ハグロトンボ
2008年 08月 17日
さう亀茲国の夕日のなかを
やっぱりたぶんかういふふうに
鳥がすうすう流れたことは
そこの出土の壁画から
たゞちに指摘できるけれども
池地の青いけむりのなかを
はぐろとんぼがとんだかどうか
そは杳として知るを得ぬ
詩 一五四 「亜細亜学者の散策」
ハグロトンボ(カワトンボ科)羽黒蜻蛉
成虫は5~10月頃まで見られ、とくに7~8月に多い。主に平地から低山地のヨシなどの挺水植物や、エビモ、バイカモなどの沈水植物などが茂る緩やかな流れに生息する。幼虫は、おもに夜半から早朝にかけて、挺水植物などに定位して6~7月頃に羽化する。羽化後の若い個体は薄暗いところを好み、水域から離れて林の中で生活するが、成熟すると再び水域に戻り、明るい水辺の石や植物などに止まり縄張りを張る。交尾後、雌は水面近くの水中植物に産卵する。
画像は上から♂、♂、♀。
作品は「春と修羅」第二集のもの。
亀茲国はキジコクと読み、西域の古国。現在のクチャの地。現中国新疆ウイグル自治区。
インドと接する古代亀茲国は中国人とインド人との混血も多かった。「法華経」を漢訳した鳩摩羅什もインド人を父に、中国人を母にしてこの地で生まれた。天山山脈南麓に位置し、シルクロードの中継点の一つ。仏教文化が栄え、寺院址等の遺跡も多い。
宮沢賢治にとっては憧れの地でもあったのだろう。
とてもスリムでお洒落なところはnenemuさんに似てるかな?
石垣島に行ってこられたのですね。
美しい海と自然・・・南国の人たちの明るさが伝わっています。
いいご旅行ができて良かったですね。
いい写真になりましたか?
本当に宮沢賢治ってよくいろんなこと知っていましたね。
現代のように情報も多くなかったでしょうに、特にビジュアルな情報は少なかったと思うのですが。
でも、マルメロさんのアンテナもたいしたものです。(#^.^#)
この詩のなかのすうすう流れた鳥はどんな鳥だったのでしょね。
壁画に描かれていた様子ですが…。
5キロ減量されたとか。あなたを見習いたい心境であります。
久しぶりに家族との旅行でしたが、やはり子どもや孫がいないと夏休みは盛り上がりませんね。
お宅がうらやましいです。
ホトケトンボと呼ぶ地方もあるのも納得できます。
私の職場でもハグロトンボはたくさん見られます。
オスのメタリックなボディーもきれいですが、
メスが翅を広げると絽のように透き通り、とても美しいです。
ホトケトンボですか?初めて聴きました。
こにタンさん、拝見しましたよ。お宅の職場のトンボたち。
すごい写真ばかりですね。
ウスバキトンボの目玉、どうやって撮ったの!! どんなカメラで!?
アオメアブはきれいなサングラスですね!
北京オリンピックを見ながら、現中国の見えない部分も感じることがありますね。
中国にも賢治を通じての友人や知人がおりますけれども。