オモダカ

(略)
  《鳥がね たくさんたねまきのときのやうに
   ぱあつと空を通つたの
   でもギルちゃんだまつてゐたよ》
  《お日さまあんまり変に飴いろだつたわねえ》
  《ギルちゃんちつともぼくたちのことみないんだもの
   ぼくほんたうにつらかつた》
  《さつきおもだかのとこであんまりはしやいでいたねえ》
  《どうしてギルちゃんぼくたちのことみなかったらう
   忘れたらうかあんなにいつしよにあそんだのに》
(略)
                             詩「青森挽歌」
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オモダカ(オモダカ科オモダカ属)面高
北海道~九州の水田や沼、湿地などに生える多年草。地中に匐枝をのばし、先端に小さな球茎をつくる。葉は長い柄があって直立する。葉身は基部が2つに裂けた細い矢じり形で、長さ7~15cm。基部の2個の裂片の方が頂裂片より長く、先端は鋭く尖る。花茎は高さ20~70cm。上部の節ごとに径1.5~2cmの白色花を3個ずつ輪生させ、花序上部には雄花が、下部には雌花がつく。雄花は多数の黄色い雄しべ、雌花は多数の雌しべがつく。同花受粉を避けるため下部の雌花が先に咲く。果実は扁平な倒卵形で広い翼のあるそう果。花期は8~10月。
画像は上から雌花。中が雄花。下が全体像。不思議な植物だ。

作品は青森挽歌の一節だが、ギルちゃんは亡妹トシを意識したもの。幼年時の思い出か。
Commented by fan_tail at 2008-10-03 07:53
おしろい花、おもだか、白い花はきれいですね。
オモダカはここに越してきた時、田んぼで見るのが珍しくて
よく足を止めて眺めていました。
今は。。。除草剤をまめにまかなくなったのか、数もものすごく増えて
あまり真剣に見なくなっていました。
今度ちゃんと見てみます。
 *コンバインの性能が良くなって、草を取り除いて稲だけを刈れるようです。
   で、場所によっては草だらけの田んぼもあるんです。
 
Commented by kawazukiyoshi at 2008-10-03 14:56
これが、おもだか
気がつかないで見過ごしてしまうかもしれない花ですね
よく見たら、色んなところに
自分で見ていないものがあります
人もそうです
まだよく見ないといけないなーー
今日もスマイル
Commented by nenemu8921 at 2008-10-03 21:31
fan_tailさん。これは成東の食虫植物群落の周辺の水田で見つけたものです。
近くには水田がないので、なかなか行き会えなかっので、嬉しかったです。
でもちょっと時期が遅かったようで、実が多かったです。
ワレモコウ、オミナエシ、サワヒヨドリがたくさん咲いていました。

Commented by nenemu8921 at 2008-10-03 21:48
kawazukiyoshiさん。ようこそ!!
台湾にお住まいなのですね。
台湾にも水田はありますか?おもだか見る機会があるでしょうか?
人生長くやっていると、経験や体験が多くなって、見ること、視ることは、
なかなか出来なくなりますね。
でも自覚すれば、その意識を持てば、世界は新鮮になりますね(#^.^#)
今後とも、どうぞ、よろしく。
Commented by グレ at 2008-10-03 22:12 x
こんばんは(*^。^*)/
オモダカって初めて見ました!
この葉の形どこかで見たと思ったら、家紋や時代劇などで衣装の柄などに使われていますよね?
それに葉の形がすごくきれいなので、デフォルメされたものかと思ったらそのまんまなんですね、びっくりです!

余談ですが私は家紋のデザインが大好きなんです。
むかしの人たちのセンスって素晴らしいと思いませんか(*^^)v
Commented by mayumis39 at 2008-10-03 23:47
オモダカ・・・初めてです。
ああ・・・でももっとよく田んぼなど見ていれば出会えるかもしれませんね。
私もリンクもらって帰りますね^^
Commented by namiheiii at 2008-10-04 09:45
雄花と雌花の違いよく分かりました。
最近は除草剤のせいか田んぼでオモダカを見かけることが少なくなりました。独特の葉の形が好きですが葉と花は多くの場合は離れていて花と両方を撮るのはなかなか難しいですね。

ギルちゃん、遠い昔にそんなことがあったような・・・
Commented by ケイタロー at 2008-10-04 10:34 x
この詩句を読んでから、田んぼのアマガエルがなんだか、気になるようになりましたね。
子どものとき、おしっこを)かけたり、いたずらしたものでしたが。
オモダカは子どものとき、ほとんど気づかなかったなあ。
Commented by kawazukiyoshi at 2008-10-04 14:31
台湾はたくさんの水田がありますよ。
中・南部では三毛作です。
台湾は平野が少ない島ですから
水田は大切に守られていますよ。
ドー・シ・ドー

モー・ナ・ミー
モー・ナ・ミー
って歌うんですよ。
愛のおまじないなんです。
ふっふっふ
今日もスマイル
Commented by mayumis39 at 2008-10-04 18:27 x
こんばんは!
とてもうれしいことがありました。
きょう、オモダカに出会えたのですよ^^
TBさせてくださいね。
きょうの記事のなかで こちらのことも紹介させていただきました。
よろしくお願いします。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 21:02
グレさん。オモダカの葉はすばらしいのですが、大きいのですよね。
ですから小さな花と葉と同じ画面に納めるのは、ちょっと苦労です。
昔の人は自然の中のステキなものを上手に取り込んでいたのですね。
家紋ですか、面白いですよね。(#^.^#)
オモダカの葉をデザインしてランチョンマットなんか、作ったらステキだろうなあ。♪♪
グレ・ブランドで、チャレンジしてみませんか?
Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 21:09
mayumisさん。ホント?
拝見しましたとも!! ステキな画像になりましたね!!
私も、嬉しいィ♪♪  お近くに水田などあるのでしょうか?
いいなあ。小さな出会いから感動へ広がりますね。
私の暮らすところは、千葉県でも東京の隣ですが、このオモダカは九十九里海岸近くの水田で、見つけたのですよ。
mayumisさんと、きっとご縁が深いのね(#^.^#)
どうぞ、これからもよろしく。

Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 21:17
namihei先生。関心を持っていただき嬉しいです。
悩むんです。先に課題ありきですから、いい写真ではなくて、課題をいい写真にとらねばならないので。
これが、なかなかうまくいきません。
写真も図鑑写真はよく馬鹿にされますが、賢治作品の資料として提供する場合は、図鑑的要素も大切なわけですから。
悩むんです。…♪♪ でも楽しく悩んでいるわけであります。

Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 21:22
ケイタローさん。子どもはみな身の回りの虫やトンボやカエルと遊んで、
時には残酷なこともして、成長するのですよね。
みんな、タイケンして、大きくなった。
(最近の子どもは知りませんが…)
でも、賢治は深い罪悪感にとらわれたようですね。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 21:28
kawazukiyoshiさん。台湾って陽気な楽しいあたたかいところみたいですね。
行ってみたい!
水田を大切に歌って守る!!というのはすばらしいです。

タ、タ、タ、タ、タ、ターン

タ、タ、タ、タ、タ、ターン

明日の分まで、スマイル、ありがとう。
リンクさせていただきますね。よろしく。

Commented by namiheiii at 2008-10-04 21:40
私も歌と写真の両立で悩んでいます。大いに悩みましょう!
TBさせて頂きました。4年前の写真です。それから碌な写真が撮れていません。
Commented by sdknz610 at 2008-10-04 21:57
難しい花が出て来ますね~♪ 勉強になります!
オモダカ・・・不思議な形です。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 22:18
namihei先生。すばらしい画像拝見しました。
こういういい写真を拝見すると、「なやみははてなし~~」などと。
いとも軽やかに歌も作っていらして…と思いましたが、すこし、ほっとしました。
生身の人間的で、よかったです。
悩んで続けたいと思います。どうぞ、よろしく
Commented by nenemu8921 at 2008-10-04 22:18
samさん。不思議な花ですが、名前も不思議ですよね。
面高なんて。
目鼻くっきり!と、いったところでしょうか。
夏の初めだと、花が際立ってみえるのでしょうか。
by nenemu8921 | 2008-10-02 22:51 | 植物 | Comments(19)

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