エルサレム・アーティチョーク→ キクイモ

青い空に鮮やかな黄色い元気な花が目立ちます。
c0104227_16491256.jpg
キクイモ(キク科ヒマワリ属)Helianthus tuberosus 菊芋
キクイモは北米原産の多年草。1850年代から1860年代に飼料として導入されたものが各地で野生化している。

宮沢賢治が農学校を退職し、下根子桜の別宅で、農村活動を始めた頃、
         荒地を開墾するのに、キクイモに悩まされた様子がユーモラスに語られている。


c0104227_16493753.jpg

    この荒れ畑の切り返しから
    今日突然に湧き出した
    三十キロでも利かないやうな
    うすい黄いろのこの菊芋
    あしたもきっとこれだけとれ、
    更に三四の日を保する
    このエルサレムアーティチョーク
    イヌリンを含み果糖を含み
    小亜細亜では生でたべ
    ラテン種族は煮てたべる
    古風な果蔬トピナムボー
                詩〔そもそも拙者ほんものの清教徒ならば〕


エルサレム・アーティーチョークは英名で、エルサレムのヒマワリの意。キクイモのことです。
果蔬トピナムボーは、果蔬(かそ)は食用にする果物や野菜のこと、
トピナムボーはキクイモのフランス語の呼び名。
荒れ畑を開墾していて、キクイモの根茎がごろごろ出てきて、参っているのである。
一日で30キロ、明日もこれくらいは出るだろう。まだまだ三,四日はかかりそうだというのです。
いったいこのキクイモをどうしたものか…。

c0104227_1650081.jpg


しかし、賢治が言うように、確かにキクイモは、イヌリンをたっぷり含み、ビタミンもミネラルも豊富なので、最近では糖尿病改善、高血糖改善のための健康食品として注目されている。
ご存知ですか? 商品化されて、顆粒状にしたものやお茶やチップ、うどんまであるらしいですよ。

小亜細亜では生でたべ、ラテン種族は煮てたべる!!
寡聞にして存じませんが。


  追記
以前ご紹介したことがありますが、キクイモの根塊はこんな風です。
数年前、花巻の宿で。ご主人が自家製のキクイモを見せてくれました。
c0104227_13331990.jpg


そして、キクイモの漬物を出してくれました。おいしかったですよ(^_-)-☆
c0104227_13333313.jpg







キクイモは数日前の水元公園での取材ですが、
        この日はナンバンギセルを見ることができました。
c0104227_17594174.jpg

ススキなどのイネ科の単子植物に寄生する植物です。
c0104227_18037.jpg
ナンバンギセル(ハマウツボ科ナンバンギセル属) Aeginetia indica 南蛮煙管

いつも時期をはずすのですが今年はいいタイミングでした。
                 しかし、撮影のできはイマイチです。
                            うーん、難しいですね。
Commented by himekyon at 2012-09-20 01:12 x
今年はみることができませんでした
オオナンバンギセルというのもあるそうですね
Commented by gigen_t at 2012-09-20 10:16
キクイモ 当家でも畑の隅っこに植えております、 薬効は色々と有るようですが 当方は 尾篭なる事にて失礼ながら 朝の通じ が良くなるので 食べます、 頗る 快調です、
Commented by マングース at 2012-09-20 12:40 x
こんにちは。

キクイモはたまに田舎の方で見かけます。
きれいな花を咲かせ尚かつ食用にもなる塊茎が採取できるなんて
良いことづくしではないんですかね~。
それが邪魔者扱いとは、、、
季節限定のナンバンギセルに出会えてラッキーでしたね(^_-)
私の方は数年前に出会ったきりです^^;
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-09-20 14:15
飼料用のキクイモ導入は江戸時代と聞き、
食料としては第二次大戦中に・・・と聞いておりました。
賢治さんがキクイモにご苦労されていたとは!
でんぷんが少ないですからイモといっても当時は利用価値が低かったのでしょうね。
今はいろんな効果が利用されますが・・・・

ナンバンギセルは甚だ撮影が難しい花です。私など大きなお腹が邪魔で・・・(笑)
土手の上にあったらいいのに・・・といつも思います。
Commented by tsumiki at 2012-09-20 16:00 x
お久しぶりです
キクイモ大好きですから、育てていますが、なかなか大きなサイズになれません! 
小さい芋は土に返して、大きいのだけ味噌漬け、めんつゆ漬けにします
食感も好き、食欲をそそりますよ~( ^-^)ウフッ!
半年過ぎ当りの少し酸味が出てくる頃が、一番美味しいような気がします

ナンバンギセル、逢いたい花です・・・
Commented by matsu_chan3 at 2012-09-20 19:09
こんばんは
こちらでもキクイモは見れます。
元気の出るヤマブキ色の花ですね(^O^)/
Commented by あだっちゃん at 2012-09-20 19:55 x
この花を庭に植えてる人は少ないかも。
多摩川の河原で良く見ますが、写真を撮った事がありません。
この花に蝶も見掛けた事がありません。
Commented by tabigarasu-iso at 2012-09-21 11:01
いい色ですね。
胸に沁みます。
もう、秋。
Commented by saitamanikki2008 at 2012-09-21 11:43
こんにちは。
週末の土日農家の直売所で、キクイモが売られてます。
ショウガのような形状のイモでした。
こんな花が咲くのですか。
写真を拝見すると、幹が固く、根が深く張っているようですね。 
Commented by kobane99gi at 2012-09-21 15:31
昔、キクイモの味噌漬けを食べたことがあります。
独特の食感でおいしかった!
でも、こちらではなかなか見かけませんよね。
なんて言って、
近所の藪にあるのがそうだったりして…似ています。

元は生姜のような形をしているのですね。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:25
himekyonさん。
ナンバンキセルはススキに寄生することが多いですね。
オオナンバンギセルもそうかしら。。。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:27
gigenさん。
東北の方は自家野菜の扱いでよく召し上がりますね。
やはり漬物ですか?酢漬け?塩漬け?
健康食品なのですね(^.^)(^.^)
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:32
マングースさん。
荒地を開墾していて、大きな根隗が根を張っていたら、大変だったろうと思います。
当時は食品として流通しなかったでしょうね。

ナンバンギセルはとてもきれいでした。面白い形状ですよね。

Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:36
kimikoさん。
昨今では健康食品とか、漬物とか、様々に利用されるようですが、
当時はやはりコマッタでしょうね。

野ばらの藪にもだいぶ悩まされたようです。(^_-)-☆


Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:41
tumikiさん。お元気そうで何よりです。
でも、あまり無理しちゃ駄目ですよ。徐々に。。。
大迫の産直で売ってたのは小ぶりのサトイモ大のものを袋詰めにしていました。
大きいのは調理しにくいのかなとおもいましたが。
半年間も漬けこむのですか??
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:44
matsu_chanさん。
本当に元気がよい花ですね。
北海道でも自生しているのね。里に多いですよね。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:48
あだっちゃん。
鑑賞にも撮影にも向かない花ですが、賢治作品に登場するので、
つい気になって撮影してしまいます。
このときはモンキチョウがしきりに吸密していました。
昆虫も多いですよ。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:51
tabigarasuさん。
本当に秋ですね。夕方からの会合で出かけましたが、今夜は涼しかった。
毎年、賢治祭を境にして秋が訪れます。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:53
saitamanikkiさん。
根の画像を追記で入れました。
カロリー過多、飽食の時代ゆえに、注目されるキクイモですが、
人がつつましく暮していた時代には、食品としてはあまり注目されなかったのでしょうね。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-21 21:55
kobaneさん。味噌漬けが一番おいしいと聞きます。
手間がかかるでしょうね。
身近にあっても、なかなかクッキングできないですね。
Commented by 寧夢 at 2012-09-23 08:41 x
キクイモの花ですか。エルサレム・アーティチョークとは・・・。
物凄い名前に圧倒されます。
育てたことはありませんが、食べたことは。
徳島では味噌漬けがお土産で売られてました。
生のものが道の駅なんかで手に入ると味噌汁に入れてます。
でも、ほこほこはしないので漬物向きかな。
写真のような大きなものは余り見たことがありませんでした。
Commented by nenemu8921 at 2012-09-23 10:45
寧夢さん。
宮沢賢治って面白いでしょう。
古風な果蔬トピナムボー!!だってスゴイと思いません。
名づけることで世界が変る!!という風ですね。

味噌漬けを食べたいです。
おいしい新米とともに(^_-)-☆
by nenemu8921 | 2012-09-20 00:30 | 植物 | Comments(22)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921