カテゴリ:植物( 928 )

賢治が教え子の就職依頼のために細越健を訪ねた王子製紙の大泊工場は、廃墟化し、残されたままの巨大な建物は閑散としていた。その敷地内の空き地や、市内の道端などでしばしば目についたゴボウのようなアザミのような植物。
栽培種のゴボウが野生化したものか?
ゴボウか? エゾノサワアザミか?
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エゾノキツネアザミ(キク科アレチアザミ属) 蝦夷狐薊
だと思うのですが…。郊外の草地で。
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やはり道端や空き地でよく見かけた植物だが、同定できない。
色違いの花もあった。
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by nenemu8921 | 2007-01-02 00:02 | 植物 | Comments(4)

【50】 カラフトの花 5

オクエゾガラガラ(ゴマノハグサ科オクエゾガラガラ属)奥蝦夷がらがら
北海道の植物図鑑や高山植物の図鑑でも出ていなかった植物。
ネットで検索を続けるうちに、ほぼ同じ時期に中部大学サハリン植物調査隊というグループがサハリンを訪れ植物観察の記録を残し、ネットで発表しているのに遭遇して確認できた。
カナディアンロッキーの高山植物、スイスの高山植物でも、登場する。
宮沢賢治もこの植物を目にしただろうか?
詩「鈴谷平原」のなかで、
 「こんやはもう標本をいつぱいもつて
 わたくしは宗谷海峡をわたる
」と言っている賢治だが……。

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by nenemu8921 | 2007-01-01 02:11 | 植物 | Comments(0)
ホザキナナカマド(バラ科ナナカマド属)穂咲七竃
ナナカマドの木は、公園や街路樹にも多かった。
州都ユジノサハリンスク(旧豊原)のサハリン州立博物館の庭で、人々の喧騒をよそに、誰にも注目されずに華やかに咲いていた。
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チェホフ記念館の庭で
青い実がついていたこの樹木の名はわからない。
どなたか、ご存知の方がいらしたら、教えてほしい。
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サハリン現代美術館の前にもチェホフ像があり、その背後で見かけた樹木。
名前はわからない。ナツメの種類だろうか。
さくらんぼのように見えるが樹木は桜ではなかった。
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by nenemu8921 | 2006-12-31 00:30 | 植物 | Comments(0)
ミヤマキンポウゲ(キンポウゲ科キンポウゲ)深山金鳳花
サガレンでは平地で日本の高山植物が見られる。
レーニン広場で雑草のように咲いていた。
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エゾオオヤマハコベ(ナデシコ科ハコベ属)蝦夷大山繁縷
大型のヤマハコベの意。レストランの駐車スペースの空き地で。
この国は都市の大通り以外はほとんど舗装されていないので、いたるところ空き地には、
草が茂っていて、その多くは日本の高山植物である。
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マシケオトギリ(オトギリソウ科オトギリソウ属)渡島弟切
北海道西南部に分布しているオトギリソウの仲間だが、ここでは誰にも注目されずに咲いていた。
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by nenemu8921 | 2006-12-30 09:51 | 植物 | Comments(2)
いちめんのやなぎらんの群落が
光ともやの紫いろの花をつけ
遠くから近くからけむつてゐる
           詩「鈴谷平原」

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ヤナギラン(アカバナ科ヤナギラン属)柳蘭
日本国内の山で出会うヤナギランは楚々とした印象があるが、群落になると壮観である。
蘭といってもランの仲間ではなく、柳といっても葉が柳の葉に似ているということでネーミングされたという。
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エゾノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)蝦夷鋸草
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ノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)鋸草
これはチェホフ記念館の庭で手入れもされずに咲いていた。
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キタノコギリソウ(キク科ノコギリソウ属)北鋸草
別名ホロマンノコギリソウ(幌満)鋸草)ともいう。稚内の宗谷岬周辺の草地で見つけた。
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by nenemu8921 | 2006-12-29 02:33 | 植物 | Comments(0)
教え子の晴山亮一(大正12年3月卒業)は、後に次のように、
賢治から聞いた話を思い出話として語っている。
「いろいろ話の中に、カラフトへ行った話がありました。
夏休みにカラフトへ行ってきたが、カラフトは花の匂いがよくて、
とてもよいところだったと言いました。」
              森荘已池『宮沢賢治の肖像』より
 

サガレンでは多くの野草に出会った。それらの多くは宮沢賢治も83年前に目にしたものだと思われる。
この国の自然はそれほど大きく変わってはいないのだ。
下手なデジカメのスナップで恐縮だが、サガレンと北海道稚内でであった植物を順次紹介したい。

エゾクガイソウ(ゴマノハグサ科クガイソウ属)蝦夷九蓋草。
樺太鉄道の車窓から目立ったのは、ヤナギランとこのエゾクガイソウである。
クガイソウは早池峰でも出会ったことがあるが、こちらのは草丈がはるかに大きい。
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エゾムラサキニガナ(キク科アキノノゲシ属)蝦夷紫苦菜
花は、ハーブのチコリによく似ているが、葉を見ると、ニガナの仲間だと納得。
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ヤマハハコ(キク科ヤマハハコ属)山母子
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チシマヒョウタンボク(スイカズラ科スイカズラ属)千島瓢箪木
花も実も、双子の星のように。
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by nenemu8921 | 2006-12-28 21:46 | 植物 | Comments(0)
どっどど どどうど どどうど どどう、
青いくるみも吹きとばせ
すっぱいくゎりんもふきとばせ
どっどど どどうど どどうど どどう
            童話「風の又三郎」


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カリン(バラ科ボケ属)花櫚
広く庭園に植えられている落葉高木。花期は4~5月。果実は芳香があり、薬用。
最近では果実もスーパーなどで見かけ、庭木としても普及したが、賢治の時代はなじみがなかった。
昭和15年に公開された日活映画、島耕二監督の映画「風の又三郎」では、「甘いりんごも~、すっぱいりんごも~」と歌っていたように記憶している。
宮沢賢治という名も知らぬまま、小さな神社の境内で、この映画を妹と見た記憶がある。
昭和30年ごろだったと思う。小学校の1年生くらいのときだ。
by nenemu8921 | 2006-12-21 01:25 | 植物 | Comments(7)

【40】 めくらぶだう

その城あとのまん中に、小さな四っ角山があって、
上のやぶには、めくらぶだうの実が、虹のやうに熟れてゐました。
                         童話「めくらぶだうと虹」


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ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属) 野葡萄
山地や丘陵地、野原や川原にごくふつうに生える落葉つる性木本。
メクラブドウとはノブドウの方言。盲人の目玉に似た実をつけるのでこう呼んだ。
四っ角山は花巻市城内にある花巻城二の丸鐘楼跡の通称。

賢治はこの美しい実を地上の虹と見立て、天上の虹と対照させている。

今年はいいメクラブドウに出会えなかった。そんな年は秋も冬もゆっくり来る。
これは古い画像から拾い出した。
by nenemu8921 | 2006-12-16 01:38 | 植物 | Comments(2)
りんだうの花は刻まれた天河石(アマゾンストン」と、打ち劈かれた天河石で組み上がり、
その葉はなめらかな硅孔雀石(クリソコラ)で出来てゐました。
黄色な草穂はかゞやく猫目石(キャッツアイ)、
いちめんのうめばちさうの花びらはかすかな虹を含む乳色の蛋白石、
たうやくの葉は碧玉、そのつぼみは紫水晶(アメシスト)の美しいさきを持ってゐました。
そしてそれらのなかで一番立派なのは小さな野ばらの木でした。
野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった霰石(アラゴナイト)でみがきあげられ、
その実はまっかなルビーでした。
                                       童話「十力の金剛石」


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リンドウ(リンドウ科リンドウ属)竜胆

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ウメバチソウ(ユキノシタ科ウメバチソウ属)梅鉢草

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センブリ(リンドウ科センブリ属)千振  画像提供はyonoさん
日当たりの良い草地に生える二年草。胃腸薬としてよく知られている。
全草を乾燥させ、煎じて飲むが、苦味が強く、千回振り出してもまだ苦味があることから
この名がついたという。
たうやく→トウヤクはセンブリの別名、俗名。もともとは乾燥させたものを当薬と呼んだ。 
by nenemu8921 | 2006-12-13 10:54 | 植物 | Comments(0)

【34】 ぬすびとはぎ

「えゝ、王子さま。あなたのきものは草の実で一杯ですよ。」
そして王子の黒いびろうどの上着から、緑色のぬすびとはぎの実を一ひらづつとりました。
                                          童話「十力の金剛石」


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ヌスビトハギ(マメ科ヌスビトハギ属)盗人萩
山野に多い多年草。和名は半月形の豆果が盗人の忍び足の足跡に似ているからとも言うが、異説もある。
by nenemu8921 | 2006-12-12 00:17 | 植物 | Comments(0)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921