2017年 11月 13日 ( 1 )

ノイバラ
賢治の秋の木の実といえば、なんといっても、ノバラの実です。
今年はあちこちで見事なノバラの実を見ることが多かった。
「よく利く薬とえらい薬」「十力の金剛石」など、ノバラの実はたびたび美しいイメージで登場するが、ノバラが茂った土地の開墾は実際にはかなり面倒である。

野ばらの藪を、
やうやくとってしまったときは
日がかうかうと照ってゐて
そらはがらんと暗かった
おれも太市も忠作も
そのまゝ笹に陥ち込んで、
ぐうぐうぐうぐうねむりたかった
川が一秒九噸の針をながしてゐて
鷺がたくさん東へ飛んだ
         詩「開墾」
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「開墾」は、『春と修羅・第三集』に収められている作品。一九二七、三、二七 の日付がある。
現代だったら、ブルドーザーであっという間に対処できようが、当時はいかにたいへんだったか。「川が一秒九噸の針をながしてゐて」とは、川面のながれのきらめきを、賢治風に表現したもの。
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ピラカンサス
ノイバラに似ているが、西アジア原産のバラ科の植物。小さな白い花を枝一杯に咲かせ、実もびっしりつく。野鳥のご馳走。小鳥が食べて、その排泄によって広がり、野原でも思いがけないところで自生している株に出会う。賢治作品には登場しない。
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これはヘクソカズラの実。これも小鳥たちが啄むが、あまりおいしくはないのか、かなり晩秋まで残っている。年が明けるころにはみななくなってしまう。
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これはムラサキシキブ。実付きが良いのでたぶん園芸種でしょうね。
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ゴンズイの実。秋には目立つけれど、はて、どんな花だったか…。
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ヤマモモ。
賢治作品では、詩「高架線」で、楊梅という表記で登場する。
関東大震災後の復興する東京の景観の描写である。
その頃から街路樹だったのだろうか。
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こちらはヤマボウシの実ですね。失礼しました。
この頃、ミスが多くて、落ち込みますね(>_<)
konekoさんからご指摘をいただきました。いつもありがとう。
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そしてこれはモミジバフウの実。秋の紅葉のトップランナーである。
水元公園の駐車場はこの葉が色づいて秋が始まる。
先日、立ち寄った時はもう、終盤だった。
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追記
konekoさんのご指摘を受け、慌てて訂正し、その後夕方からの会合があって出かけてしまいました。
帰宅して、画面を見たらあまりの乱れように(@_@)。
お見苦しい画面をご覧になった方々、たいへん失礼しました。
以後、注意してあわてないようにいたします。
引き続き、お付き合いくださいませ。よろしくお願いいたします。





by nenemu8921 | 2017-11-13 21:03 | 植物 | Comments(6)

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