【115】 桜草(プリムラ)
2007年 04月 21日
丘も峠もひっそりとして
そこらの草は
ねむさもやはらかさもすっかり鳥のこゝろもち
ひるなら羊歯のやはらかな芽や
桜草(プリムラ)も咲いてゐたらう
詩〔どろの木の下から〕
ニホンサクラソウ(サクラソウ科サクラソウ属)日本桜草
山間の湿地や河岸の原野などに生える多年草。日本原産。自生地は激減している。
「サクラソウ」というのは本来、日本産のこの植物のみを指す名称なので、ニホンサクラソウと呼ぶのは適切ではない。しかしほかのプリムラ(サクラソウ)属の植物と区別するために、そのように呼ばれるようになったのだろう。
しかし、面倒なのは宮沢賢治が描いている桜草は、しばしばプリムラというルビが振られていることで、、これは、学名 Primula sieboldiiからのルビで、西洋桜草を指すわけではない。
賢治の時代には、盛岡から外山へ越える北上山地に、桜草の群落があちこちに見られたようだ。
東京ではなかなか見かけることがない花です。
日本固有の種類って、外国産の勢いに押されてるのが哀しいですけど、無理やり自分の力を誇示しようとしないところに日本の良さが表れている気もします。
相互リンクの件、喜んでお受けいたします。これからもよろしくお願いいたします。
リンクありがとうございます。早速張ってくださったのネ。
こちらもすぐ対応します。
賢治ファミリーですね。(*^_^*)
この桜草は、昨日、都内水元公園の奥のある小さな池の中の小さな島に桜草だけ植生したものを撮ったのです。
一昨年、田島が原へは行ったのですが、ノウルシが群生していて、いい写真にはなりませんでした。(ーー;)
腕の未熟さだという声もあり♪
カメラの未熟さだという応答もあり♪♪
以後よろしくお願いいたします。