カクタス→ダリア

(略)
これに次では第百四十
これは何たるつゝましく
やさしい支那の歌妓であろう
それは焦がるゝ葡萄紅なる情熱を
各カクタスの弁の基部にひそめて
よぢれた花の尖端は
伝統による奇怪な歌詞を叙べるのであります
更にその雪白にして尖端に至って寧ろ見えざる水色を示すものは
その情熱の清い昇華を示すものであります
                     詩ノート「ダリヤ品評会席上」

カクタス咲きダリア
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カクタス咲きとは、花びらが外側に捲き、剣のような様相を見せる咲き方のダリアの花型。
カクタスの名の由来は、とがった花弁がサボテンの花に似ていたことから付けられ、原種に近い「ダリア・ジュアレジー」から誕生したと言われる。
宮沢賢治はダリアの花に関してもかなり専門的な知識を持っていたようである。
カクタス咲きは、最近ではその花弁の形状により「ストレート・カクタス」「インカーブド・カクタス」「セミ・カクタス」の3つに分けられる。
画像は最近のカクタス咲きのダリア。

追記
旅行先で、思いがけず、ダリアの名花が咲き競うガーデンに立ち寄る機会があった。
画像を新しくした。他にもよかったら、続きをどうぞ。






最近の新しい品種ではカクタス型とデコラティブ型を掛け合わせたようなひときわ豪華な花が目立った。
どれも大輪の花で、天竺牡丹のネーミングに改めて納得した。
画像はどれも比叡山ガーデン・ミュージアムで拝見したものである。
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Commented by sdknz610 at 2008-10-11 11:34
一個一個が細長い花ってことですよね?・・・この中に蜜があるのか~・・・虫は蜜吸いが大変ですね。
ホシホウジャクなら何とか、かな?・・・。
Commented by グレ at 2008-10-12 23:13 x
こんばんは(*^。^*)/
このダリアはきれいですね!
この当時はダリアに人気があったのでしょうか?
そしてダリアの品評会は今でも行われているのでしょうか?

Commented by nenemu8921 at 2008-10-13 17:25
samさん。虫の心で花を見てますね(*^_^*)
虫も蝶も蜂も、ちょっとたじろぐかなあ…。
私も圧倒されましたですよ。

Commented by nenemu8921 at 2008-10-13 17:33
グレさん。ダリアは園芸種の女王といったところでしょう。
最近のバラ園栽培のように。
大正期には各地でダリア品評会が盛んに催され、大正10年に、日本ダリア会が設立されています。
今でもダリア品評会はありますよ。もちろん。
毎年、新しい品種が話題になるようです。
Commented by キッコ at 2008-10-13 21:22 x
このときの第一位、第二位、第三位になったのは、実際には何という品種のダリアだったか、気になるところです。
ダリアの品種は限りなくあるようだから、確定するのは難しいですかね。
やさしい支那の歌妓なんて、見てみたいですね。
Commented by オキザリス at 2008-10-13 21:42 x
まあ、ダリアって、きれいですね。色も多彩ですね。
やはり、ブルーの花はないのですか?
トップの写真、すばらしいです。
でも栽培は難しいのかしら。
Commented by グレ at 2008-10-13 23:35 x
こんばんは(*^。^*)/
今でも品評会があるのですね~!
それに”日本ダリア会”なんてのもあるんですね、びっくりです(゜゜;)
ダリアにこんなに色々な種類があるのも知りませんでした。
無知ですね~(ー_ー)!!
勉強になりました。ありがとうございましたm(__)m
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 01:56
キッコさん。戦前の資料は少ないのですよ。
この時代の地方紙を丁寧に見ていけば、なにか関連記事が出てくるかもしれませんが。
怠惰ですので、資料探しはニガテです。
でも、本当に支那の歌妓を見つけたいですね。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 02:00
オキザリスさん。
ブルーのダリアは、バラ同様不可能の代名詞かも…。
栽培はバラほど虫がつかないと思いますが。
ただ、ダリアは茎が空洞ですから、花の重みで折れやすいようです。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 02:03
グレさん。ありがとう。
ダリアの専門の業者さんが多いのでしょうね。
私もダリアのことは知らないことばかりで、今回にわか勉強しただけなのですが、さすが、賢治の世界は奥が深いと思いました。

Commented at 2008-10-14 02:38 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 10:14
しろうさぎさん。ありがとう。
お世話になりました。
最後のケーキとお茶はもっとゆっくりしたかったのに、あわただしくさせて、ごめんなさいね。
でも新幹線、ギリギリでセーフでした。(ホッ)
写真、よく撮れていましたか?
メモリーはついでの折でかまいませんよ。
では、いずれ、また。
どうぞ、今後ともよろしく。
Commented by ゆきねこ at 2008-10-14 16:39 x
nenemuさま 比叡山での謙治研究会お疲れ様でした。
充実した2日間でした。ありがとうございました。
解散後、nenemuさんは美しい花たちと出会われていたのですね。
ダリヤの花ひとつひとつながめると、花びら一枚一枚の形がとても繊細で美しいです。飴細工のようです。
Commented by mo-su1717 at 2008-10-14 22:30
こんばんわ
比叡山にいらしていたのですね。新しい品種のダリアですね。素敵です。
比叡ミュージアムいたことがないのですよ。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 22:48
ゆきねこさん。ご参加ありがとうございました。
中身入り(空箱ではなくて)のサン・メイドのレーズンもたいそう嬉しいプレゼントでした!!
皆さんも感激でしたね。(*^_^*)
よくよく見れば、10数年前、明治屋で私がゲットしたときのものより、箱の紙質が高級になっているようです。
デザインは同じですがボール紙みたいな箱でした。
女の子もご指摘の通り、都会的な顔立ちになっているようです。
でも、すごく嬉しいので、雲の信号の合評会の時に皆さんにご紹介させていただきますね。
ありがとう。お疲れ様でした。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Commented by nenemu8921 at 2008-10-14 23:18
基子さん。初めての比叡山でした。
比叡山は美しいところですね。
広いので愕きました。歩いて廻るのはたいへんでした。
山で鍛えた基子さんとちがって、体力に自信なく、ケーブルで登ったのですよ。
御堂の苔の1本1本までが威信と栄光に拠って管理されているようでした。
ガーデン・ミュージアムはお花は園芸種ばかりでしたが、琵琶湖が一目で見渡せてすばらしい眺望でした。
by nenemu8921 | 2008-10-10 09:20 | 植物 | Comments(16)

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