剣舞
2011年 12月 06日
つづきです。(どうぞ、気長にお付き合いください)
この日の午後から、イーハトーブセンターで特別企画の催しがあり、参加させていただきました。
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こんや異装のげん月のした
鶏の黒尾を頭巾にかざり
片刃の太刀をひらめかす
原体村の舞手たちよ
詩「原体剣舞連」
さまよへるたそがれ鳥に似たらずや青仮面(めん)つけて踊る若者
歌稿604
若者の青仮面の下につくといきふかみ行く夜をいでし弦月
歌稿605
うす月にひらめきいでし躍り子の異形を見ればわれなかゆかも
歌稿593
うす月にむらがり躍る剣舞の異形きらめきこころ乱れぬ
歌稿594
うす月のきらめき躍るをどり子の鳥羽もてかざる異形はかなし
歌稿595
剣舞の赤ひたたれはきらめきてうす月しめる地にひるがへる
歌稿596
映画を拝見して、初めて知ったことですが、岩崎剣舞の頭の飾りは鳥の黒尾ではなく、馬の尾の毛を使っているようです。
昔の農村では馬は欠かせない一員でしたが、昨今では馬を飼育する農家も少なく、こうした装束を用意するのも大変な様子です。
岩崎鬼剣舞」の演舞、
「究竟の地-岩崎鬼剣舞の一年」というドキュメンタリー映画の上映、
その映画を制作監督された三宅流監督と映画評論家の岡村民夫さんの対談など、
盛りだくさんな企画でした。
宮沢賢治は、大正6年8月地質調査のため江刺郡を訪れ、伊手村、米里村、原体村、種山ヶ原周辺を歩いたようである。その折出会った「上伊手剣舞」「原体剣舞」に強い印象を受けたらしく、短歌を数首残している。
詩集『春と修羅』にある詩「原体剣舞連」は、それらの体験をもとに創作された作品である。
詩「原体剣舞」は、非常に勇壮なイメージの作品だが、原体村の剣舞は雛子剣舞であることから、
鬼剣舞で、有名な岩崎剣舞を見た体験もあったかもしれないというお話でした。
日本各地に伝わる地域伝統芸能を拝見すると
踊りから勇気、優しさなど伝わってくるから不思議です。
日本人のDNAがそうさせるのでしょうネ。
見る人の心を癒す剣舞の将来に 乾杯~。
この舞いは剣舞というんですか。
とても印象に残る舞ですね。
現代のように情報があふれている時代であれば見たり
調べたりすることは容易でしょうが、宮沢賢治の生きて
いた時代に突然出会えば、非常に強いインパクトが
あったことでしょうね。
これからも末長く伝えていってほしいものです(^^)
nenemuさんのシャッターチャンスに驚きました~
まるで動体予想が出来ているみたいで・・・
地元で何度写してもなかなかシャッターチャンスを掴めないでおります
動きのある写真からはダダスコダッっと笛太鼓の音が聞こえてくるようです
北上には各地域に14団体もあり、芸能まつりには一同に会しますので迫力があって見応えがありますし、幼稚園や小中学校の運動会にも子供たちが踊りを披露してくれるほど地域に根付いいる鬼剣舞です
間近でみたら迫力に押されて、子供なら泣き出してしまうんじゃありませんか?!
恐いお面に馬の尾の毛が勢いをつけ、伝統芸能の迫力を感じます(・・;)
今回の眩しい陽差しの中でもまた一味もふた味も違う迫力があることに驚きました。
衣装の色彩も赤と黒とまっさらな白とが斬新に見え今回はさらに左手の指より飛びだす2本赤い色の紐に目を惹かれました。
獅子踊りといいさんさ踊りといい郷土芸能には民衆の力強い生命力の
息吹を皮膚に感じるような思いがありますね。
この剣舞は、賢治ファンにとっては特別のものです。
「原体剣舞連」という詩は特に印象が強いものですから。
知らなくても、剣舞だけでも、たしかにこころ躍るのですが…(^^♪
現代では、なにごとも情報が先行しますが、旅先で、このような剣舞を体験したら、
心身揺さぶられますね!!
最近では、地域ぐるみで学校などでも継承に力を入れているようですね
ほんとうに動きが激しいので、撮影はたいへんでした。
でも、いいポジションを確保出来たので、どうにか、撮れました(#^.^#)
三宅さんの映画は見ごたえがありますよ。
岩崎剣舞に関わる方たちの生活や北上の郷土も淡々と描かれています。
初めは驚くかもしれませんが、子どもたちも勇壮なリズムに魅力を感じることでしょう。
こどもというものは、大人が考えるより、ずっと巨きなパワーを持っているように思います。(^^♪
こんな機会は度々あるわけではないので、とてもラッキーでした。
賢治祭の折に拝見したこともありますが、人が多くて遠いので…。
今回は目の前で見せていただき、感激でした(#^.^#)
民俗芸能はそれぞれ、起源や伝承の経過はあるのでしょうが、
民衆のパワーを感じさせるところは同じなのでしょうね。
ドキュメンタリーの映画も拝見して、こうした芸能が継承されてゆくご苦労も感じました。
賢治祭も夜ですし、賢治作品でも弦月と言う言葉からも、夜だったろうと思われますが、
撮影するのは日中で助かります。(^_-)-☆
見るのは夜の方が迫力がありますね。
さんさ踊りも盛岡で拝見したことがあります。
あれは日中町中で優雅に踊るお祭りですねえ。
本当に勇壮で、迫力があります(^_-)-☆
昔から、原体村の剣舞は鶏の黒い尾を頭巾に飾り、この岩崎剣舞は馬の尾を使うそうです。
伝承芸能は、踊りだけでなく、面や装束なども昔からの伝統を守り続けているようです。
ダースコダーダーというリズムに乗って躍動するので、一瞬をとらえるのは大変でした。(^_-)-☆
思いがけないプレゼントをいただいた気分で、拝見できてラッキーでした。
地元の方々も楽しそうでした。