佐藤国男カレンダー
2012年 11月 28日
もうじき師走ですね。あっという間に一年が過ぎ行く感じがします。
今年も版画家の佐藤国男さんからすてきなカレンダーが届きました。
いつもありがとうございます。
絵本でおなじみの方も多いと思いますが、画像をご紹介しましょう。
睦月、如月、弥生は「水仙月の四日」です。
卯月、皐月、水無月は「セロ弾きのゴーシュ」です
文月、葉月、長月は「十力の金剛石」です
そして、神無月、霜月、師走は「雪わたり」です。
このカレンダーは函館の「majo majo market,」という輸入雑貨などを扱うお店で販売しているそうです。
一部¥700だそうです。首都圏やイーハトーブでは購入できないのは残念ですね。
版画家の佐藤国男さんは「山猫博士」と自称して
北海道新聞にエッセイを連載されていました。
「水仙月の四日」の解説ふうのご文章をご紹介します。
面白いので、是非お読み下さいね(^_-)-☆
このタイトルがいいでしょう。
千葉賢治の会で、会誌を創刊するときに名前を「カリメラの夢」にしたかったのですが、
マニアックすぎるというので「雲の信号」に落ち着いたのでした。。。。
3月の版画、赤いコ-トの少女が悲しそうな表情で倒れている意味が解らない。
「山猫博士のひとりごと」で カリメラの夢で述べられていましたね。
とても良い話ですね、やはり 夢があります。
浮世絵の板目版画とは違って精密で繊細な表現ができていてすばらしいです。
イギリスで生まれたこの木口木版は本場でさえとてもマイナーになってるようです。
なんたって気になる蜘蛛の巣の中に夢のような暖かい絵で本物を見たいです。
いかにも楽しげで、
佐藤国男さんご自身も
こんなふうに図柄を考えていらっしゃるのかなと思いました。
確固とした、ひとつの世界ですね。
新聞の広告か何かで
『これからは文化の力が世の中を救っていくのではないか』
という記述を見ました。
こういった芸術も、写真も、
人が心の力を取り戻すもとになっているということですよね。
nenemuさん、
ご活躍の場面は、まだまだ多そうですね♪♪
雪渡りの冒頭の版画は小キツネ紺三郎くんが、幻灯会の準備をしているシーンですね。(^_-)-☆
原文にはない場面ですが、こういう想像力がすばらしいですよね。
kobaneさん、世界が効率や経済ばかりの力学で動くとき、切り捨てるものが多くて、悲しいことですね。
心の力を活性化するには宮沢賢治が有効だと思いますよ(^_-)-☆