チモシイ
2012年 08月 28日
チモシイの穂がこんなにみじかくなって
かはるがはるかぜにふかれてゐる
(それは青いいろのピアノの鍵で
かはるがはる風に押されてゐる)
詩「オホーツク挽歌」
1、
2、
オオアワガエリ(イネ科アワガエリ属) 大粟返り
牧草。明治初期に牧草として輸入され、現在では広く各地に野生化している。チモシイの呼び名のほうがなじみがある。
作品はサガレンの海、オホーツク海に面した当時の栄浜での景観だが、
山でチモシイに出会うと、いつもこの詩句を思い出す。
ほんとうにいつも風にふかれている。
ピアノの鍵とはすごいイマジネーションだ!!どんな曲を奏でているのかな。
信州の高原にはチモシイのほかにもたくさんの花が咲いていました。
3、↑チモシイの手前の白い群落はこのゴマナです。
4、黄色い群落はアキノキリンソウでしょうか。
5、ウドも好きな花です。
6、でも、ヤナギランが一番目立ちますね。
7、こんな情景があちこちに見られました。
8、賢治が月光いろの散形花と呼んだ花も…。
9、浅間山の麓ですがアサマフウロではなく、ハクサンフウロです。
賢治の詩句は言葉だけですと、イメージがふくらみますが、実際のチモシイを見て、
言葉に匹敵する画像を撮影するのは難しいと思います。
(稀に逆のケースもありますが)
でも、よかった。あだっちゃんがチモシイ気に入ってくださって。
ありがとう。
風に揺れるところが奏でる鍵盤を連想させたのではないでしょうか。
#2をシャッター速度を遅くして、動きを感じさせる撮り方にしたらよかったのかも,。
ヤナギランは生態上日当たりの良い草原や山火事跡地に生育するため、植物の遷移が進むことにより、次第に森林化してしまうのです。ヤナギランは新天地を求め、風とともに種が旅をしていく「草生」のようです。
北や標高の高いところ、湿地に多いですね。千葉には少ないのでは…。
チモシイは蔵王の山麓の高原でも多かったです。
賢治はキット言葉の響きからも気に入っていたと思います。
ハクサンフウロ、有難う。
アサマフウロはもっと標高の低いところに生息するようですね(^_-)-☆