【79】 コブシ

沃土ノニホヒフルヒ来ス、   青貝山のフモト谷、
荒レシ河原ニヒトモトノ、   辛夷ハナ咲キタチニケリ.

    文語詩〔沃土ノニホヒフルヒ来ス〕


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コブシ(モクレン科モクレン属)辛夷
マグノリアである。
賢治作品にはたびたび登場するので、下手な写真をお許しいただきたい。

文語詩 一百篇 中の一つ。
沃土は沃素。賢治作品には科学用語がごく当たり前に出てくるので戸惑う。
2行の定型が8連つづく作品。
海の匂うようなさわやかな山の朝だ。谷川はそこにささやかな河原を広げていた。
山仕事の人々の集合地には1本のコブシの木が立っていた。
「宮沢賢治文語詩の森」 (宮沢賢治研究会編)では、このように解説が始まっている。


Commented by t_k1112 at 2007-02-24 18:04
nenemuさん、こんばんは。私のブログへのコメント&リンクありがとうございました。
「沃土ノニホヒ」とはどんな匂いなのでしょう。
直ぐ思いついたのはヨードチンキでした(^^ゞ
Commented by nenemu8921 at 2007-02-24 23:54
そのとおり。沃素は海水にわずかに含まれていて、海藻に濃縮されているそうです。
宮沢賢治は音にも匂いにも敏感だった人なのね。
Commented by nenemu8921 at 2007-02-24 23:54
そのとおり。沃素は海水にわずかに含まれていて、海藻に濃縮されているそうです。
宮沢賢治は音にも匂いにも敏感だった人なのね。
by nenemu8921 | 2007-02-24 01:37 | 植物 | Comments(3)

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