木の実

木の実が目につく季節です。
この10月、11月に撮影した木の実から。

1、ゴンズイ
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2、シロヤマブキ
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3、サンシュ
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4、クヌギ
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5、ガマズミ
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6、西洋ズミ
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7、ウメモドキ
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8、ヒメリンゴ
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9、これは何かな? 赤城で撮影したものですが。。。
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木の実といえば、賢治作品の中で気になる木の実はこちらです。

疾翔大力(しっしょうたいりき)さまはもとは一疋の雀でござらしゃったのじゃ。
南天竺(なんてんじく)の、ある家の棟に棲まわれた。ある年非常な饑饉(ききん)が来て、米もとれねば木の実もならず、草さえ枯れたことがござった。鳥もけものも、みな飢え死にじゃ。人もばたばた倒れたじゃ。
もう炎天と飢渇の為に人にも鳥にも、親兄弟の見さかひなく、この世からなる餓鬼道じゃ。
その時疾翔大力は、まだ力ない雀でござらしゃったなれど、つくづくこれをご覧じて、世の浅間しさはかなさに、泪をながしていらしゃれた。
中にもその家の親子二人、子はまだ六つになるならず、母親とてもその大飢渇に、どこから食を得るでなし、もうあすあすに二人もろとも見す見す餓死を待ったのじゃ。
この時、疾翔大力は、上よりこれをながめられ、あまりのことにしばしは途方にくれなされたが、日ごろの恩を報ずるは、ただこの時と勇み立ち、つかれた羽をうちのばし、はるか遠くの林まで、親子の食をたずねたげな。
一念天に届いたか、ある大林のその中に、名さえも知らぬ木なれども、色もにおいもいと高き、十の木の実をお見附けなされたじゃ。さればもはや疾翔大力は、われを忘れて、十たびその実をおのがあるじの棟に運び、親子の上より落されたじゃ。
その十たび目は、あまりの飢えと身にあまる、その実の重さにまなこもくらみ、五たび土に落ちたれど、ただ報恩の一念に、ついご自分にはその実を啄みなさらなんだ、おもいとどいてその十番目の実を、無事に親子に届けたとき、あまりの疲れと張りつめた心のゆるみに、ついそのままにお倒れなされたじゃ。
されどもややあって正気に復し下の模様を見てあれば、いかにもその子は勢も増し、ただいたけなく悦んでいる如くなれども、親はかの実も自らは口にせなんじゃ、いよいよ餓えて倒れるようす、疾翔大力これを見て、はやこの上はこの身を以て親の餌食とならんものと、いきなり堅く身をちぢめ、息を殺してはりより床へと落ちなされたのじゃ。
その痛さより、身は砕くるかと思えども、なおも命はあらしゃった。
されども慈悲もある人の、生きたと見てはとても食べはせまいとて、息を殺し眼をつぶっていられたじゃ。
そしてとうとう願かなってその親子をば養われたじゃ。
その功徳より、疾翔大力様は、ついに仏にあわれたじゃ。
そして次第に法力を得て、やがてはさきにも申した如く、火の中に入れどもその毛一つも傷つかず、水に入れどもその羽一つぬれぬという、大力の菩薩となられたじゃ。
今このご文は、この大菩薩が、悪業のわれらをあわれみて、救護の道をば説かしゃれた。
その始めの方じゃ。しばらく休んで次の講座で述べるといたす。
                                               童話「二十六夜」

梟のお坊さんの講義、お経のなかの一節です。このお経は、「~我今汝に、梟鵄諸の悪禽、離苦解脱の道を述べん」と、あり、すなわち肉食の鳥たちがその罪業からくる輪廻の苦しみを離れて解脱する方法を説いているわけですが……。
この木の実が何の実か詮索するのはやめましょう。

Commented by kimiko_shibata1 at 2012-11-08 07:09
素敵な実を集められましたね。
植物は花の季節は注目されますが、他の季節も輝いていますもの。
ゴンズイ、好きな実です。
ミッーキーマウスが笑っているように思って山道を歩きます。

最後は「ヒロハヘビノボラズ」ではないでしょうか?
棘が多くて蛇ものぼれないと・・・・・
Commented by tsukey at 2012-11-08 07:33 x
実物を集めましたね・・・ゴンズイは私もこの前撮りました。9番はクコの実かなと思いましたが、どんな木か忘れました・・・
Commented by gigen_t at 2012-11-08 10:22
 秋の赤い実の 集大成、 色んなものがありますねー、これだけを集めるのに ご苦労があった筈、 その労苦に敬意を表します。 さて、シロヤマブキ ナナエヤエ 花は咲けども ヤマブキの 実の一つだに 無きぞぞ悲しき なんて言いますが シロヤマブキは実がなるんでね、 初めてしりました。
Commented by pcmimiko0207 at 2012-11-08 13:08
木の実って、どれも小さくて可愛らしい!
命を繋げる実だから、特別なのですね~~
特に赤い実は遠くからも目につき秋らしく感じます(*^^)v
Commented at 2012-11-08 16:27
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by マングース at 2012-11-08 18:38 x
こんばんは。
子孫繁栄のための植物の種子散布戦略。
種子を鳥や動物たちに運んでもらうため、色を変え味を変えて進化してきた果実の姿は神秘的ですらありますね^^
自分が鳥ならどの実に飛んで行こうかな♪
Commented by あだっちゃん at 2012-11-08 21:31 x
秋の実のオンパレードですね。
これだけ種類を撮るのも大変ですね。
みな野鳥のご馳走かな。
ヒメリンゴは食べませんね。
Commented by matsu_chan3 at 2012-11-08 21:52
ゴンズイとは名前が面白いです。
流石に植物に精通されてますねぇ 知っているのはツルウメモドキと
ガマズミぐらいです。
Commented by yutorie at 2012-11-09 19:59
#9メギかクコかと思いました。
やはり実りの秋。背景がいいですね。
#4好きです。
私的にはどんぐりには夢があってポケットに忍ばせるのが好きなんですよ。
拾わずにはおれません。老いても心は幼子(^_-)-☆
Commented by nonohana28 at 2012-11-10 00:19
こんなんは~♪
わぁ! ゴンズイの実だわ。 この実ほんとに可愛らしいですね。
木の実特集ですね。
 こんなにたくさん嬉しいです。 
明日、またゆっくりと寄せていただきますね~~(´∀`)
Commented by tabigarasu-iso at 2012-11-10 12:19
動けない植物は、誰かに食べて貰い、遠くで子孫を残す工夫をしているのですね。
Commented by gigen_t at 2012-11-10 19:40
 今日も訪れ シミジミと拝見いたしております。
Commented by nobumaki at 2012-11-10 21:29 x
まるで植物図鑑のようですね~♪
楽しく勉強させてもらってます。

Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:36
kimikoさん。まあ、ありがとうございます。
図鑑を見たとき、そうかなと思いつつ、イマイチ自信がありませんでした。
マルバヘビノボラズと、ヘビノボラズとヒロハヘビノボラズと、花の時期でないと、識別ができませんm(-_-)m
来年、初夏の頃でしょうか。もう一度行けたら確かめてみたいです。
感謝です。

Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:40
tsukeyさん。クコは棘がないですよね。
2,3年前、晩秋にクコの実を撮ったことを思い出しました。
もっときれいでしたねえ。(^◇^;)
Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:41
gigenさん。
私も同じ歌を思い出しながら撮りましたよ(^_-)-☆
母がよく口にしておりました。。。
Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:43
pcmimikoさん。赤い実はやはり目立ちますね。
小鳥もそれで集るのかしら。
赤い実はおいしそうでもありますね(^_-)-☆
Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:53
kobaneさん。
あかるくいきましょう。のんきにいきましょう。♪♪
わくらばも純粋に美しいと感じます。
全くのアートです。素晴らしいと思うのです。
写真の腕が足りん!で、逆光を受けて輝いていた美しさを
十分に表現できず、残念であります。(^_-)-☆
Commented by nenemu8921 at 2012-11-10 23:57
マングースさん。
科学的ですね。(^.^)
そして詩的で、童話的ですね。
鳥の味覚って信じますか?
友人の飼っている文鳥は甘い梨しか食べないそうですよ。(^-^*)/
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:03
あだっちゃん。
サンシュとシロヤマブキ、ゴンズイは、アカソバの咲いていた公園で
撮ったものです。
今の季節、木の実はかなりいろいろ撮れると思いますが、
気に入ったようにはなかなか撮れないんです(-_-)
そうですか。野鳥はヒメリンゴ、食べないのですか!!

Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:05
matsu_chanさん。
ガマズミはきれいですね。こちらはあたたかいせいか、
葉が紅葉する前に枯れてしまうか、虫にやられてしまいます(-_-)
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:11
yutorieさん。ありがとうございます。
いつも直感で自然と付き合っていますから、
(きちんとおぼえず)、いけませんね。。。
これからは出会った植物をしっかり認識して、覚えたいです。。。
どんぐり、私も好きですよ。
先週、ある会合で黄金のどんぐりを3粒いただきました♪♪
「どんぐりと山猫」のかねだ一郎くんのように。
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:15
nonohanaさん。ありがとう。
おいそがしいのに。
すてきな紅葉、拝見して、溜息をついています (^-^*)/
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:19
tabigarasuさん。
動けない植物は賢いですね。
あまい匂い、おいしそうな色、人間界と異なるモチベーションでがんばっているのでしょうね(^_-)-☆
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:21
gigenさん。更新が遅れてごめんなさい。
それでも応援してくださって、感謝です。
がんばって続けたいと思います。
Commented by nenemu8921 at 2012-11-11 00:23
nobumakiさん。
どうも決定打のない画像ばかりでしょう。
継続も努力だと言い聞かせて、おります。。。
Commented by kimiko_shibata1 at 2012-11-11 07:30
おはようございます。
赤城の大沼周辺、小沼・地蔵付近にあるのはヒロハヘビノボラズです。
来年、5~6月が花期です。またいらしてください。
Commented by nenemu8921 at 2012-11-12 13:37
kimikoさん。
度々のごていねいなコメントありがとうございます。
ご高配に感謝です。
ぜひ、新緑の季節に行きたいです。行き会えると嬉しいなあ。
by nenemu8921 | 2012-11-08 00:10 | 植物 | Comments(28)

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