ごまざいの毛

「おう、柔つけもんだぞ。」「泥のやうにが。」「うんにや。」
「草のやうにが。」「うんにや。」
「ごまざいの毛のやうにが。」「うんにや。」
「うん、あれよりあ、も少し硬ぱしな。」
「なにだべ。」           童話「鹿踊りのはじまり」

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ゴマザイ ガガイモ科のガガイモの方言。
原野や河原に生える多年草のつる草。長い地下茎をひいて繁殖する。
8月ごろ、葉のわきから花柄を出し、淡紫色の星型の小さな花をつける。かすかな芳香がする。
果実は長さ約10センチ、種子は白色の毛がある。

賢治作品では、ゴマザイの毛は、やわらかいものの形容でしばしば登場するが、
花については書いていないのは残念。
by nenemu8921 | 2006-11-03 00:23 | 植物 | Comments(0)

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