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安比高原

八幡平へ行ったら、いつも立ち寄る安比高原のブナ林も歩きました。
周辺で、春にはオキナグサ、夏にはヤナギランも見られるところです。
標高は八幡平よりだいぶ低いと思いますが、ここにも秋の気配がしのびよっていました。
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上を見上げれば、色づき始めたブナやナラの葉が目に付きました。
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そして足もとには、キノコがあちこちにニョキニョキとしていました。
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ドクベニタケ(ベニタケ科)でしょうか。このキノコは多かったです。
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by nenemu8921 | 2009-09-30 18:57 | 場所 | Comments(6)

八幡平

公式日程をほぼ終えて、皆さんが東京へ帰った後、
我々サンディ毎日グループは八幡平へ行ってみました。
宮沢賢治が愛した岩手山麓に位置する国立公園です。
紅葉の季節が始まっていました。
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ところどころ車を停めて眺めれば、岩手山も雲の合間から顔を見せたりしてくれます。
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イメージで青く写してみました。

お気に入りの湿原、黒谷地を歩きました。
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地塘も草紅葉で黄金色にかがやいていました。
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こんな上まで車で行けるなんて。助かります。
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しかもこんな高いところで温泉に入れるというのです。

More どんな温泉かって
by nenemu8921 | 2009-09-29 21:09 | 場所 | Comments(10)
遠野の小友(おとも)というところに、藤沢の滝を訪ねました。
とうわ野鳥の会の九月の観察会に参加させていただいたのです。

年譜では、宮沢賢治は、昭和6年9月初めごろ、遠野の上郷村にかつての教え子沢里武治を
訪問したようですが、この渓谷を歩いたという記録はありません。
藤沢の滝は小さな渓流で、大小48もの滝が連なるすばらしい景観の地です。
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by nenemu8921 | 2009-09-28 12:32 | 場所 | Comments(8)

イギリス海岸

大型連休と賢治祭が重なったので、友人たちとイーハトーブへ出かけました。
もちろんETCの割引の恩恵に与るべく、週末に出かけたのでしたが……。
渋滞やら、アレコレあってハードな旅になりました。
しばし、お付き合い下さい。

お目当てはイギリス海岸だったのですが…。
泥岩層が露出したのはごく一部だけでした。

 夏休みの十五日の農業実習の間に、私どもがイギリス海岸とあだ名をつけて、二日か三日ごと、仕事が一きりつくたびに、よく遊びに行った処がありました。
それは本たうは海岸ではなくて、いかにも海岸の風をした川の岸です。北上川の西岸でした。
東の仙人峠から、遠野を通り土沢を過ぎ、北上山地を横截って来る冷たい猿ケ石川の、北上川への落合から、少し下流の西岸でした。
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イギリス海岸には、青白い凝灰質の泥岩が、川に沿ってずいぶん広く露出し、その南のはじに立ちますと、北のはづれに居る人は、小指の先よりもっと小さく見えました。
殊にその泥岩層は、川の水の増すたんび、奇麗に洗はれるものですから、何とも云へず青白くさっぱりしてゐました。
                                          童話「イギリス海岸」
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長い間、水底にあった泥岩層は黒ずんで見えますが、こうして表面をこすってみれば、たしかに青白くさっぱりと見えるのです。

ちょっとがっかりしたのは我々だけではなかったようです。河北新報の記事です。こちらをどうぞ

しかし、イギリス海岸は全国から集まった賢治ファンでにぎわいました。
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土手には全国のナンバーの車が並びました。すごいですね。
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 こちらがほんもののイギリス海岸です。
by nenemu8921 | 2009-09-26 18:07 | 場所 | Comments(20)

きささげ

(略)
「おかあさまはわかったよ、あれねえ、ひきざくらの花。」
「なあんだ、ひきざくらの花だい。僕知ってるよ。」
「いいえ、お前まだ見たことがありません。」
「知ってるよ、僕この前とって来たもの。」
「いいえ あれひきざくらでありません、お前とって来たの、きささげの花でせう。」
「さうだろうか。」子熊はとぼけたやうに答へました。
小十郎はなぜかもう胸がいっぱいになって、もう一ぺん向ふの谷の白い雪のやうな花と余念なく月光をあびて立ってゐる母子の熊をちらっと見て、それから音をたてないやうにこっそりこっそり戻りはじめた。(略)
                                     童話「なめとこ山の熊」


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キササゲ(ノウゼンカズラ科キササゲ属)木大角豆
高さ5~10mにも成る落葉高木。中国原産とされるが日本各地の河川敷など、湿った場所に野生化した帰化植物。花期は6~7月。枝先に円錐花序(えんすいかじょ)を多数つける。

山では春一番に咲くコブシ(ひきざくら)を雪と間違え、知っているよと言い張る子熊に、母熊がやさしく、それはキササゲの花だと諭す場面である。

シーズンオフで恐縮だが、先日たまたま岩手大学の構内でキササゲの木を見つけ、このように立派な実をつけていたので、紹介せずにいられなかった。
花はわずかに2、3輪が咲いていた。初夏にはきっとコブシと見まがうほどに木が白くなるのだろう。

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by nenemu8921 | 2009-09-18 08:33 | 植物 | Comments(10)

ギルちゃん→アマガエル

(略)
あいつはこんなさびしい停車場を
たつたひとりで通つていつたらうか
どこへ行くともわからないその方向を
どの種類の世界へはいるともしれないそのみちを
たつたひとりでさびしくあるいて行つたらうか
 (草や沼やです
 一本の木もです)
 ((ギルちゃんまつさおになつてすわつてゐたよ))
 ((こおんなにして眼は大きくあいてたけど
  ぼくたちのことはまるでみえないやうだつたよ))
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 ((ナーガラがね 眼をぢつとこんなに赤くして
  だんだん環をちいさくしたよ こんなに))
 ((ギルちゃん青くてすきとほるやうだつたよ))
(略)
                      詩「青森挽歌」
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ギルちゃんは亡妹トシを意識したもの。
ナーガラ(蛇)に狙われている小さな生物、アマガエルのイメージであろう。
思いがけず、彼岸花の撮影に行って、小さなカエルに出逢った。
彼岸花の季節は彼岸の人を想う季節でもある。
しかし、この時期には賢治祭があって、度々イーハトーブを訪れたけれども、ヒガンバナに出会ったことはない。
賢治作品にも、この花に言及した語句は見当たらない。
花巻生まれの古老の話では、戦前の花巻では見たことがなかったという。

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by nenemu8921 | 2009-09-14 23:17 | 鳥・動物 | Comments(12)

頴花(はな)

谷権現の祭りとて、       麓に白き幟たち、
むらがり続く丘丘に、       鼓(こ)の音(ね)の数のしどろなる。

頴花(はな)青じろき稲むしろ、  水路のへりにたゞずみて、
朝の曇りのこんにやくを、     さくさくさくと切にけり。
                              文語詩「祭日 〔一〕」


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イネの花→頴花(えいか)
イネの花には花弁がない。これは、厳密には開花が終わって、葯(ヤク)が、頴(いわゆる籾になる部分)の外側に残された状態で撮影したもの。
イネの花は、この頴が開いて、再び閉じるまでの時間がわずかに1~2.5時間ほどだそうで、そのほとんどは花として咲く前に自家受粉が行われており、他家受粉するものは1%以内だそうです。
賢治は頴花と書いて、音数律からであろう、はなとルビを振っている。
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こちらの稲むしろは作品舞台の谷内の部落ではなく、花巻市郊外。
けれども、数年前、谷内も花巻市に合併された。
以前、この作品とともに、作品舞台の谷内神社は紹介した。 こちらをどうぞ。

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by nenemu8921 | 2009-09-14 00:04 | 植物 | Comments(2)

下ノ畑 9月の今①

しばらくサボっていたので、下ノ畑は草ぼうぼうで、
花も野菜も「咽喉が渇いたよう!」と叫んでいました。
それでも朝夕が涼しくなって、どうにか回復しました。
7月半ばに種を蒔いた朝顔やコスモスが、いま元気です。
(花の美樹館のパスポート券の更新手続きの折、戴いた種です。)

アサガオ(ヒルガオ科アサガオ属)
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コスモス(キク科コスモス属)別名秋桜
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レモンバーベナ(クマツヅラ科イワダレソウ属)
初夏から咲き始め、枝を伐っても伐っても、次々花を咲かせます。
さわやかなレモンの香が気持ちよくて、お茶に、お風呂に活用しています。
香水木、防臭木とも呼ばれているとか。
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ユーパトリウム(キク科ヒヨドリバナ属) 別名タマザキフジバカマ、青花フジバカマ。
フジバカマやヒヨドリソウはイーハトーブでも見ましたが、これは小さな花です。
でも丈夫で繁殖力がすごいので、今年はかなり処分しました。
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アニソドンテイア(アオイ科アニソドンテイア属)
派手な花が多いアオイ科の花のなかで、実に小さな可愛い花です。
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この後姿に惹かれました。
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by nenemu8921 | 2009-09-11 19:18 | 私の「下ノ畑」 | Comments(2)

賢治とモリスの館

イーハトーブの旅のレポートも長くなった。そろそろおしまいにしよう。
帰途、仙台の作並に「賢治とモリスの館」を訪ねた。
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今回は久しぶりにO先生にお目にかかり、お話を伺った。「ブドリの伝記」のクーボー博士みたいにお元気で、ご活躍のご様子、こちらまで元気になりました。
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「グスーコーブドリの伝記」スズキコージ絵/くもん出版より  似ていると思いません?

いつものモリスのお部屋ではなく、東洋風のお部屋の方でランチをいただいた。
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メニューをご紹介しますね。
前菜はカナッペやパイの盛り合わせ。コーンポタージュ。新鮮野菜たっぷりのサラダ。帆立貝にオリジナル・ベジタブルソースをあえたもの。コーヒー。焼きりんごにアイスクリーム添え。
といったシンプルなもの。
先生の姪御さんが材料を吟味して買い物をし、クッキングされたもの。美味しかった。
車で千葉まで帰る途中でしたから、ワインを飲めなかったのが残念!!
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たいへんご馳走様でした。
この館のことは以前ウィリアム・モリス展の折にご紹介したよかったらこちらをどうぞ。このあと、6時間、慎重運転して、無事、家に着きました。
お世話になったイーハトーブの皆さん、ありがとうございました。
by nenemu8921 | 2009-09-07 14:09 | 場所 | Comments(8)
(略)
さうしてどうだ
風が吹くと 風が吹くと
斜面になったいちめんの釣鐘草(ブリューベル)の花に
かがやかに かがやかに
またうつくしく露がきらめき
わたくしもどこかへ行ってしまひさうになる……
(略)                        
                          詩「山の晨明に関する童話風の構想」

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ツリガネニンジン(キキョウ科ツリガネニンジン科)釣鐘人参
山野や高原などに生える多年草。花が釣鐘形で、根が朝鮮人参に似ていることによる。
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学名は Adenophoratriphylla。英名は Ladybellsである。
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賢治は釣鐘草と書き、好んでブリューベルというルビをつけているが、
英語でblue belといえば、ユリ科の釣鐘水仙、野生のヒヤシンスをさす。
日本で見ることが出来るのは、シーラ・カンパニュラなどの園芸種である。
以前私の「下ノ畑」のシーラ・カンパニュラを紹介した。 こちらをどうぞ。
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作品「山の晨明に関する童話風の構想」は、早池峰山の夜明けを歌ったもの。
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今回の旅では、花巻市郊外の田んぼの畔や早池峰の麓、種山ヶ原、三陸海岸へ向かう途中の平庭高原、宿の周辺…、何処でもこのツリガネニンジンを見かけた。朝露がよく似合う花だ。
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何度撮ってもあきない画材だが、イメージどおりには撮らしてくれない。
by nenemu8921 | 2009-09-07 00:28 | 植物 | Comments(18)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921