菊花品評会

魚燈して霜夜の菊をめぐりけり

班猫は二席の菊に眠りけり

狼星をうかゞふ菊の夜更かな

秋田より菊の隠密はいり候

水霜をたもちて菊の重さかな

             風 耿


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いずれも菊花品評会の折の句。風耿は賢治の俳号。
花巻市の双葉町には美味しい酒を飲ませる「風耿」という料理屋があります。

魚燈はイワシやニシンなど脂肪分の多い魚から取った脂を用いたランプのこと。
菊の香りを魚くさいランプで損なわなかっただろうか?
班猫は、道教えと言われる昆虫。走る宝石と呼ぶ人もいる美しい虫。
菊と隠密の取り合わせが面白いですね。大掛かりな品評会だったのでしょうか。
菊の季節は東北では霜が降りるほどの寒い季節だったのですね。
Commented by ohkado at 2006-11-06 14:57 x
見ました。
by nenemu8921 | 2006-11-06 00:27 | 植物 | Comments(1)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921