栗の花
2008年 07月 07日
はげしい栗の花のにほひ
送ってきたのは西の風だ
谷の霧からまっ青なそらへ
岬のやうに泛んでゐる
向こうの尾根のところどころ
月光いろの梢がそれだ
そのいちいちの粟のやうな花から
風にとかされ無数の紐や波になって
ここらの尾根を通るのだらう(略)
詩〔朝日が青く〕
高さ17mほどにもなる落葉高木。多くの品種があり、果樹としてもよく植えられている。花期は6月ごろ。雄花は長さ約15cmの花序につき、雌花はその下部に着く。
花は独特の芳香がある。
風にとかされて紐や波になるのは栗の花の香りばかりでない。
時として「鳥とは青い紐である」(詩「春夜暁臥」)と、詩人は言う。
だけど、早朝のさわやかな空気感が伝わってきますね。
栗の花は東北ではよく目に付いたのでしょう。あちこちにありますから。
風にとかされて紐や波になる…すごい表現だけれど、そうだなあとも感じますね。
写真もきれいです。
谷間の小さな部落らしいのですが。
賢治にかかると、「夕日は青めりかの山裾に」ですものね。♪♪
音も香りも風向きで届くのですね。
紐になるとは、新鮮な表現ですね。
まっ白に花咲いていますよ。
あの花も生くさいですね。栗もまた。
ネズミモチはみなヒヨドリのお土産から大きくなったのかなと思いながら
運転していました。
いいですね、今の季節気持ちがいいでしょう。
花も香りも紐ですね。(#^.^#)
サラダ街道ですか。八ヶ岳風なおしゃれなネーミングですね。
きれいなお花に出会えたでしょう。