【91】 シダレザクラ

……墓地がすっかり変わったなあ……
……なあにそれすっかり整理したもんでがす……
……ここに巨きなしだれ桜があったがねえ……
……なあにそれ
   青年団総出でやったもんでがす
   観音さんも潰されあした……
……としよりたちが負けたんだねえ……
                  詩「開墾地検察」


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シダレザクラ(バラ科サクラ属)枝垂桜
エドヒガンの園芸品種。ソメイヨシノに先駆けて咲く。
花は満開時には白くなる。

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〔開墾地検察〕は、羅須地人協会時代の作品。
方言を交えた会話体で全篇展開されている。
開墾した土地を検察するような制度はあったのだろうか。
どうも、いろんな想いをかかえた賢治の虚構的設定のように思われる。
作品舞台はどこなのか、不明。墓地ということばがあるので実相寺周辺かとも思われるが…。
どなたか、ご存知の方がいらしたらご教示願いたいです。

画像はイーハトーブの景色ではなく、拙宅近所の古い寺院を今朝撮影したもの。
このサクラはまだ樹齢数十年で、若い樹だ。ピンクのつぼみがまだ残っていて、満開は数日後だろう。
日ごろ、ひっそりしていてアオジやメジロが見られるのに、今日は春の彼岸入りというので、人が多かった。
人の途絶えた短い時間に撮影した。
by nenemu8921 | 2007-03-18 12:54 | 植物 | Comments(0)

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