【85】 うずのしゅげ

うずのしゅげを知ってゐますか。
うずのしゅげは、植物学ではおきなぐさと呼ばれますがおきなぐさといふ名は何だかあのやさしい若い花をあらはさないやうに思ひます。(中略)
うずのしゅげといふときはあの毛茛(きんぽうげ)科のおきなぐさの黒繻子(くろじゅす)の花びら、青じろいやはり銀びろうどの刻みのある葉、それから6月のつやつや光る冠毛がみなはっきりと眼にうかびます。
                                       童話「おきなぐさ」
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オキナグサ(キンポウゲ科オキナグサ属)翁草
高さ10センチぐらいになる多年草。4,5月に長さ3センチほどの鐘状の花を下向きに開く。
宮沢賢治がこのおきなぐさ賛歌ともいうべき小さな童話を書き残さなかったら、この山野草は注目されなかったかもしれない。

最近の園芸店では、セイヨウオキナグサがたくさん出回っている。
セイヨウオキナグサは花も大きく、色鮮やかなものが多い。セイヨウオキナグサは上向きに咲く。
近くの万葉植物園では、ねつこ草(根都古草)という大きなプレートの横で小さな花を開き始めた。
Commented by bella8 at 2007-03-12 01:34
オキナグサがもう咲き始めましたか?
万葉植物園でこの前見た時はまだお顔を覗かせたばかりでしたが・・・

バイモといいクリスマスローズといい、カタクリもそうですね、
お顔が撮りにくーーーい!
でも、みんなとても素敵なのよね~~♪
Commented by chochoensis at 2007-03-12 06:41 x
「オキナグサ」、初めて知りましたがどんな場所に生えているのでしょうか、自然の中の色彩は重厚そうな感じですね・・・一見、黒百合のような色彩だなと思ってしまいました・・・。
Commented by nenemu8921 at 2007-03-12 07:07
ベラさん。おはよう。万葉植物園の今年の子は、美人は少ないですね。
やはり、来月あたり、山へ出かけたい気分です。
うつむきかげんなのは、はにかみややさんだから。
誰かさんみたい??
Commented by nenemu8921 at 2007-03-12 07:21
chochoensisさん。おはようございます。ようこそ。
オキナグサは最近では自生のものは少なくなりました。
山野の日あたりのよい場所を好むようです。
昼夜の温度差がある環境だときれいな色が出るのでしょうが、
温かいところでは、黒繻子の花びらではなく、
くすんだレンガ色になってしまいます。(ーー;)

by nenemu8921 | 2007-03-11 22:58 | 植物 | Comments(4)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


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