最北の島へ ④礼文島
2010年 07月 21日
3日めの午後、ようやく晴れてくれました。
深田久弥の「日本百名山」の冒頭で登場する山ですね。
海岸線は急峻で、三陸海岸より迫力がありました。
こちらの巨岩は何に見えますか? そうです。桃です。
桃岩というそうです。すごい巨石、奇岩でした。
こちらは利尻島の海岸で見かけた寝熊岩だそうです。
なるほど…、熊が寝そべっている後ろ姿に、見えなくもないですね
岩の上にはかもめのファミリーが…。オオセグロカモメですね。
利尻昆布は有名ですが、礼文島でも海岸近くで、昆布を干している光景をよく見かけました。
朝採集して、干した昆布は午後2時ごろには完成だそうです。
昆布を採集する場面に出会えたら、ネネムの昆布取りの謎も何かわかったかもしれないと思いました。
(略)
白い片岩類の小砂利に倒れ
波できれいにみがかれた
ひときれの貝殻を口に含み
わたくしはしばらくねむらうとおもふ
なぜならさつきあの熟した黒い実のついた
まっ青なこけももの上等の敷物(カーペット)と、
おほきな赤いはまばらの花と
不思議な釣鐘草(ブリューベル)とのなかで
サガレンの朝の妖精にやった
透明なわたくしのエネルギーを
いまこれらの波のおとや
しめったにほひのいい風や
雲のひかりから恢復しなければならないから
(略)
詩「オホーツク挽歌」
不思議な釣鐘草(ブリューベル)は、ハマベンケイソウであろうというのが定説である。熱した砂利には昆布が干されていて、その周辺には、この花の群落が多かった。
礼文島は以前訪れたサガレンの海辺の村とよく似ていると感じた。
>釣鐘草(ブリューベル)=ハマベンケイソウ・・・
が昆布の間に咲いているとは、本当にうっとり
するような光景ですね。賢治はこんな北の果て
まで足を伸ばしているのですね。
1枚目の利尻山の蒼と海と空の蒼が素敵ですね。
2枚目も好きです。利尻昆布は一日で出来あがるのですね。
もっと時間がかかるのかと思っていました。
ハマベンケイソウがこれも蒼で綺麗ですね。
こんばんは
素敵な所に行ってらしたのね、
南に行っても青の世界がありますが、北はまた違う青のようですね
今年のイーハトーブは暑いです
賢治が水の番をした所を車で通りながら、虫に刺されて大変だったろうなぁーと思って碑を見ております
ハマベンケイソウは、小さな小さな花で、《不思議なブリューベル》かなあ…と思っていました。
でも、たいてい浜辺では、大群落になっているところが多く、存在感があるので、なるほど…と思いました。
おはようございます。
蒼、青、藍、あお、アオ、の世界でした。
浜辺の石は焼かれているので乾燥が速いそうです。
天候が悪い日は機械を使うようですが、天然のほうがいい昆布になるそうですよ。
「樋番」の碑でしょう。あのあたりは立派な道路ができていますね。
いまは蛍は飛ばないでしょうね。詩には蛍が登場しますが…。
虫はわたくしも苦手です( ´△`;)
暑い日が続く最中、北の最果て礼文島の写真風景は、青色が涼しそうな色彩となってますね。
猫岩・桃岩・寝熊岩などあったのですね。すっかり忘れていました。寝熊岩は、目・耳・口など熊の頭部ソックリです。
私が訪れた時は曇り日で利尻山は見えませんでした。
結構 厳しそうな山の稜線ですね
ここはカラッと晴れることは少ない様子ですね。
利尻山は急な山で、登山はたいへんだそうです。
体力に自信がないと、わたくしなどはとても無理ですね。
桃岩もトレッキング8時間だそうです。
利尻礼文は念願の旅でした。
北の島々は寒いくらいでしたが、帰宅してから、梅雨明けとなり、猛暑の日々です。
どうか、体調をお気遣いください。大切になさってください。