イーハトーブの地質(ジオ)
2012年 03月 07日
宮沢賢治は盛岡高等農林学校で地質学を専門に学びました。
賢治文学には地質学用語が頻出し、
私などもイメージできないことも多いのですが…。
そんな普通の人のために
便利な資料を
3月3日の宮沢賢治研究会の読書会の席で、加藤碩一氏からいただきました。
広げてみれば……。
賢治作品に登場する岩石の写真と解説が並んでいます。
しかもその岩石は、宮沢賢治が学んだ盛岡高等農林学校所蔵の岩石見本と、賢治が自ら採集した標本などで構成されています。
そして、裏面には復刻された地質図です。
上半分が地質調査発行所の(旧) 1/20万「盛岡」(1903)で、下半分が同「釜石」(1915)である。そうです。
この美しいリーフレットは賢治作品を解読する上で、便利そうですね。
加藤氏のお話では、希望者にはどなたにも差し上げますということです。
独立法人 産業技術総合研究所地質調査総合センターのHPはこちらです。 お問い合わせください。
より詳しく地質学を学びたい方にはこちらの本もお勧めです。加藤先生、ありがとうございました。
深大寺でヒスイカズラが咲き始めたという便りを見たので、市川市郊外の鑑賞植物園に立ち寄ってみましたが、
こちらではまだまだでした。
でも、ブーゲンビリアがきれいでした。
ファンって凄いんですね。
市川ではヒスイカズラ咲いていなかったんですか。
神代植物園ではブーゲンビリアは咲いていませんでした。
このリーフレットに写っているような多くの地質学の専門用語が出てくると作品を読むのも一苦労ですね^^;
「宮沢賢治地学用語辞典」という本まであるとは!
宮沢賢治の世界を学ぶにはかなりの努力が必要そうですね^^
詳細なデータがとれるようになりました。
これらのデータを活かせるかどうかですからねぇ。
しょせん、宇宙の仕組みの、一惑星という自然の中でに生かされている
人類ですから逆らえないのであって、回避する手段を模索するだけです。
自然の恵みに感謝が優先でしょうね。
賢治作品を好きになるよりも前、こどもの頃から星や生き物や地学、気象などなど科学全般が大好きなので、いろんな方面で楽しめそうなリーフレット。
ぜひ手元に置いてじっくりと読んでみたいです。
個人的なことですが、明日京都で開催中の“宮沢賢治・詩と絵の宇宙”という展覧会へ行ってきます♪
岩手まではなかなか行けないので、この機会にいろいろと見てきます♪
地質学に限らず、あらゆるジャンルで、詳細化され、
データ化された情報が求められる時代のような気がします。
かえって、全体像をつかみにくい面もありますね。(^_-)-☆