ツユクサ

 松の木や楢の木の林の下を、深い堰(せき)が流れて居りました。
岸には茨(いばら)やつゆ草やたでが一杯にしげり、そのつゆくさの十本ばかり集まった下のあたりに、カン蛙のうちがありました。
 それから、林の中の楢の木の下に、ブン蛙のうちがありました。
 林の向ふのすすきのかげには、ベン蛙のうちがありました。
 三疋は年も同じなら大きさもたいてい同じ、どれも負けず劣らず生意気で、いたづらものでした。
(略)                             
                                         童話「蛙のゴム靴」


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ツユクサ(ツユクサ科ツユクサ属)露草
道端、荒地などに生える一年草。茎の下部は地面に横這い状になって盛んに枝分かれし、上部は斜上して高さ20~50センチになる。
by nenemu8921 | 2007-08-31 01:20 | 植物 | Comments(0)

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