ミヤマウイキョウ(←フェンネル)

つめたいゼラチンの霧もあるし…(略)

またこめつがは青いザラメでできてゐて
さきにはみんな
大きな乾葡萄(レジン)がついてゐる
みやまういきょうの香料から
蜜やさまざまのエッセンス
そこには碧眼の蜂も顫へる
          詩「山の晨明に関する童話風の構想」

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この画像は岡山理化大学波田研究室からお借りしました
コメツガ(マツ科ツガ属)米栂
亜高山帯にふつうに生え、高さ20~25mになる常緑高木。乾葡萄(レジン)とは、この球果を見立てたもの。はじめ緑紫色で、成熟すると褐色になる。

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画像提供はは「可児からの山歩き」さんです。
ミヤマウイキョウ(セリ科シラネニンジン属)深山茴香
高山の岩石地に生える多年草。高さ10~40cmになる。和名は漢方薬に使われる茴香に葉が似ているため。しかし、薬効も香りもないと図鑑にはある。

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これはわが「下ノ畑」でいま満開のフェンネル
ウイキョウ←フェンネル(セリ科ウイキョウ属)
最近ではハーブ・ブームでフェンネルという名前の方がよく知られている。
ヨーロッパ原産の多年生草本で、茎は直立し高さ1~2m、上部で分枝する。全草黄緑色、独特な香りがある。果実は卵状楕円形の双懸果で、長さ3.5~8mm、幅1~2.5mmで香りが強い。花期は夏。

「山の晨明に関する童話風の構想」は、早池峰山の夜明け(晨明)の美しさを高らかに歌い上げたすばらしい作品だ。ここでは自然の現象や風物をすべておいしそうな飲み物や食べ物に見立てている。
ミヤマウイキョウとは賢治の造語かと思っていたが、調べてみると、実在する植物だったので驚いた。ウイキョウ(フェンネル)は、茴香入りボンボン(媚薬)として「サド公爵夫人」(三島由紀夫)にも登場し、芳香や薬効が古くから知られているが、ミヤマウイキョウを登場させたのはイメージだろうか。つまりウイキョウを爽やかなイメージに進化させたような。だが、この花も賢治の好きな月光色の散形花だ。
早池峰山に、ミヤマウイキョウは自生したかどうか不明。ご存知の方がいらしたらご教示願いたい。
Commented by bella8 at 2007-07-08 06:48
nenemuさんの「下の畑」長いこと行ってないなぁ~
フェンネルがこんなに咲いているのですか・・・行かなきゃ!
アゲハの幼虫さんが大好きなのよね。

昨日は母退院してきました。
まだリハビリが続きますが、元気にしています。
今月の家庭集会は淑美先生のご都合で第四火曜日の2時に変わりました。
もし、お時間が取れたら是非、いらしてくださいね。

Commented by nenemu8921 at 2007-07-09 01:19
ベラさん。お母様退院おめでとうございます。
早かったですね。よかった!!
そうですか。家庭集会、今月は24日ということですね。
この日は打ち合わせが入っているのですよ。残念。

でも、あなたもお散歩の折、お声かけてね。
「下ノ畑」はいまグラジオラスが咲き始めました。↑です。
by nenemu8921 | 2007-07-06 10:32 | 植物 | Comments(2)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


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