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マヒワ

1、
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2、
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〈略)
そして達二は又うとうとしました。(略)
「そんなら、あなたは小鳥は嫌ひですか」
「小鳥。わたし大好きよ。」
「あげませう。私はひわを有ってゐます。ひわを一疋あげませうか。」
「えゝ。欲しいわ。」
「あげませう。私今持って来ます。」
「えゝ、早くよ」
達二は、一生懸命、うちへ走りました。
美しい緑色の野原や、小さな流れを一心に走りました。
野原は何だかもくもくして、ゴムのやうでした。
 達二のうちは、いつか野原のまん中に建ってゐます。
急いで籠を開けて、小鳥を、そっとつかみました。
そして引返さうととしましたら、「達二、どごさ行く。」と達二のおっかさんが云ひました。、「すぐ来るがら」と云ひながら達二は鳥を見ましたら、鳥はいつか、萌黄色の生菓子に変わってゐました。
やっぱり夢でした。
(略)
                                       童話「種山ヶ原」

3、
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4、
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5、
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6、
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マヒワ(アトリ科)真鶸
ヒワと名がつく鳥は、マヒワ、カワラヒワ、コベニヒワ、ベニヒワ等あるが、一般にヒワと言った場合はマヒワをさす。
ひわいろはこの鳥の萌黄色からのイメージである。
冬鳥として全国の山地や平地に渡来する。♂と♀、わかりますか。
賢治の時代、飼い鳥として愛された。

「カムパネルラ 少女とひわやいんこのことをかたる」という構想・梗概メモは、この「種山ヶ原」を踏まえてのことであろう。
ヒワ・少女・お菓子というモチーフは「銀河鉄道の夜」では、発展して雁の足のチョコレート風のお菓子となる。
雁の足のお菓子は唐突だが、ヒワの萌黄色の生菓子はごく自然な発想である。

いつもの水元公園でマヒワの群れに出会った。ハンノキの実をしきりに啄ばんでいた。
黄葉したヤナギの大木と、ハンノキを行ったり来たりしていた。けれども、非常に小さい。
動きも早い。しぐさもかわいい。飼い鳥として人気があったのも納得。
〈もちろん、現在では野鳥を捕獲、飼育することはいけません〉

水元の鳥番人さん、お世話をおかけしました。
by nenemu8921 | 2010-11-30 20:19 | 鳥・動物 | Comments(16)

ご近所の紅葉狩り

散歩コースの真間川沿いの桜もきれいに色づきました。
春には近隣の皆さんがお花見を楽しむところです。

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今年は彩りがひときわ鮮やかです。
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あら、でも穴が目立ちますねえ…。(アメリカシロヒトリの発生??……)
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これを植栽した農家の方の話では管理がたいへんだとか。
消毒だけでも市が補助してくれれば助かるのですがねえとのこと。
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皆さんが楽しむお花見でもありますし。
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市が植えた桜かと思ったら、個人の篤志だったのですね。

「虔十公園林」を思い出してしまいました。
by nenemu8921 | 2010-11-27 21:01 | 色彩 | Comments(16)

サギ日和

少し前の画像ですが、おなじみの三番瀬です。

ダイサギです。 夕陽が羽を染めます。
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この首の角度って、神様のいかなるご意向?といつも考えてしまいます。
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首も長いが、こうしてみれば、脚も長いですね。
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そして翅も長い?いや大きい!
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夕陽に追いつくことはできませんでした。
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対岸は浦安市の高層ビル、葛西です。
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富士山は日が落ちてから姿をくっきり見せてくれました。
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by nenemu8921 | 2010-11-25 14:07 | 鳥・動物 | Comments(20)

紅葉日和です

風がなく穏やかな秋の日々。紅葉日和が続きます。
千葉市動物公園を訪ねました。
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大池周辺は紅葉が実に美しい。
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小鳥もたくさんいました。
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カワセミも、シジュウカラもヤマガラも(でも、撮れなかった…)
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小さな葉には小さなクモとクモの糸
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種子もきらきらと。

More  おまけです。
by nenemu8921 | 2010-11-22 13:25 | 植物 | Comments(16)

鳥のいる風景

紅葉を見に出かけたのでしたが……。
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そうです。おなじみの泉自然公園です。
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何回も来ているところですが、園内で時々迷子になります。(私は方向音痴なのです)
園内は高低差があって、山も池もいくつもあって、駐車場への道がわからなくなります。
今日も、メグスリノキ↓を撮影したあと、野草園へどうしても行き着かず、仕方なく来た道を引き返しました。
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ちょっと落ち込んで、幕張のSAで買ってきたカツサンドを食べて元気を出そうと思いました。ベンチで遅いランチを食べ始めたとき、なんと、池の向こう岸の茂みからオシドリが出てきました。きれいですね。♀の眼がかわいい。
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遠かったのですが、つい、夢中になりました。
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けれども、私のカメラではあまりに遠い…。
そのうち、瑠璃色のつぶてが飛んできて、正面の枝に止まりました。
カワセミです。ちいさくて豆粒くらいです。
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それから、マガモも出てきました。
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カルガモも出てきました。
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それで、今日のテーマは鳥のいる風景になりました。
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カルガモ・ファミリーはここがお気に入りです。

画像はクリックすると大きくなります。

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by nenemu8921 | 2010-11-19 20:19 | 鳥・動物 | Comments(20)

めくらぶどう

かすかなる
日照りあめ降り
しろあとに
めくらぶだうの実はうれてあり
                 歌稿B212

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かすかなる日照りあめ降りしろあとのめくらぶだうは熟れひかりけり
                                      歌稿A212
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ノブドウ(ブドウ科ノブドウ属)野葡萄
山地や丘陵地、野原や川原にごくふつうに生える落葉つる性木本。めくらぶどうは花巻地方の方言。
この植物をウマブドウと呼ぶ地域は広い。

しろあとは花巻城跡のこと。わかりやすい短歌である。
以前、童話「めくらぶだうと虹」とともに、このノブドウを紹介した。よかったらこちらをどうぞ。
「めくらぶだうと虹」も、舞台はやはり城跡である。
きっと、花巻城跡で見たこのノブドウの実が賢治には印象深かったのだろう。
今年のノブドウは近所のコンビニ脇の京葉線の高架下で撮影した。
毎年撮るのになかなか気に入った画像が得られない……。(涙)
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by nenemu8921 | 2010-11-18 17:12 | 植物 | Comments(10)

芝山はにわ祭り

芝山町のはにわ祭りのご案内をいただいたので行ってみました。
拙宅から京葉道路、東金道路、山武道路を通り、松尾横芝で下りて10分ほど走らせると会場の芝山公園に着きました。
(道路がいつもこんなに空いていたら、どこへ行くのもラクなのですが…。)

1、古墳時代のはにわや遺跡が多く出土している芝山町。
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2、いにしえの衣装をまとった地元の小中学生たち。
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3、悠久の時を越えて登場したかのような少女に惹かれました。
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4、芝山仁王尊の境内はイチョウの葉も色づきました。
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5、観光客や芝山仁王尊のお坊さんの歓迎を受け、交流の儀式を受けます。
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6、古代人って、本当にこんなメイクをしてたの?
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7、ややカロリー過多の古代人のような気がしました。(笑)
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8、フレンドリーにキャンデーを配ります。
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9、私もたくさんいただきました。ありがとうね。
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もっと祭りを見る
by nenemu8921 | 2010-11-15 10:46 | その他 | Comments(11)

カモメ

成東東金食虫植物群落の帰りに、また片貝漁港に立ち寄りました。
港にはたくさんのカモメがいました。
近づくといっせいに飛び立ちました。
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画像はクリックすると、みな大きくなります。ユリカモメですね。足が紅いのがわかりますか?

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浜辺まで降りていくと、こちらにはたくさんのウミネコがくつろいでいました。飛び立つと尾の黒帯が目立ちますね。

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羽色が茶いろいのは若鳥です。

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夕陽を浴びるウミネコ! いつもの表情です。

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黄金の波に乗るサーファーたち。気持ちよさそうですね。

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いつしか、陽は落ちて…。この日の夕焼けは期待できず、帰り支度をします。

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そして、車まで戻ると,
湾内も真っ赤に燃えていました。
カメラをセットしなおして最後の一枚を撮りました。


ご案内いただいた夕陽の達人さん。ありがとうございました。
by nenemu8921 | 2010-11-14 19:51 | 鳥・動物 | Comments(12)
そして群落でひっそりと、でもあちこちに咲いていたのは、宮沢賢治も愛したウメバチソウでした。
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イーハトーブの安比高原では、九月の末にはもう花びらが散っていましたが、こちらではいま盛りです。
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千葉でウメバチソウに出会えるなんて夢のようでした。
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        ぎんがぎがのすすきの底でそっこりと
                咲くうめばぢの愛どしおえどし
                        童話「鹿踊りのはじまり」


そうです。すすきも白くゆれていました。
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そのとき西のぎらぎらのちぢれた雲のあひだから、夕陽は赤くななめに苔の野原に注ぎ、
すすきはみんな白い火のやうにゆれて光りました。
                         童話「鹿踊りのはじまり」

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イーハトーブは東北にだけあるのではなく、あたなの心の中にあるのです。
そんな宮沢賢治の呟きが聞こえたような気がしました。(^_-)-☆
by nenemu8921 | 2010-11-13 18:11 | 植物 | Comments(10)

群落で出会った植物

房総はいま秋、まっさかりです。
おだやかな、あたたかい秋です。
群落ではひっそりと野の花が咲いています。
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ホソバリンドウ(リンドウ科リンドウ属)Gentiana scabra var. buergeri  細葉竜胆

3、
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イヌセンブリ(リンドウ科センブリ属)Swertia diluta  犬千振
準絶滅危惧種です。丈高い草の足元でほとんど気づかれずにそっと咲き、ほぼ花は終わりました。

4、
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シロバナサクラタデorサクラタデ?

5、
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コモウセンゴケ(モウセンゴケ科モウセンゴケ属)Drosera spathulata 
食虫植物。モウセンゴケは夏緑性で、コモウセンゴケは冬にも葉を維持している常緑だそうです。

6、
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??でも美しいと思いました。

More いちばん存在感のあるのは…
by nenemu8921 | 2010-11-12 18:14 | 植物 | Comments(10)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921