【60】 水仙

「カシオピイア、
もう水仙が咲き出すぞ
おまへのガラスの水車(みづぐるま)
きつきとまはせ」
         童話「水仙月の四日」


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ニホンスイセン(ヒガンバナ科スイセン属)
日本では最も古くから園芸化された球根植物。房総や伊豆、南紀などでは、野生化したこの花の大群生地が観光名所にもなっている。
昨今ではラッパスイセンやクチベニスイセンなど数多くの園芸種があるが、賢治の時代はチューリップやヒヤシンスでさえ、一般的には珍しい花だった。
春一番に咲き始める香りのよいニホンスイセンこそ、水仙月のイメージにふさわしい。
ところで、水仙月とはいつかという命題には、これまでもさまざまな論があるが、どれもなるほどと思うものの、ムキになって定義しなくともいいなとも感じてしまう。

今年も私の「下ノ畑」では静かに咲き始めた。
by nenemu8921 | 2007-01-15 16:14 | 植物 | Comments(0)

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