木の実
2012年 11月 08日
この10月、11月に撮影した木の実から。
1、ゴンズイ
2、シロヤマブキ
3、サンシュ
4、クヌギ
5、ガマズミ
6、西洋ズミ
7、ウメモドキ
8、ヒメリンゴ
9、これは何かな? 赤城で撮影したものですが。。。
木の実といえば、賢治作品の中で気になる木の実はこちらです。
疾翔大力(しっしょうたいりき)さまはもとは一疋の雀でござらしゃったのじゃ。
南天竺(なんてんじく)の、ある家の棟に棲まわれた。ある年非常な饑饉(ききん)が来て、米もとれねば木の実もならず、草さえ枯れたことがござった。鳥もけものも、みな飢え死にじゃ。人もばたばた倒れたじゃ。
もう炎天と飢渇の為に人にも鳥にも、親兄弟の見さかひなく、この世からなる餓鬼道じゃ。
その時疾翔大力は、まだ力ない雀でござらしゃったなれど、つくづくこれをご覧じて、世の浅間しさはかなさに、泪をながしていらしゃれた。
中にもその家の親子二人、子はまだ六つになるならず、母親とてもその大飢渇に、どこから食を得るでなし、もうあすあすに二人もろとも見す見す餓死を待ったのじゃ。
この時、疾翔大力は、上よりこれをながめられ、あまりのことにしばしは途方にくれなされたが、日ごろの恩を報ずるは、ただこの時と勇み立ち、つかれた羽をうちのばし、はるか遠くの林まで、親子の食をたずねたげな。
一念天に届いたか、ある大林のその中に、名さえも知らぬ木なれども、色もにおいもいと高き、十の木の実をお見附けなされたじゃ。さればもはや疾翔大力は、われを忘れて、十たびその実をおのがあるじの棟に運び、親子の上より落されたじゃ。
その十たび目は、あまりの飢えと身にあまる、その実の重さにまなこもくらみ、五たび土に落ちたれど、ただ報恩の一念に、ついご自分にはその実を啄みなさらなんだ、おもいとどいてその十番目の実を、無事に親子に届けたとき、あまりの疲れと張りつめた心のゆるみに、ついそのままにお倒れなされたじゃ。
されどもややあって正気に復し下の模様を見てあれば、いかにもその子は勢も増し、ただいたけなく悦んでいる如くなれども、親はかの実も自らは口にせなんじゃ、いよいよ餓えて倒れるようす、疾翔大力これを見て、はやこの上はこの身を以て親の餌食とならんものと、いきなり堅く身をちぢめ、息を殺してはりより床へと落ちなされたのじゃ。
その痛さより、身は砕くるかと思えども、なおも命はあらしゃった。
されども慈悲もある人の、生きたと見てはとても食べはせまいとて、息を殺し眼をつぶっていられたじゃ。
そしてとうとう願かなってその親子をば養われたじゃ。
その功徳より、疾翔大力様は、ついに仏にあわれたじゃ。
そして次第に法力を得て、やがてはさきにも申した如く、火の中に入れどもその毛一つも傷つかず、水に入れどもその羽一つぬれぬという、大力の菩薩となられたじゃ。
今このご文は、この大菩薩が、悪業のわれらをあわれみて、救護の道をば説かしゃれた。
その始めの方じゃ。しばらく休んで次の講座で述べるといたす。
童話「二十六夜」
梟のお坊さんの講義、お経のなかの一節です。このお経は、「~我今汝に、梟鵄諸の悪禽、離苦解脱の道を述べん」と、あり、すなわち肉食の鳥たちがその罪業からくる輪廻の苦しみを離れて解脱する方法を説いているわけですが……。
この木の実が何の実か詮索するのはやめましょう。
植物は花の季節は注目されますが、他の季節も輝いていますもの。
ゴンズイ、好きな実です。
ミッーキーマウスが笑っているように思って山道を歩きます。
最後は「ヒロハヘビノボラズ」ではないでしょうか?
棘が多くて蛇ものぼれないと・・・・・
子孫繁栄のための植物の種子散布戦略。
種子を鳥や動物たちに運んでもらうため、色を変え味を変えて進化してきた果実の姿は神秘的ですらありますね^^
自分が鳥ならどの実に飛んで行こうかな♪
やはり実りの秋。背景がいいですね。
#4好きです。
私的にはどんぐりには夢があってポケットに忍ばせるのが好きなんですよ。
拾わずにはおれません。老いても心は幼子(^_-)-☆
図鑑を見たとき、そうかなと思いつつ、イマイチ自信がありませんでした。
マルバヘビノボラズと、ヘビノボラズとヒロハヘビノボラズと、花の時期でないと、識別ができませんm(-_-)m
来年、初夏の頃でしょうか。もう一度行けたら確かめてみたいです。
感謝です。
あかるくいきましょう。のんきにいきましょう。♪♪
わくらばも純粋に美しいと感じます。
全くのアートです。素晴らしいと思うのです。
写真の腕が足りん!で、逆光を受けて輝いていた美しさを
十分に表現できず、残念であります。(^_-)-☆
サンシュとシロヤマブキ、ゴンズイは、アカソバの咲いていた公園で
撮ったものです。
今の季節、木の実はかなりいろいろ撮れると思いますが、
気に入ったようにはなかなか撮れないんです(-_-)
そうですか。野鳥はヒメリンゴ、食べないのですか!!
いつも直感で自然と付き合っていますから、
(きちんとおぼえず)、いけませんね。。。
これからは出会った植物をしっかり認識して、覚えたいです。。。
どんぐり、私も好きですよ。
先週、ある会合で黄金のどんぐりを3粒いただきました♪♪
「どんぐりと山猫」のかねだ一郎くんのように。