イーハトーブの名のない草花たち その②
2007年 06月 16日
イソツツジ(ツツジ科イソツツジ属)磯躑躅
高層湿原や北国の湿地に生える常緑小低木。葉は革質。高さ1mほどになる。直径1cmほどの花を多数つける。蜜は有毒という。
ヒメシャクナゲ(ツツジ科ヒメシャクナゲ属)姫石楠花
亜高山帯から高山帯の湿原に生える常緑小低木。全体にやや粉白色を帯び、地面を這う。高さ10~30cmになる。
ツマトリソウ(サクラソウ科ツマトリソウ属)褄取草
花びらの縁がうす赤く褄どられることがあるのでこの名がついたというが、真っ白な花のものが多い。亜高山帯の林の縁などに生える多年草。
ワタスゲ(カヤツリグサ科ワタスゲ属)綿菅
高原の日あたりのよい湿地に生える多年草。花後、実の基部の花被片が綿毛となる。
湿原は雪がとければ、いっぺんに春から夏になる。
いちめんのワタスゲのなかにヒメシャクナゲが咲き始めたばかり。
イソツツジはみなつぼみで、ようやく探したこの一輪だけが開きかけたところ。虫たちは待ちけれなかったらしい。
湿原は生命の大合唱がしずかに始まっていた。
郷愁ですね。いい時代だったのでしょう。
タケノコ採りに来ていた人がいましたよ。
あなたのおっしゃるとおり、筆みたいな、細くてやわらかそうなタケノコでしたよ。盛岡の友人は今の季節は毎日山菜ばかり食べてるといっていました。