はんの雄花

風が吹き風が吹き
残りの雪にも風が吹き
猫の眼をした神学士にも風が吹き
吹き吹き西の風が吹き
はんの木の房踊る踊る
(略)
はんの木の房ゆれるゆれる
(略)
はんの木の花おどるおどる
(略)
はんの雄花はこんどはしばらく振子になる
                   詩〔風が吹き風が吹き〕


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はんの雄花は目立たないが、同じ時期に咲くマンサクは注目をあつめる。
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アカバナマンサク(マンサク科マンサク属)

紅いリボンも、黄色いリボンも。
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シナマンサク(マンサク科マンサク属)
Commented by waka at 2012-02-27 07:59 x
はんのきの咲いたばかりの雄花って
手に取って見ると
ゆらゆら揺れる花かんざしのようですね

高い木ですから、なはなは触れる機会は少ないかもしれませんが
Commented by マングース at 2012-02-27 12:42 x
こんにちは。

ハンノキはいかにも風媒花といった感じで葉の出る前に
風を頼りにして花粉を飛ばしやすそうな咲き方をして
いますね!

マンサクの花はとてもユーモラスな花ですよね^^
虫達はこの花を見てどう思うんでしょうかね~^o^
Commented by nenemu8921 at 2012-02-27 17:40
wakaさん。ようこそ。
ハンノキの雄花は花という感じがしませんよね。枯れ枯れ色で。
でも、よーく見つめれば、柔らかな色調でやっぱり春色。(#^.^#)
地味なかんざしですが(^^♪

水辺で大きくなりますが、垂れ下がっている枝もあります。

wakaさんも末枯れたはなの美しさ、お好きみたいですね(*´∀`*)

Commented by nenemu8921 at 2012-02-27 17:43
マングースさん。
花粉症の方には辛い光景でしょうね。
あなたは大丈夫ですか?(もしも~だったら、ごめんなさい。)

マンサクはユーモラスで、不思議な花ですよね。
虫媒花でしょうか。
こんど、ミツバチさんに聞いてみますね(^_-)-☆
Commented by saidenryu at 2012-02-27 18:58
賢治らしいリズミカルな面白い詩ですね。
(この詩は始めてです)
風に揺れるはんの木を眺めている賢治の姿が
見えるようです。
Commented by あだっちゃん at 2012-02-27 19:40 x
ハンの実はユニークな容をしていますね。
今、やっとマンサクの花が咲きだしましたね。
もう直ぐ3月だというのに寒いですね。
Commented by yutorie at 2012-02-27 21:22
春の足音がどんどん近づきます。
この雄花の付け根にたぶん小さな雌花がつくんでしたよね。
春を思い出しています。
それがまた真紅で可愛い!目立たないけど。
ラストのマンサク、味わいがあります。
Commented by nenemu8921 at 2012-02-28 00:44
saidenryuさん。
「春と修羅 第二集」の中の作品です。
リズムがいいですね。
神学士がなぜ猫の眼なのか、気になるところです。
ハンノキを眺めながらも、神学士の本質を見抜く観察力とその表現力。

Commented by nenemu8921 at 2012-02-28 00:47
あだっちゃん。
ハンノキとヤナギは川辺で一番たくさんある樹木かも…。
球果が目立ちますね
(#^.^#)
ほんとうに今日も寒かったですね。
Commented by nenemu8921 at 2012-02-28 00:52
yutorieさん。
ハンノキの紅い雌花は目立たないですね。
でも、すてき。
白樺の花を撮りたいです。今年こそ。
以前、十日町で出会ったとき、高い枝で、おまけに風が強くて、いい写真にならなかった…。
白樺の花は新緑の季節ですよね(#^.^#)
Commented by tsumiki83 at 2012-02-29 10:52
こんにちは。
賢治童話「鹿踊りのはじまり」の中で・・・ハンノキの下に手ぬぐいを忘れた嘉十の事を思い出しました~
近くのハンノキ林を通る時もフッと思いだしてプッ!って笑いたくなります~
因みにハンノキの雄花はマツボックリアートの手足として利用したり、染色に使ったりと重宝しています~(´▽`*)アハハ
Commented by nenemu8921 at 2012-03-01 14:30
TSUMIKIさん。こんにわ。
「鹿踊りのはじまり」のハンノキはかなり大きな木のイメージがありますね。
黒々した幹が彷彿とするような描写ですよね。(^_-)-☆
雌花の球果のことは賢治もよく書いていますが、染色に使うとは知りませんでした。
どんな色になるのでしょうか?
もっぱら、リース用かなと思っていました。
マヒワも渡ってきたばかりのときは、この実を食べていましたよ。
まつぼっくりと同じで、固い殻の隙間に実があるのでしょうね。
by nenemu8921 | 2012-02-27 00:15 | 植物 | Comments(12)

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