蕪島
2008年 07月 12日
翌日は種差海岸へいく。(略)
三日目、朝早く砂浜に出ると、漁師のおばさんが海でとったばかりの大きなアワビを六、七個持っており、頼むと五〇銭でわけてくれたので安いのに驚く。
今日は舟を頼んでウミネコの繁殖地蕪島を見にゆくのである。屈強の男がふたり舟をこいで島へのりつけて上る。一面雑草の中に数知れぬウミネコがおり、春やってきて産卵し生まれたヒナたちを加えて何千羽かわからない。
男たちが雑草を根こそぎぬいて放りなげると、休んでいた鳥たちは一斉に舞い上がりミュウミュウと空をまっ暗に覆ってとびまわった。やがて騒ぎがおさまり、再び舟にのって帰る。
(略)
新宮沢賢治校本全集第16巻(下)年譜篇
先月訪れたときは繁殖期の終わりに入っていた時期で、大きくなったヒナがあちこちに見られた。
宮沢賢治はウミネコの群を見てどんな風に感じたのだろう。この小旅行に関連した作品としては駅で見かけた人をスケッチした文語詩しか残されていないのが残念である。
海のそばに住んでいました。ウミネコがベランダに押し寄せてきて
往生したものです。その激しさ、攻撃的なこと。けっして可愛い海鳥
ではありませんでした。この写真と同じ顔でしたよ。
子供を見る目は優しいのに、相手によってはすごく怖い目になるんですね。
こんな目で見られたらたじろいでしまいます。
このあたりで見られるウミネコはまだゆるりとした環境なんですね。
ヒナはみんな可愛いと言いたいけど。。。目は可愛いけど嘴が鋭いですね。
ウミネコのヒナは初見です。ありがとうございます!
ウミネコの、特に最後から二番目の顔は凄まじい迫力だと思います。
再びマルコについての連絡
本日(7/12)胡四王山を訪れた際に、麓で釣りをしているおじいいちゃん(70歳代後半?)にオオバコを示して聞いてみると、迷うことなく『マルコ』と言って教えてくれました。ただし、ナガラバットは知らないとのことでした。
また、賢治記念館の花壇の草取りをしているおばあちゃん(60歳代後半?)に訪ねてみると、どちらも知らないと云うことでした。
それにしても数が多いですね~・・・。
傘を差さないと爆弾が落ちて大変、という話を思い出しました♪
こんなに多いのは近くで餌が豊富にあるということなのかな~・・・。
八戸港などの港とか・・・。
弱い子は生き延びられません。
雨の日でしたので、いっそうきびしい現実でした。
つつかれて、力尽きていく子もいました。
ああ、ウミネコに生まれかわりたくないなあと思いましたですよ。
この迫力のある鋭い顔はちょっと意外ですねーー;
それだけ生きるのに厳しい環境にあるってことですね。
それにひな鳥の足のたくましいこと、しっかりと地に足をつけて生きてるって感じ^^v
マルコのこと、気にかけていただき有難うございます。
そうでしたか。土地の方でも、様々ですね。
「それでは計算いたしませう」という詩は湯口湯本あたりでしょうか。舞台は。
胡四王山、南斜花壇のお世話をしてくださる市民の方には本当に感謝です。
おかげでいつもきれいになって居ますね。
以前は、繁殖期でない時期に行ったことがありますが、やはりたくさん居ました。
ヒナを見ることが出来る時期は限られていると思います。
この季節は一層殺気立っているようです。
だからこそ、真剣な姿が美しいとも感じます。
いわゆるカワイイというのとちがうのですが。
このヒナも小さいながら、さすが、ウミネコっぽく、強そうですね。