ハンノキ

ひるすぎになってから
東のそらはうす甘く紅くなり
そこにたくさんの黒い実をつけたはんの梢や
古風な松の森が盛りあがったのです
(略)
               詩〔ひるすぎになってから〕
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ハンノキ(カバノキ科ハンノキ属)榛の木
低地の湿地に生え、高さ20mくらいになる落葉高木。葉は5~13cmの卵状長楕円形で互生する。2~3月、葉より早く花を開く。雄花序は長さ4~7cmで尾状に2~5個たれ下がる。雌花序は雄花序の下部の葉腋に1~5個つく。雌花は成熟すると長さ1.5~2cmの卵状楕円形の果穂となり、これは翌春まで残る。

こういう作品を読むと、ああ宮沢賢治って、フィールドの人だなあと思う。
立ち込めていた雲が薄くなって日差しが感じられるようになったひるすぎ、
世界が立ち上がるって感じです。
はんの梢についた黒い実は、前年の球果のことであろう。

いままさにハンノキの旬というか、雄花が目立ち、黒い実も目につく季節だ。
Commented by かの at 2008-02-06 21:47 x
こんばんは! ジョウビタキの写真ありがとうございました。
残念ながら会い損ないました。

ハンノキ、名前は知っていますが実物を見た記憶はないのです。

↓ トキ、きれいなとりですね! 
宮沢賢治に関係した鳥はヨタカしか思い浮かびません。(汗)

また、寄らせていただきます。
Commented by nenemu8921 at 2008-02-06 22:12
かのさん。ようこそ。
お送りしたのはルリビタキだと思いましたが。
♀はちょっとジョウビタキにも似ていますね。
このハンノキはあの日に水元で撮影したものです。
鳥のことばかり気にかけていると、地味な植物は目に留まりませんよね。
どうぞ、今後ともよろしく。


Commented by かぐら川 at 2008-02-07 01:37 x
ごぶさたしています。ハンノキは、樹花“目だたぬ花”の理想形ですね。見上げるハンノキの樹形、ほれぼれと見てしまいました。

ハンノキのそれでも花のつもりかな

一茶の有名な句ですが、あらためてnetで検索しても「ハンノキ」と片仮名書きがほとんどですね。オリジナルは片仮名なのでしょうか。手元に信頼できる一茶句集がないのが残念です。
「新渡戸と新渡辺」など書こうと思いつつ、そのままになってしまいました。「帝国図書館(上野図書館)」についてはあらためて。。。。
Commented by かの at 2008-02-07 05:54 x
おはようございます。
すいません、鳥の名前を間違えてしまいました。
尾の色が青いですからルリビタキですよね、失礼いたしました。
次に行った時はハンノキも探してみます。
樹形が素敵ですから目立ちそうですね。
Commented by sdknz610 at 2008-02-07 11:36
天空に思い切り腕を広げる千手観音! いいアングルです。
真っ青な空もいいな~♪
これがハンノキ、良く覚えておかなくっちゃ!
Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 12:08
かのさん。
ありがとう。尾の色があまりよくわからないショットでしたね。
顔なんかジョウビタキちゃんによく似ていますものね。(^^♪
ハンノキはあちこちでよく見かけます。
こんな大きな木は少ないけれど。


Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 12:11
かぐら川さん。一茶らしくていいですね。
有名な句なのですか? 知りませんでした。(~_~)
ハンノキを賢治は時々赤楊の木と表記していますね。
しかし、かぐら川さんは本当に博識ですね。
ツェッペリンの記事も拝見しましたですよ。
ジュール・ベルヌの「80日間世界一周」などが私にはイメージとしてありました。気球ですけど。
大正期、翻訳されていたかしら。

Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 12:23
samさん。ありがとうございます。
千手観音はいい表現ですね。
賢治作品によく出てくるのでおなじみになりました。
そうでなかったら、あまり気にもとめなかったと思います。

しかし、華厳の滝拝見しましたよ。すごい迫力ですね。
形容する言葉が思いつかないくらい、スゴイです。



Commented by rinrin at 2008-02-07 15:22 x
こんにちは
はんの木は、花巻では、雑木林にはかならずありますね。
この長いの花だとは思いもしませんが、実は、拾って何ともなく集めたり、今、私の犬の散歩コースにもあります。
ケールは、知りませんでした。
絞って飲んだら効くかしら?(笑)
Commented by azalea at 2008-02-07 18:34 x
こんばんは、azaleaです。

先日は、こちらこそ大変お世話になりました!
私のブログ、さっそくリンクに加えていただき、ありがとうございます。
イーハトーブ・ガーデン、お邪魔するたびに素晴らしい写真に圧倒されています。
ハンノキ、大迫力ですね!
この次は何が出てくるんだろう・・・と楽しみにしていますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します。
Commented by namiheiii at 2008-02-07 22:00
見事な大木ですね。TBさせて頂きました。
Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 22:27
rinrinさん。ハンノキって、葉が出てくるとあまり目立たないのよね。
ハボタンではなくて、ケールと呼ぶのが賢治風ですよね。
rinrinさん。元気になってよかった!!
Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 22:35
azaleaさん。ようこそ。
こちらこそ、よろしくお願いいたします。
azaleaさんのファンが多いのに驚きました。
いつか、アザリアもいい写真を撮りたいです。
Commented by nenemu8921 at 2008-02-07 22:35
namihei先生。偶然でしたね。
TBありがとうございます。
namihei先生の画像は、赤い色がきれいですね。
賢治が赤楊の木と書いてハンノキと読ませているのがよくわかります。
Commented by かぐら川 at 2008-02-09 00:12 x
 一茶の上掲句、岩波文庫の『一茶俳句集』には載っていませんね。文庫には、二万句のうち二千句が選ばれているのですね。
 一方のヴェルヌですが、なんと「80日間世界一周」の訳は大正どころか、日本で最初のフランス文学の翻訳作品の栄誉をになう明治11年の翻訳がありますね。
(拙日記に続きをちょっと書きました。)
Commented by nenemu8921 at 2008-02-09 22:31
かぐら川さん。こんばんわ。
一茶の二千句に目を通されたのですか? スゴイ!!
ヴェルヌの情報ありがとうございます。貴日記も拝読しました。
賢治の所蔵目録の中にベルヌの著作は見当たりませんが、
少年世界などは読んでいたようですから、きっと知っていたでしょうね。
ネモ船長とクーボー博士はキャラとしては共通項があると思います。
設定は異なりますが。
ヴェルヌを支えた編集者エッツェルの伝記を知人が昨年刊行しました。
「名編集者エッツッルと巨匠たち」(新曜社)
ヴェルヌは調べたら面白いことが出てきそうです。ヴェルヌと賢治に言及した論はまだないと思います。
勉強が足りないといわれそうです。

やってみませんか?
 
賢治生誕100年はヴェルヌ没後100年でした。






by nenemu8921 | 2008-02-06 12:52 | 植物 | Comments(16)

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