コキヤ←ホウキグサ 

また降ってくる
コキヤや羽衣甘藍(ケール)
植ゑるのはあとだ
堆肥を埋めてしまってくれ

(略)

ははは 羆熊の堆肥
かういふものをこさへたのは
おそらく日本できみ一人
どういふカンナが咲くかなあ

(略)
                詩「冗語」

c0104227_18315752.jpg

c0104227_18322817.jpg

コキヤ(アカザ科ホウキギ属)箒木、箒草
中国原産の一年草。初夏にみずみずしい緑の葉は秋には珊瑚いろに紅葉して美しい。
葉や実が散ったあと、箒として利用した。実は畑のキャビアという別名もあり、食用にもなる。
コキアは、学名のKochia scoparia (=Bassia scoparia) からのネーミング。
c0104227_17432483.jpg

c0104227_17442418.jpg


「冗語」は「ジョークです」といったニュアンスだろう。
花巻温泉遊園地に就職した教え子、富手一を手伝って花壇の苗の植え付けをしているときの作品。
花巻温泉は盛岡電燈株式会社の兼営事業として開業し、旅館、温泉場、遊園地、動物園などの施設をそなえた東北随一のレジャーランドだった。
ここでは、ヒグマの褥草を堆肥にする作業中で、苗の植え付けはあとだといいながら、いったいどんな花が咲くだろうかと言っているのである。
コキヤやケールは、園芸植物だが、賢治作品にはしばしば登場する。
Commented by bella8 at 2007-11-01 21:24
11月に入って、少し冷え込んできました。
すっかりご無沙汰しています。

ワンコがいなくなって、下の畑の方にも足が遠のいていますが、
きっと甲斐甲斐しく春の準備をなさっていることでしょうね。

コキヤが並んでいるのを遠くから見ると、
パーッと明るくお花が咲いているみたいで綺麗ですね。
Commented by オキザリス at 2007-11-02 09:04 x
今、コキアがきれいですね。
先日行った茨城のひたち海浜公園では一面赤く燃えていました。
宮沢賢治は、先見の人ですね。あの頃はただのほうきぐさだったのでは…。
いまは野外の観葉植物ですね。紅葉植物かな。
実に見事でした。
Commented by nenemu8921 at 2007-11-02 21:46
ベラさん。ららちゃんの喪失から立ち直るのはたいへんそうですね。

「下ノ畑」は夏の暑さにすっかりギブアップで、草ぼうぼうでした。
先日、少し片付けましたが、なかなか時間がとれず、思うように行きません。(ーー;)

EOS40Dを導入しました。

撮影に出かけたいのに、雑用に追われています。

コキアはこぼれ種で増えてコマッタのが昨年。今年は花の美術館で撮影させていただきました。





Commented by nenemu8921 at 2007-11-02 21:49
オキザリスさん。ひたち海浜公園は一度も行ったことがありません。行きたいなあ。
コキアという呼称は、賢治は学名から採ったのでしょうが、今では品種名としてすっかり流通していますね。(*^_^*)
by nenemu8921 | 2007-11-01 18:54 | 植物 | Comments(4)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921