【109】 くわりん→ カリン

Largoや青い雲滃(かげ)やながれ
くゎりんの花もぼそぼそ暗く燃えたつころ
    延びあがるものあやしく曲り惑むもの
    あるいは青い蘿(ら)をまとふもの
  (略)
          詩〔Largoや青い雲滃(かげ)やながれ〕

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カリン(バラ科ボケ属)花梨
広く庭園に植えられている落葉高木。幹は高さ8mほどになる。
果実は大形の長楕円形で、長さ10cmほど。黄色に熟し、芳香がある。

Largo(ラルゴ)は音楽用語で、きわめて遅く、ゆったりと堂々としての意。
雲や季節のゆったりとした変化の形容か。
カリンの花は確かに華やかではないが、ぼそぼそ暗く燃え立つというイメージでもない。
これは作者の心象が反映されての表現だろう。
羅(ら)はツタの意。
カリンの花咲く季節は、木々もぐんと延び、枝も曲がり、新緑の蔓もひろがる。

ゼンソクや咳に薬効ありというので、カリン酒を漬けたことがある。
種の渋みが残りジュース党には不評、のん兵衛には果実酒は甘くて不評。
ジャムを作ったこともある。舌触りがざらついて不評。
かくて、カリンは車の中におき、芳香剤として使用。でも、カーブの度にごろごろするんですよ。

追記
新しいスキンが評判がよくないので、また以前のパターンに戻しました。
変化はあったほうが新鮮といつも思いますが、落ち着かない変化もあります。
by nenemu8921 | 2007-04-14 20:40 | 植物 | Comments(0)

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