どんぐり

「(略)そこで今日のお礼ですが、あなたは黄金(きん)のどんぐり一升と、塩鮭(しほざけ)のあたまと、どっちをおすきですか。」
「黄金(きん)のどんぐりがすきです。」
 山猫は、鮭(しゃけ)の頭でなくて、まあよかったといふやうに、口早に馬車別当に云ひました。
「どんぐりを一升早くもってこい。一升にたりなかったら、めっきのどんぐりもまぜてこい。はやく。」
 別当は、さつきのどんぐりをますに入れて、はかって叫びました。
「ちやうど一升あります。」
                                  童話「どんぐりと山猫」

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ドングリ
ドングリ(団栗)はブナ科のクヌギ・カシ・ナラ・カシワなどの果実(正確には種子ではない)の総称である。
一昨日、ベランダの下のマテバシイの木を剪定したら、もうこんな青い実がついていた。
ある会で、お土産にどんぐりを枡一杯いただいたことがある。かねだ一郎くんの気分で、嬉しかった。
Commented by fan_tail at 2008-07-18 07:53 x
うわぁ~、きれい!!
どんぐりと山猫は私でも知っています。(笑)
緑色のドングリってちょっとおしゃれですね。
Commented by sdknz610 at 2008-07-18 10:08
この綺麗なマスに目が行っちゃいました! 
最近こういうの見て無いな~♪
升酒用?・・・
Commented by グレ at 2008-07-18 12:47 x
椎の実ですか! 懐かしい^^。
私が子供のころ大きな椎の木がありました。
とてもたくさんの実がなり、台風の後には下にたくさん落ちていたのを思い出しました!
ただ毛虫がすごくて夏になると近寄れませんでしたーー;
Commented by かぐら川 at 2008-07-18 21:03 x
“塩鮭のあたま”“めっきのどんぐり”――こんな賢治のことばにもはっとしましたし、あらためて「ちやうど一升あります。」というのにも、う~んとうなってしまいました。
マテバシイは葉っぱがなんとも言えずすきですが、どんぐりの方もちょっとメタボ気味のものが多いような。。。
Commented by nenemu8921 at 2008-07-18 23:59
fan_tailさん。
ドングリは茶色になったものを食べるのかしら。
青いのはきれいだけれど、おいしくなさそうですね。(#^.^#)
Commented by nenemu8921 at 2008-07-19 00:07
samさん。最近は日本酒より焼酎ブームですものね。
枡にあふれるお酒を飲むのも楽しいでしょうね。
でも、こう暑いと、冷えたビールでしょうか♪♪


Commented by nenemu8921 at 2008-07-19 00:16
グレさん。椎の木っていいですね。
大木になると、どんな木でも尊敬したくなるような気持ちを抱いてしまいますが。
毛虫ですか。毛虫も怖いですね。うっかりすると、腫れあがったりします。
この木は天狗巣にやられていたのです。
(賢治は桜の天狗巣について書いていますが)
冬には、ヒヨドリ、時々はメジロもモズもやってきます。
Commented by nenemu8921 at 2008-07-19 00:30
かぐら川さん。お久しぶりです。
賢治作品って、主題より、表現がスゴイのネ。
言葉ですよね!
洗練された詩句もいいけれど、会話の中にも面白い表現がありますね。
塩鮭の頭なんて、いまどきははやらないけれど、懐かしい。
様々に塩鮭の思い出ってあるでしょうね。
マテバシイの葉って、そんなに魅力的だったかしら…。
よく見てみなくては……。...ヽ( ´_つ`)ノ ?

by nenemu8921 | 2008-07-17 22:20 | 植物 | Comments(8)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


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