると思います。(^^♪
by nenemu8921 | 2009-05-20 19:04 | 植物 | Comments(10)

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