アカシヤ

(略)
水いろのそら白い雲
すっかりアカシヤづくりになった
  ……こんどは蝉の瓦斯発動機(ガスエンヂン)が林をめぐり
     日は青いモザイクになって揺めく……
(略)
                              詩〔落葉松の方陣は〕

c0104227_7394586.jpg

c0104227_7401513.jpg
アカシアの花が目立つ季節である。賢治はこの花がお気に入りだったようで、作品にしばしば登場する。
ここでは、アカシヤの花を歌っているのではなく、白い雲の形容である。
以前にアカシヤの花をランプにたとえた作品も紹介した。 よかったらこちらをどうぞ。
賢治にとっては白い藤より身近な樹木だったのだろう。
蝉の鳴き声をガスエンジンと器械音に喩えているのも賢治風ですね。





今年のアカシヤは千葉市の青葉の森で撮影したものですが、
近くに「ナンジャモンジャ」と呼ばれるヒトツバタゴがあったので紹介します。
c0104227_8431135.jpg
c0104227_8435665.jpg
ヒチツバタゴ(モクセイ科ヒトツバタゴ属) 同じモクセイ科のトネリコ(別名「タゴ」)に似ていて、トネリコが複葉を持つのに対し、これは托葉を持たない単葉であることから「一つ葉タゴ」の和名があるそうです。ナンジャモンジャというネーミングは何か楽しいですね。
植栽された樹木は、その時代のはやり、すたりがあるようで、このナンジャモンジャは少し前の流行でしょうか。
Commented by odamaki719 at 2010-05-18 09:10
おはようございます✿
綺麗にアカシアを撮られていますね。
アカシアは近くにもあるのですが最近は風が強くて
撮影に適していなくて昨日行ってみるともう傷んでいて
ガッカリして帰宅しました。
ナンジャモンジャは今年はブロ友さんのところで沢山
見ましたが綺麗に撮れています。真っ白が綺麗です。
Commented by nenemu8921 at 2010-05-18 10:21
odamakiさん。
本当に風がある日はつらいですね。
野生の樹木の花は風雨で、どこか傷んでいますね。
ナンジャモンジャもみなどこかシミがあったのですが、
ようやく遅ればせの美人を探しました(*^_^*)
Commented by saitamanikki2008 at 2010-05-18 10:46
こんにちは~。
暖かい日となり、アカシアの白い花が涼しく感じられます。
自宅近くでは、アカシアの木 見られません。
郷里の烏川の河川敷に多く生えており、白い花が綺麗に咲き揃っていたのが思い出されます。
思い出の風景をピックアップできて有り難うございました !!
Commented by ILmoon at 2010-05-18 12:39 x
よかったらこちらをどうぞ。← でOK納得。
「ハリエンジュ」だよ・・・ってね。
40年前に神奈川県で見て覚えたマメ科の樹木です。
思い出深い樹なんですよ。
「鬼げし風のきもの着て」は、透明服なのかな?って
私は想像してしまいましたが・・・
なんとイメージの豊かな賢治さんだったのですね。
Commented by moraisan at 2010-05-18 23:32
もうアカシアの花が咲いているのですね。
堰を切ったようにあふれ出した木々の花に川べりを探ってみましたが、アカシヤの花はもう少し先のようです。

学生時代木々を学び始めた頃、片っ端から「ナンジャモンジャ」の木であったのを思い出します^^;
あれから三十数年を経たはずなのに、いまだにナンジャモンジャは次々出現し続け頭を悩ませます。
Commented by nenemu8921 at 2010-05-18 23:50
saitamanikkiさん。
烏川って、利根川の支流で高崎を流れている川でしょう。
電車だと通りますよね。
最近は車ばかりで、見かけなくなりましたが。
そうですか。やはり、河川敷に多いのですね(^^♪
親近感を感じます。
Commented by nenemu8921 at 2010-05-18 23:57
ILmoonさん。ハリエンジュですよ。
毎年同じことを繰り返し書くのも……。
省略してしまいました。
どんな思い出だったのか、気になります(^^♪
どうして透明服なの? 教えてほしいなあ。
イメージも言葉も知識も豊かだったのでしょうね。
つまり、イメージだけでなく、言葉や知識の連想も働いていたのでしょうね。(*^_^*)

Commented by nenemu8921 at 2010-05-19 00:07
moraisanさん。
本当に今年はおかしな春です。
ブドリの伝記の冒頭を思い出してしまいます。
お住まいはかなり標高の高い地域でしょうか。
ナンジャモンジャはその頃植栽されたのでしょうか?
最近はハンカチの木とか、スモークツリーとか、外来種が人気のようですね。
生態系はあまり考えずに植栽されるようですね。
帰化植物に在来種は負けないかしら…と気になることもあります。
Commented by ILmoon at 2010-05-20 11:57 x
「ハリエンジュ」は思い出深い樹。
樹木学の野外観察で最初に教わったマメ科の樹
ネムノキ、ハナズオウ、ジャケツイバラ、ハギ、フジ、サンゴシトウ・・・知っているマメ科の樹はあるけれど
見上げると空を突き刺すほど高く、
白花が空紺青に浮かんでいた様が記憶に焼きついて、
それに、枝を引き寄せたら、チクリ! 
トゲが刺さってしまった痛さも重なっているのです。

鬼芥子の花弁 ヒラヒラ そら紺青に映え
太陽の眩しき輝きを背にしたときに
その花弁が透き通って宙に吸い込まれてしまった
透明服は隠れ花・・・。とりとめのない光の幻想
by nenemu8921 | 2010-05-18 07:41 | 植物 | Comments(9)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921