ヒカゲノカズラ
2006年 11月 04日
「占めた」と叫んで、お父さんは急いで帰って、仲間の蛙をみんなつれて来ました。
そして、林の中からひかげのかずらをとって来て、それを穴の中につるして、たうた
う一ぴきづつ穴からひきあげました。
童話「蛙のゴム靴」
ヒカゲノカズラ(ヒカゲノカズラ科)
山麓にみる常緑の多年草。茎は針金状で地をはい緑色で、長さ2mくらい。葉は輪生、
またはらせん状につき、硬い。子のう穂は細茎の上に2~4個つき、淡黄色で円柱形。
胞子葉は広卵形で先が鋭くとがり、らせん状につく。その上部基部に腎臓形の胞子のうを
生じ、横にさけて黄臼色の胞子をだす。
杭穴に落ちた蛙君たちを救出するのに使ったのはこんな植物だったのです。
蛙の視点で世界を見てこその発想ですね。