ヤマユリ←白百合

いなびかりまたむらさきにひらめけばわが白百合は思ひきり咲けり
                                   歌稿A193

空を這ふ赤き稲妻わが百合の花はうごかずましろく怒れり
                                  歌稿A194


c0104227_944849.jpg

ヤマユリ(ユリ科ユリ属)山百合
日本特産のユリで、北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する多年草である。
鱗茎は扁球状で直径10cmほど、苦味がなく食用になる。
茎は高さ1~1.5mになる。強い香気がある。

賢治作品に登場する白百合は、山百合である。
賢治の「白百合」は恋、または恋人の比ゆになっていると指摘する人もいる。
嵐の中の白百合を歌ったこれらの短歌をベースにして、後に短編「ガドルフの百合」が誕生する。
創作初期の作品だ。
Commented by namiheiii at 2007-07-31 10:40
ヤマユリは好きな花ですが雷との結びつきは考えた事がありませんでした。雷光に浮かぶヤマユリは壮絶でしょうね。そう言えば昨夜の雷は物凄かったです。
Commented by nenemu8921 at 2007-07-31 21:35
namiheiせんせい。
百合といえば、ヤマユリのイメージが子どもの頃はありました。
最近では園芸種が数多く、多彩になりました。
でも、関西以西の方からは「百合といえば、ササユリです。ヤマユリは毒々しい」といわれてびっくりしました。
それぞれですね。

Commented by かぐら川 at 2007-08-03 02:13 x
 私の住む富山でも、ヤマユリといえばササユリです。山に自生するユリは、すべて“山ゆり”でしょうが、学名上、標準和名のヤマユリ〔 Lilium auratum〕とササユリ〔Lilium japonicum〕は、別種ですね。

 ヤマユリは東日本に、ササユリは西日本に自生し、その分布境界は、フォッサマグナだとなにかで読んだことがありますが、ほんとにそうなのでしょうか。たしかに、能登の山道で出会った山ゆりは、ササユリでその可憐な淡桃色のは強く印象に残っていて、なぜかたまに夢のなかにでてきたりします。
Commented by かぐら川 at 2007-08-03 09:06 x
 合併によって消えてしまった町ですが、能登に「志雄町(しおまち)」というやさしい町がありました。ここの町の町花は“山ゆり”――実際はササユリ――でした。この町に古い町歌とは別に「志雄町賛歌」という親しみやすい歌をつくろうという話があって、しごとで関わりました。詞にユリが歌われていて――それがヤマユリであったかササユリであったか記憶がないのですが、作曲に関わったTさんと志雄町をくまなく歩いた時にはじめて意識してササユリと出逢ったのです。
 ちなみに新潟県の柏崎市の市の花はやまゆりで、糸魚川市の花はササユリです。やはりフォッサマグナと関係があるのでしょうか。
Commented by かぐら川 at 2007-08-03 11:38 x
 ところで、“フォッサマグナあたりが分布境界”というのと、nenemuさんが書かれている“北海道と北陸地方を除く近畿地方以北の山地の林縁や草地に分布する”というのとは微妙に違いますね。
 てもとにこのことを確認できる本もないのですかれど、net上では、フォッサマグナ以西で、近畿地方以北の「岐阜県」の方のHPやブログを拝見すると、呼ばれている名称はともかく山に自生しているのは、ササユリのようですね。
Commented by nenemu8921 at 2007-08-08 13:09
かぐら川さん。
夢に登場するササユリは香りますか?
ヤマユリを見慣れるているわたくしには、ササユリはあまりに美しく、清楚で、実際に自生しているものに出会ったことがないこともあって、夢の中の植物のような印象です。
ヤマユリは強い芳香が特色ですが、ササユリは香るのでしょうか?

かぐら川さん。フォッサマグナあたりが分布境界という見解はそのとおりだろうとおもいます。
専門用語はできるだけ使わずに解説を心がけています。(*^_^*)
能登の志雄町なんて、地名もステキですね。
イメージをかきたてられます。
どんな歌なのでしょう?
by nenemu8921 | 2007-07-31 09:22 | 植物 | Comments(6)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921