毒うつぎ
2010年 07月 08日
融けのこりたる霧かげに
くらく熟れたる
毒うつぎあり。
歌稿B 571
川岸や山地の礫地などに生え、高さ2mぐらいになる落葉低木。葉は卵状楕円形で対生する。枝の節から長い雌花花序と短い雄花花序を出す。果実はえんどう豆ほどの大きさの球形で、はじめ赤く、後に黒紫色に熟し、甘みがある。ただし、誤って口にすると死亡するほどの毒を含む。別名イチベエゴロシ。
短歌は1917年7月、「東海岸視察団」に参加の折のもの。
大槌港、山田町から宮古、浄土が浜などを回ったもよう。
晴れてきた霧の中から黒く熟した毒うつぎの樹が目についたというのである。
画像はさる6月半ば、小石川植物園で取材したもの。明るい表情の毒の実ですね。
実がなるのは秋とはかぎりませんね。初夏もまた実りの季節。
この日、珍しい赤い実を見つけた。
長いひげが気になるけれど、口に含んでみたら甘かったです。
この花は以前、賢治の詩とともに紹介した。 こちらをどうぞ。
私は、植物の実をよく口にするので、ドクウツギは食べないように気を付けなければと思っています。
nenemuさんが↓で掲載したヤマモモを
先日 秋谷海岸に行った時、道端でヤマモモを剪定していたので、枝を頂き初めて食べてみました。
甘酸っぱい味でした。
剪定していた老婆から変なオジサンと笑われました。
大丈夫です。
知らない植物はお隣の人にまず味見してもらってから…、なんてね。
キノコも食するのは命がけのことがあります。(^▽^)/
ヤマモモは黒く完熟しものが甘いですよ。でも、鳥に先を超されちゃうのですよね。
花の時にはみているので、今度は、実を確かめに行くことにします^^
ドクウツギとはなんだか怖くてかわいそうな名ですね。
先日、三芳?のサービスエリアに沢山のつばめの巣がありました。ヒナ達が大きな口を開けていて可愛らしかったです。
ドクウツギは実が甘いとどの図鑑にも描いてありますが、
猛毒だというのに、いったい、味見した人がいるのでしょうか??
三好のサービスエリアですか?
行ってみたいな。やはり車の騒音なんか、気にしないで、育つのですね。
コウゾは花も実もいいなと、わたくしも思います。
行き会ったのはわたくしも初めてです。
試食は本当に気をつけなくては…。
キノコは用心しますが、木の実は油断しがちですものね。 (^_-)-☆