春
2010年 03月 22日
青々ひかる山の稜
雪菜の薹を手にくだき
ひばりと川を聴きながら
うつつにひととものがたる
詩「村娘」
ヒバリの声が響き、雪解けの水が流れる川音。
雪菜はアブラナ科の野菜。雪国地方で、雪の中で栽培する菜類の一般的な名称でもある。
薹(とう)は、菜や蕗などの花茎。薹がたった野菜は硬くなって食せない。
遅い東北の里の春が目にうかぶが、タイトルがなぜ「村娘」なのか、不明。
「春と修羅 第三集」の冒頭の詩である。
画像は詩人がたたずむ川辺ではないが、ヒバリのさえずりを聴きながら撮影したので。
上空のさえずる方向に目をやっても、中々ヒバリの姿は見えません。
地上で鳴いているのかも知れません。
暖かく感じ
・・・ひねもすのたり のたりかな・・・
の水辺です。
そらのヒバリは溶けてしまったのでは…!!
冗談ですよ(^^♪
賢治の詩にそういうフレイズがあるので…(^^♪
見沼田んぼは本当いいところみたいですね。
機会があれば行ってみたいです。
まあ、そんな風に受け止めてくださると、励みになります。
カメラには、こだわらない方です。キャノンの40Dで、望遠レンズとマクロレンズを愛用しています。
車にもこだわらず(日産のティーダですから)ですから。(^^♪
なるほど。「村娘」の一人称ですか。面白いですね。
では、村娘は誰かと物語っているわけですね。(^^♪
人称の変換は、文語詩の推敲過程で、著しく見られる手法ですが、この場合も考えられますね。
校異を見ると、この作品は下書稿があまりないので、かえって、さまざまに解釈が可能ですね。
どうぞ、今後とも卓見をおよせください。
のどかな風の中で、どんな会話だったのでしょう。
昨日の事、今日の事、そして明日の事。人生会話かな。
季節の話でしょうか。
苦しさの中に光を探しているようにも思えるのです。
ちょうど、私の境遇でもありますが・・・。
雨降りの一日、
今夜は久し振りに早く帰宅しました。
この後夜の会議もないので、
のんびりできます…!(^^)!
素敵な風景ですね…
穏やかな、
せせらぎの音に誘われて、
水もをキラキラと揺らめかす、
光の踊り子たち…
こんな景色を、
ず~と昔眺めていた様な、
そんな幸せの記憶が、
甦って来ました。
素敵なお写真を
どうもありがとうございました。
ところで、
先日ユキワリソウにも
コメントさせて頂きました。
お忙しいnileさんも早くお部屋に帰れてよかった(^^♪
ゆっくりしたお気持ちで、こちらに立ち寄ってくださって嬉しいです。
光の踊子たち! いい言葉ですね。
画像の情景は穏やかですが、作者賢治の心象は、かなり複雑だったと思います。
農学校を退職して、農村に入って、新たな決意を秘めていた時期でしょうから。
ユキワリソウのコメント気づかずにいました。ごめんなさい。
さっそく拝見しました。気にかけてくださってありがとう。
今後ともよろしく。