ガドルフの百合→山百合

美しい百合の憤りは頂点に達し、灼熱の花弁は雪よりも厳めしく、
ガドルフはその凛と張る音さへ聴いたと思ひました。
(略)
                            童話「ガドルフの百合」
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ヤマユリ(ユリ科ユリ属)山百合
日本特産種。数あるユリの中でもっとも親しまれているが、分布は本州近畿以東。
東北地方には、ヤマユリ、オニユリ、クルマユリ、ウバユリなどが自生しているが、賢治作品に度々登場する白百合はこの山百合であろう。

「ガドルフの百合」は、初期作品の一つでやや観念的でイメージしにくい作品だが、一説に言われるように百合の花が賢治にとって、恋や恋人の象徴であれば、嵐の中で咲く花には若き日の秘めた願いが感じられる。
Commented by matsu_chan3 at 2009-07-20 05:24 x
ヤマユリというのはこちらでは見れないね・・・きっと!
こちらではオニユリが海岸線に近いところで群生しています。
間もなく開花する時期なので撮って来ます!
先日は山奥に咲く「クルマユリ」をupしました。
Commented by fan_tail at 2009-07-20 06:57 x
ヤマユリ最盛期になりましたね。
山沿いを走っているとよく見かけるようになりました。
強い香りが苦手なので近くには寄れませんが、
遠くで見るのは大歓迎です!
Commented by sdknz610 at 2009-07-20 08:40
18日にゴルフ場でかなりの数、見ました。嗅ぎました♪ 強烈な香りのせいか、スコアは・・・♪
雄蘂の花粉が着いたらあの色絶対取れなくなっちゃうので気を付けましたよ。
日本固有種でしたか! 園芸品種なんぞを作り出して欲しくないな・・・。
Commented by nenemu8921 at 2009-07-20 08:58
matsu_chanさん。おはようございます。
やっぱり北海道にはヤマユリ少ないのでしょうか。
クルマユリ拝見しましたよ。
三枚ともすばらしい画像でした。特に三枚目が好きです。
Commented by nenemu8921 at 2009-07-20 09:00
fan_tailさん。
オニユリ撮りに出かけられずにいます(泣)
ヤマユリは子どものときの夏休みの花というイメージで、その香りもともに好きです。
Commented by nenemu8921 at 2009-07-20 09:05
samさん。ゴルフでしたか。
スコアが伸びないのはヤマユリの香に惑わされたせい?
出かけに着替えた新調の服に花粉がついて、時間には遅れ、服は駄目になり、切ない思い出があります。
でも、この香、好きなんです。(#^.^#)
Commented by saidenryu at 2009-07-20 10:04
美への憧憬でしょうか、百合を見てこういう文をつづれる
賢治の感性の元は・・・
私などは、あ!きれいな百合だ、で終わってしまいそう。
でも片思いの時に見たらその人を歌うかも知れません・・
Commented by nenemu8921 at 2009-07-20 13:28
saidenryuさん。
賢治の面白いところは恋する対象を、描写したり、歌ったりはしないのですね。
恋する自身の内面を描写するといいますが…。
恋に限らず、怒りの感情なども…です。( ・◇・)?(・◇・ )
でもこの「ガドルフの百合」は、切実な緊張感が全編に漲っていますよね。
Commented by オキザリス at 2009-07-21 07:13 x
やっぱりヤマユリですね。百合といえば。

最近ではカサブランカなど、白百合のイメージは広がりますが。

東北では百合といえば、まず、ヤマユリでしょう。

トップの画像、りんとして美しいです。
Commented by nenemu8921 at 2009-07-21 16:50
オキザリスさん。失礼しました。
こちらのコメントに気付きませんでした。
そうですよね。
近畿地方の人と話をしていたら、
「賢治の百合はササユリでしょう。
ヤマユリは毒々しいですね。」といわれた事があります。
うーん。文学は如何様にも読むのは読者の特権でありますが…。
ヤマユリは毒々しいと言われたことがショックでした。
時代が変われば、イメージは変わるものかもしれません。
カサブランカこそ、白百合だ?とか言い出す人がいたりして…。(泣)
賢治読者よ。永遠なれ。






Commented by 足立・ミチ at 2009-07-22 20:10 x
ヤマユリの香りはいいですね。私も好きです。ただ、童話「四又の百合」の白百合は、暖かい地方に咲いていたテッポウユリのような気がします。
賢治はテッポウユリを知っていたのではないでしょうか・・・。
Commented by nenemu8921 at 2009-07-24 00:01
足立・ミチさん。
「四又の百合」は、まっ白な貝殻細工のような百合とかいう表現がありましたね。
知識としては博識だった賢治ですが、物語の素材としてはなんらの実感というか、感動というか、きっかけというものがあったと思います。
ヒームキャの河、ハームキャの城、十銭、五銭というお金の単位、二億年ばかり前の話など…。ヽ(^。^)ノアリャアリャ
かなり自由に創作している物語ですから、あまり厳密なモデルを限定しない方がいいかなという気もします。
by nenemu8921 | 2009-07-19 07:19 | 植物 | Comments(12)

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