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ご挨拶

         ネネムの口上

しばらくお休みいたしましたが、再開します。
私nenemuは、おかげさまで元気ですが、実はPC君がちょっとひどい風邪をひいたらしく、ご機嫌が悪くて更新ができませんでした。
多くの友人からご心配頂き、メールやお電話をいただきました。
なかには、nenemuは交通事故で、病院で点滴を受けているのではないかと思い込んでいた方もいらしたようです。
ありがとうございます。元気ですよォ。
シゲガニロ博士(PCの先生です)の手厚い看護で、PCをなだめたり、すかしたり、ようやく再生しつつあります。
ふと、気がつけば、昨年11月2日に友人にそそのかされ、ふとした出来心で開設してから、昨日までに12383人のご訪問をいただきました。
1年間、とにかく続けようと思ってここまで来ました。メカオンチ、方向音痴で、運転も下手な私ですが、皆さんのご支援のおかげです。
かくなる上は、もっともっとイーハトーブの庭で思いっきり遊びたい!!
完全復帰まであと少しですが、徐々に対応させていただきますので、今後ともよろしくお願いいたします。
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佐藤国男画伯による「ネネム」(未公開絵本)の図です。

by nenemu8921 | 2007-11-30 23:35 | その他 | Comments(10)
「なにかうまそうなものないかな」
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「よし、センベイをゲットしたぞ! でも、ふくろが破けない!!」
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「それじゃ、このリュックだ。何かあるかな」
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「このヒモを引っ張れば、なにか出てきそうだが。……」
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「まだまだあきらめないぞ。きれっぱしじゃ気に入らん!!」
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「箱ごといただきだ!」
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「むむむ……中はからっぽだ! 
 おい、うまいもの持って来い!!」

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都会のカラス
数日前、都内の水元公園で野草を撮影していたときのこと。一休みしようと腰をかけて、お茶を飲んでいたら、ふと、カラスの視線を感じました。
あっという間に、怪盗カンタが舞い降りて来て、銚子名産のヌレセンベイをふくろごと咥えて持ち去りました。
近くの変電装置の屋根の上で必死に袋を破ろうとすれども、うまくいかない様子。
よし、証拠写真をとカメラを構えました。
すると、カンタは挑戦するかのように又降りてきました。思わず、たじろいだ私を尻目に、カメラリュックの上に飛び乗り、ヒモを加えて引っ張るのです。
「カンタ君、残念ですね。これはジッパーですよ」といってやりました。
すると、カンタはお菓子の入った箱に目をつけ、咥えて行きました。
でも、からっぽだと分かると、「おい、もっとうまいもの、持って来い!!」といったのです。
もちろん、私も負けずにカンタにいいましたとも。
「カンタよ、お前はカラスをやってなさい。イーハトーブには、お前のようなカラスはいなかったんだよ」と。

カラスと言えば、ゴミを荒らす、群れになって気持ちわるい、カアカア、ガアガアとうるさい…と、
嫌われる鳥の代名詞のようですが、カラスの言い分もあります。
都心のカラスは99.9パーセントがハシブトガラスと言われますが、このカンタはご覧の通りハシボソガラスです。
水元公園は数百羽のカラスのねぐらになっているようです。ハシブトとハシボソと混在しています。
カラスのことをもっと知りたい方はカラス研究室へどうぞ。
by nenemu8921 | 2007-11-10 14:17 | 番外 | Comments(14)

お日さん

(略)
「はんの木の
 みどりみじんの葉の向さ
 ぢやらんぢやららんの
 お日さん懸がる。」
(略)
「お日さんを
 せながしよへば、はんの木も
 くだげで光る
 鉄のかんがみ」
(略)
          童話「鹿踊りのはじまり」

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お日さん
賢治作品に登場する天体用語の中でも最も頻度数の高いもの。
お日さま、日輪、天道、日天子など表現も多様である。
この童話では東北の農民の素朴な太陽賛歌が鹿たちの歌となって、展開されている。

都内の水元公園を歩いていて、ハンノキの向こうに西に傾きかかった太陽を見た。
思わず、この童話の一場面を思い出した。

ハンノキに関してはこちらをどうぞ。
by nenemu8921 | 2007-11-08 22:18 | 天体 | Comments(6)

ホップ

(略)
ホップの蔓(つる)が、両方からのびて、門のやうになってゐる白樺の樹には、
「カツコウドリ、トホルベカラズ」と書いたりもしました。
(略)
                         童話「グスコーブドリの伝記」


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ホップ(クワ科カラハナソウ属)
ヨーロッパ原産の多年生つる草。山野に自生するのはカラハナソウで、ホップは栽培される。
腺点が著しく、ビールの苦味をつけるために用いられる。画像は雌花である。

数年前、9月の賢治祭の折に花巻を訪れたとき、イーハトーブセンターの裏の草原でカラハナソウを見たことがある。栽培種のホップに比べると、雌花も、葉も小さかった。
by nenemu8921 | 2007-11-07 19:06 | 植物 | Comments(4)

ススキ

そのとき西のぎらぎらのちぢれた雲のあひだから、
夕陽は赤くななめに苔の野原に注ぎ、
すすきはみんな白い火のやうにゆれて光りました。
                    童話「鹿踊りのはじまり」


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ススキ(イネ科ススキ属)薄
各地の平地や山地の日当たりのよいところに生える多年草。
別名のカヤは、昔、この葉で屋根をふいたことから刈屋根の意味だとも言う。
古名の尾花は花穂の形による。

賢治作品では、しばしば登場するが、「すすき」「芒」「かや」「萱」など表記は様々である。
イーハトーブの景色には、周年ススキは遍在するが、やはり秋が一番美しい。
by nenemu8921 | 2007-11-07 09:26 | 植物 | Comments(6)

カンナ

(略)

ははは 羆熊の堆肥
かういふものをこさへたのは
おそらく日本できみ一人
どういふカンナが咲くかなあ

(略)
                詩「冗語」


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カンナ(カンナ科カンナ属)カンナ
南北アメリカ原産の球根植物。
春に球根を植えると夏~秋に、茎の先に大きくて鮮やかな花を咲かせる。草丈1mを越え、茎の先に大きくて鮮やかな花を咲かせる。球根で殖やすが、暖かい地方では掘りあげる必要が無く、宿根草として扱うことができる。花色は赤、黄、ピンク、オレンジ、白や、その複合色など種類も多い。

花巻温泉で賢治が咲かせようとしたカンナはどんな色だったのだろう。
by nenemu8921 | 2007-11-02 20:33 | 植物 | Comments(12)

コキヤ←ホウキグサ 

また降ってくる
コキヤや羽衣甘藍(ケール)
植ゑるのはあとだ
堆肥を埋めてしまってくれ

(略)

ははは 羆熊の堆肥
かういふものをこさへたのは
おそらく日本できみ一人
どういふカンナが咲くかなあ

(略)
                詩「冗語」

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コキヤ(アカザ科ホウキギ属)箒木、箒草
中国原産の一年草。初夏にみずみずしい緑の葉は秋には珊瑚いろに紅葉して美しい。
葉や実が散ったあと、箒として利用した。実は畑のキャビアという別名もあり、食用にもなる。
コキアは、学名のKochia scoparia (=Bassia scoparia) からのネーミング。
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「冗語」は「ジョークです」といったニュアンスだろう。
花巻温泉遊園地に就職した教え子、富手一を手伝って花壇の苗の植え付けをしているときの作品。
花巻温泉は盛岡電燈株式会社の兼営事業として開業し、旅館、温泉場、遊園地、動物園などの施設をそなえた東北随一のレジャーランドだった。
ここでは、ヒグマの褥草を堆肥にする作業中で、苗の植え付けはあとだといいながら、いったいどんな花が咲くだろうかと言っているのである。
コキヤやケールは、園芸植物だが、賢治作品にはしばしば登場する。
by nenemu8921 | 2007-11-01 18:54 | 植物 | Comments(4)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921