栗の花

いかにかく
みみづの死ねる日なりけん
木かげに栗の花しづ降るを。
                  歌稿191

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ニホンクリ(ブナ科クリ属)Castanea crenata 栗

大正3年初夏の歌。賢治は盛岡中学を卒業したものの、4月に肥厚性鼻炎の手術を受け、
恋に破れ、家業には身が入らず、失意の季節を送っていた時期の歌。
下ばかり見て歩いていたのだろうか。
栗の花が落ちる季節は梅雨の季節でもある。栗花落と書いて「つゆ」と読むとか。
画像は今年六月に、佐倉のくらしの植物園で撮影したもの。落花した栗の花は撮影が難しい。





下ばかり見ていたら、ユキノシタの群落に出会った。
賢治作品には登場しないが、なつかしい花だ。
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こうして見ると、コミカルな表情をしていますね。
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ユキノシタ(ユキノシタ科ユキノシタ属)Saxifraga stolonifera 雪の下
雪のように白い舌を出して見せるからかと思ったら、雪が降ってもその下で常緑を保つからだという。
なるほど、それでは二枚舌になってしまいますね。(^_-)-☆
Commented by yamakin716 at 2011-07-06 01:10
ユキノシタは近くから見た事無かったが、人の顔の様にも見えて面白いですね。
花弁の色が違ってますが、真ん中の色が綺麗ですね。
Commented by pcmimiko0207 at 2011-07-06 08:58
毎度のことで、お恥ずかしいですが、ユキノシタの花を初めて、まじまじと見ました。いつも、なにげなく見ているものも、レンズを通すと、まるで違って見えるんですね~~^^
今度、ユキノシタを見つけたら、じっくり見たいです。
プレゼントのラッピングに付けたら、可愛いい形ですね。
Commented by saitamanikki2008 at 2011-07-06 10:43
こんにちは。
クリの花は、独特の臭さを発するので近くのクリの木があるのが
分かります。
大変小さな花 ユキノシタが満開で綺麗ですね
この季節 ミミズの宿変えで 死んだミミズの姿を良く見かけます。
賢治は、失恋中でしたか 梅雨は失意の気持ちを流すのか 
更に失意を増すのか いずれにせよジメジメした蒸し暑い季節です。
Commented by yutorie at 2011-07-07 08:17
田口峠を越えて下仁田に下る村落の民家という民家の石垣に見事に咲いたいたの思い出しました。こんなにいい顔してたんですね。二枚舌ねえ。なるほど。
栗の花にてんとう虫などたくさんくるのですね。
Commented by goiccio at 2011-07-07 09:00 x
『真っ白な花』の印象が強かったユキノシタですが(気付かなかっただけ?)、こんなにカラフルなものもあるのですね。見ていて楽しくなります。
栗の実は大好きですが、花の匂いは少々苦手… 
でも、あのモールのような形は変わっていて面白いと思います。個性万歳!
Commented by 寧夢 at 2011-07-09 07:11 x
私もユキノシタの花をまじまじ見て、? どこかで?
海の中にもこんな格好のものが? クリオネ。
それとも近眼の目で見る霞んだ天女? 等と考えていた。
かわいいけれど何か怖い。

鼻炎であれば、むせるような独特の栗の花の匂いは
余りわからなかっただろうか? 賢治は 等と思ったりもする。
この季節、山の木々の花の香りはきつすぎるくらい。
なのに、私も鼻炎で年々嗅覚が鈍ってきている。
年を取ったり病気になったりする影響はこんな所にも。
Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 06:48
yamakinさん。おはようございます。
2,3日出かけていて、失礼しました。
ユキノシタは子どもの頃は庭の湿った場所に群生していて、
陰気な花だと思いましたが、大人になってこうして見ると、
なかなか陽気な合唱団のように感じました(^_-)-☆

Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 06:59
pcmimikoさん。
ユキノシタ、不思議な造形ですよね(^.^)

pcmimikoさん。出かけていて失礼しました。
いろいろ、たいへんだったのですね。
じじさま、ご冥福をお祈りします。
のちほど、ゆっくりうかがいますが…。



Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 07:06
saitamanikkiさん。おはようございます。
クリの花の匂いは独特ですね。
賢治という人は面白い人で、ミミズの心境に心を馳せる描写が他にもあります。
失意の時、人は自分をミミズのようにとるのたらない存在のように、感じるのかもしれませんね。
実際にはミミズは土を活性化する有用な生物なのでしょうが……。



Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 07:13
yutorieさん。いろいろありがとうございます。
クリの花の香りは人間は苦手な人が多いようですが、虫や蝶などには好まれるようで、いつもさまざまな生物が集っていますね。
そうですね。ユクノシタ、民家の石垣などで、どんな造園家も及ばないような見事な株になって花を咲かせていますね。
都会ではあまり見かけなくなりましたが。
子どもの頃の原風景に繋がります。

出かけていて失礼しました。ご著書拝受。感謝です。
今日は大事な日でしょう。いい一日でありますように。
私も本日、搬出です。

Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 07:25
goiccioさん。おはようございます。
昨日はありがとうございました。帰り大丈夫でしたか? 
お元気そうで良かった。
クリの花、モールのようとは面白い。本当ですね。
クリの実はおいしいですね(^.^)(^.^)



Commented by nenemu8921 at 2011-07-10 07:37
寧夢さん。おはようございます。
ま、ユキノシタごときはまじまじ見ることは少ないですよね。(^_-)-☆
でも、面白い。
賢治の鼻炎は独特だったのか、どうか。
彼はにおいに非常に敏感だったと聞きます。
歩いていて遠くから杏の匂いがすると言い、しばらく行くと、本当に杏の木があったとか…。教え子の証言などがあります。
以前、栗の花の匂いはUPしました。良かったらこちらを見てね。
http://nenemu8921.exblog.jp/9178890

寧夢さん。老化現象なんてことないですよ。
いつも若々しいもの! 
興味がないものは五感が作動しないのかもしれませんよ。
お疲れすぎませんように。


Commented by misty_hill at 2011-07-10 17:58
東北地区では クリは 縄文の時代から 
どの家の敷地内にもありました。
今も かなりの数にのぼるクリの花を見ます。
お分かりの通り クリは貴重な食料だったんです。
ところで
妻は クリの花の存在を認識していませんでした。
「あれは クリだよ!」って話すと
「え~??」って驚いていました。
私は クリは あまり得意ではありませんが
妻は 大好物なのに・・・・
Commented by nenemu8921 at 2011-07-11 13:31
misty_hillさん。こんにちわ。
そうですね。クリは大切な食料でしたね。
賢治童話にもそんなニュアンスで度々登場します。
しかし、おいしいクリの実とクリの花とイメージが直結しないのはうなずける気もします。(^_-)-☆

ところで、
種山ヶ原で、アイリス(カキツバタと思われます)の群落を見たことがありますか?
賢治の詩にそんな情景が登場しますが、なかなかそうした画像を見たり、体験談を聞くことは少ないのですが…。
ご存知でしたら、教えてくださいね。

Commented by misty_hill at 2011-07-12 22:58
アイリスの群落については まったく知り得ていません。
確認するには 地元のお詳しい方にお聞きするしかなさそうです。
Commented by nenemu8921 at 2011-07-13 09:04
misty_hillさん。
そうですか。種山ヶ原のアイリスはなぞでもあります。
かなり乾燥していてアイリスの自生地というイメージではないのですが。
種山も広いから、われわれがよく行くコースではなく、谷間の部落周辺には湿原もあるのかなあと思ったりしています。
心の隅に一寸入れておいてね。いつか、関係した情報があったときに教えてくださいね。
by nenemu8921 | 2011-07-05 18:31 | 植物 | Comments(16)

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