【105】 しゃが

しやが咲きて
きりさめ降りて
旅人は
かうもりがさの柄をかなしめり
         歌稿〔B〕186


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シャガ(アヤメ科アヤメ属)射干
人里近くの林下に群生する多年草。古い時代に中国から渡来したといわれている。

シャガの咲く風景は霧雨がよく似合う。
咲き、降りと、動詞につなげた接続助詞を繰り返して使用し、時間がたゆたうような浮遊感を感じさせる。
旅人の背景は明かされまま、かうもりがさという小道具が寂寥感をにじませ、美しい句にまとまっている。
Commented by mayaha at 2007-04-12 13:45
とてもきれいです~確かに強い光の中でよりうす曇のほうが良いですよね~
咲いているかと出かけてみましたが、まだでした。
Commented by nenemu8921 at 2007-04-12 20:53
mayahaさん。こんばんわ。
まだでしたか? 
こちら千葉県は暖かいのね。
今年は特にあれもこれも早いです。
by nenemu8921 | 2007-04-11 00:32 | 植物 | Comments(2)

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