萱草(カンゾウ)

汗ゆゑに
青く縞たつ光ぞと
あきらめくれば萱草咲けり。
               歌稿B566


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菅草→ヤブカンゾウ(ユリ科ワスレグサ属)
下ノ畑の土手に移植したら、環境があったのか、今年は次々花をつけた。毎日新しい花が咲きます。

作品は大正6年7月、花巻町有志発企による「東海岸視察団」に参加して、東海岸の産業を視察し、宮古、浄土ヶ浜などを訪れた折の歌。帰途は(単独で?)遠野を廻ったらしい。40キロ余の山谷をつかれはてながら歩き、遠野へ出たと推測されている。
歌稿Aでは、「つかれ故青く縞たつ光ぞとあきらめ行けば萱草さけり」とあった。
賢治、盛岡高等農林3年生のときである。
萱草はわすれ草という典雅な名もある。
汗で、疲労で、目がちかちかするほどに歩きつかれた賢治に、わすれ草は慰めになっただろうか。

彼の作詩した「牧歌」に登場するわすれ草も、ワスレナグサではなくて、この花である。
以前にもご紹介した。 よかったらこちらをどうぞ。


下ノ畑にはカンゾウの仲間のヘメロカリスという園芸種もあって、それらも今盛んです。



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サラダにはこの花がいちばん美味しいとはハーブ学の講師グリーン・ヴォイスさんの弁です。
私は、どうもこの花、キツネの顔を連想してしまうのですが…。

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ミッドナイトマジックという品種です。クロユリっぽいのが気に入ったのですが、株わけしたら、花の発色が変ってきました。

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イエローストーン公園という品種です。名前に惹かれて導入しましたが、小ぶりの花を次々に咲かせます。

ヘメロカリス(ディリリー)
ヤブカンゾウやキスゲの仲間を欧米で品種改良した園芸種。非常に沢山の種類がある。
Commented by sdknz610 at 2009-06-27 19:05
ヘメロカリス・・・気になります♪ ヤブカンゾウ・・・散歩道に小群落があって
お写真と同様元気です。八重は・・・苦手なんですけど・・・♪
因みにトビシマカンゾウもヘメロカリスです。
エグザルタータというのが後に続いてる学名ですが・・・。
土手にトビシマカンゾウの種蒔いたら怒られちゃうかな~・・・♪
Commented by nenemu8921 at 2009-06-27 22:24
samさん。
花は押しなべて一重のものが写真写りはいいですね(^^♪
トビシマカンゾウは群落が見事ですね。でも1輪でも美しい。
ヘメロカリスというと、園芸種のイメージがありますが、正確にはユリ科のワスレグサ属の総称ですよね。(汗)
トビシマカンゾウは種ですか? 球根ではないのですか?
土手も華やぐと思いますよ(*^_^*)
道行く人が喜んで下さるのよ。(^^♪

Commented by ケイタロー at 2009-06-27 23:07 x
こんばんわ。カンゾウの若芽はうまいですね。
花も食べるとは知らなかったです。

青く縞たつ光とは目がちかちかしてのことですか?
Commented by brue-nile at 2009-06-28 01:25
こんばんは~♪

ヤブカンゾウは山菜として有名ですが
花酒にもなり、利尿や解熱に効きますよ。

ユリの花…として売られている干した物は、
中国産のヤブカンゾウが原料です。

子供の頃は都心にもあったのですが、
野生種は郊外に行かないと見つからないですよ。

園芸種なら近所の公園でも見かけますが…、
やっぱり野性味に乏しくって…(汗)
Commented by nenemu8921 at 2009-06-29 02:19
ケイタローさん。
グルメですね(^^♪
おひたしですか? てんぷらですか?
花はサラダにすると、シャリシャリ感が楽しいです(*^_^*)
Commented by nenemu8921 at 2009-06-29 02:26
ナイルさん。花酒ってどんなのかしら?
飲んだら、この世のすべてを忘れてしまう忘れ酒なんて(^^♪
そうでしたか。乾燥ユリを戴いた事があります。
確かに、中国産!でした。
でもイメージがちょとゼンマイみたいでした。(~_~)
中国のヤブカンゾウなのね。
by nenemu8921 | 2009-06-27 10:18 | 植物 | Comments(6)

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