いのころぐさ→エノコログサ

一本木の野原の、北のはづれに、少し小高く盛りあがった所がありました。
いのころぐさがいっぱいに生え、そのまん中には一本の奇麗な女の樺の木がありました。
                                        童話「土神ときつね」

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エノコログサ(イネ科エノコログサ属)
和名のエノコロは犬の子の意味で、花穂が子犬の尾を思わせることによる。
イノコロはエノコロに同じ。別名のネコジャラシは、花穂で子猫をじゃれさすことによる。

土神と、きつねの詩人と二人から恋される美しい樺の木は、幹はてかてか黒く光り、枝は美しく伸びて、五月には白い花を雲のやうにつけ、という描写から、白樺ではなくて、ヤマザクラというのが定説である。
Commented by ケイタロー at 2008-10-07 07:16 x
「土神ときつね」の、この冒頭の文章がいいですね。
エノコログサで始まり、カモガヤで終わる「草穂のものがたり」という印象です。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-07 11:24
ケイタローさん。草穂の物語?!ですか。
なるほど…。嫉妬という感情がテーマになっていると思いますが、
そうした感情も風に揺れる草穂のごときものでしょうか。
すごい卓見を伺いました。
Commented by sdknz610 at 2008-10-07 21:56
朝日の逆光に輝くエノコログサを最近良く見ます。手触りがイチローの尻尾とソックリです♪
Commented by nenemu8921 at 2008-10-08 00:18
samさん。なかなかいい写真になりません。(´_`。)グスン
イチローくん、気候がよくなって、元気でしょうね。
by nenemu8921 | 2008-10-06 23:28 | 植物 | Comments(4)

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