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谷の氷柱

(略)
黒い蝸牛水車(スネールタービン)で、早くも春の雷気(らいき)を鳴らし、鞘翅発電機(ダイナモコレオプテラ)をもって、愴(さう)たる夜なかの眠気(ねむけ)を顫はせ、大トランスの六つから、三万ボルトの痙攣を、野原の方へ送りつけ、斑気(むらき)多情の計器(メーター)どもを、ぽかぽか監視してますと、いつかそこらがだんだん温(ぬる)く、巨大なフズリナ配電盤は、交通地図の模型に変り、玩具の汽車も馳けだして、海より眠い耳もとに、やさしい声がはいってくる、おお恋人の総身は玲瓏とした氷でできて、谷の氷柱(つらら)を靴に穿(は)き、淵の薄氷(うすひ)をマントに着れば、胸にはひかるポタンシュバルヴの心臓が耿々としてうごいてゐる。
(略)
                                      詩「詩への愛憎」

☆☆画像はクリックすると大きくなります☆☆
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晩年に「詩人時代」に発表した作品だが、やや概念的でイメージしにくい作品である。
このセンテンスも長く、比喩が独特で、当て字もルビもまた賢治風である。
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谷の氷柱という言葉が気になっていた。関東の地方都市で育った人間には見聞する体験がなかったからである。
しかし豊かな情報の時代はありがたい。奥秩父で出会う機会を得た。三十槌(みそつい)の氷柱である
一昨日でしたが、春間近、氷柱はだいぶとけかかっておりました。荒川源流の岩清水ですね。
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しかし、実際の谷の氷柱を見て、ますます詩のイメージは混乱してしまいました。
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全体像を捉えようと、少し上流際からシャッターを押せば、なぜか虹色の陽光が降り注ぎ、不思議な画像になりました。
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by nenemu8921 | 2011-02-28 13:51 | 気象 | Comments(20)

セツブンソウ

セツブンソウを見に行きました。
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セツブンソウ(キンポウゲ科セツブンソウ属) Shibateranthis pinnatifida  節分草
山地の木陰に生える日本特産の多年草。石灰岩地を好んで生育する。和名は節分の頃、早くも花を開くことによる。スプリング・エフェメラルですね。
今年は開花が遅いようで、まだまだ眠っていました。
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こんな環境で自生しています。シロハラなんかがたくさんいそうですね。
埼玉県小鹿野市「節分草園」にて。
by nenemu8921 | 2011-02-27 08:45 | 植物 | Comments(20)

ギンムクドリ

与那国や西表、舳倉島〔石川県〕でしか、渡来記録がない珍しい鳥が来ているよ。
見に行かないの? といわれて、遅ればせながら行ってきました。
近くの葛西臨海公園です。
話題の鳥はこのギンムクドリです。
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なかなか可愛いですね。
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ムクドリの群れに混じって行動しています。こうしてみると似ていますが。
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でも、やっぱりかなり違うでしょう。
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一際垢抜けて見えません?
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椋鳥じゃなくて、無垢鳥!!
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翼を広げたシーンはなかなか撮れません。
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異国の地?でも、まるで物怖じしていませんでした。
ギンムクさん、桜が咲く頃までずっとゆっくり滞在して欲しいな。

宮沢賢治は、ムクドリのことを、当時の地方名でモズと呼んで、度々作品に登場させていますが、
このギンムクドリに出会う機会はなかったでしょうね。

この日は天候が悪くて途中で雨も降ってきましたが、かなりの人が集まっていました。
名古屋から就職活動で上京した学生さんもついでに立ち寄ったとかで、ニコニコしてご対面を果たしていました。

この冬は、首都圏近郊で、 サバクヒタキとか、 キガシラシトド とか、珍しい鳥があちこちに出現し、
バードウォッチャーは、忙しかったようです(^_-)-☆
なかには岡山から飛んできて、成田からハイヤーで駆けつけた女医さんもいたとか。

fan_tailさん。ありがとうございました。
by nenemu8921 | 2011-02-25 08:59 | 鳥・動物 | Comments(24)

やっぱり、梅の季節です。遠寿院で。
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by nenemu8921 | 2011-02-23 08:43 | 植物 | Comments(12)

メジロ 

河津サクラが咲き始めた。人気のないバラ園でメジロとゆっくり遊んでもらった。
メジロはそのしぐさが可愛い。
だが、注意深く観察すれば、その表情はなかなか厳しい目をしている。
画像はクリックして大きく見てくださると嬉しいです
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More  おまけです。
by nenemu8921 | 2011-02-21 01:05 | 鳥・動物 | Comments(23)
去る2月10日の百日大荒行の成満の日のスナップはこちらです。

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この日の産経新聞の記事は こちらをどうぞ。
中山法華経寺に関しては こちらをどうぞ。
完全防寒体制で出かけましたが、明け方は寒かったです。
朝6時、修行を終えた御上人たちは粗衣をまとい、素足で、高らかに読経を唱えながら出てきました。
体を鍛えているので、寒くないそうです。
奥の院まで歩き、境内に戻り、祖師堂で認証を受けて、解散のようでした。
広い境内は 成満旗が所狭しと翻り、全国から集まった檀家信徒さん、ご家族の方々、マスコミ関係者、カメラマンなどなどがあふれていました。
by nenemu8921 | 2011-02-20 13:59 | その他 | Comments(6)

水行会

宮沢賢治が日蓮宗を信奉していたことはよく知られています。
その日蓮宗は寒荒行という過酷な修行が有名です。
近くの中山法華経寺でも11月1日が入行で、2月10日が成満でした。
そして、2月18日は法華経寺内の遠寿院で水行会が行われました。
宮沢賢治はうちわ太鼓をたたいて町内をまわったと伝えられていますが、
僧門に入ったわけではないので寒荒行は体験していません。
画像はクリックするとみな大きくなります。大きな画像でご覧ください。
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なぜか入り口ではのどかにネコが迎えてくれました。

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境内は注連縄が張られ、梅の古木が美しくほころび、準備が整っていました。

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正午に鐘が鳴らされ、いよいよです。

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おつかれさまでした。
境内には大勢のカメラマンと檀家信徒が集まりました。
なれないスナップ撮影はとても難しかったです。
たくさん撮ったのに、この一枚と言える作品は撮れずに残念でした。
by nenemu8921 | 2011-02-19 07:50 | その他 | Comments(10)

ダイヤモンド富士

2月15日の17時10分、
船橋三番瀬の海から、ダイヤモンド富士が見えるというので行ってみました。
日頃、人影のない海岸に大勢の人が集まりましたが…。
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画像はクリックするとみな大きくなります。けれども、富士山のあたりには、不吉な雲が広がりました~~。
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うーん。これではとても無理です。残念でした。
 

リベンジを誓って、翌16日の夕方も行ってみました。 (何しろ近いので…)
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夕焼けはきれいだったのですが…。
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肝心の富士山が姿を見せたのは太陽が沈む直前でした。ダイヤモンドのようにきらめかないのです…。
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鳥たちは反照の波間を飛びましたが…。
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がっかりしたカメラマンたちも名残を惜しんで…。
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富士山がなくても薄暮れどきは不思議な色に染まります。
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対岸の浦安高層ビルも幻想都市になります。
by nenemu8921 | 2011-02-18 00:37 | 気象 | Comments(14)

春の妖精

あたたかい日差しに誘われて、出かけてみました。房総のむらまで。
春の妖精、スピリング・エフェメラルーと云われるコセリバオウレンに会いに。
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コセリバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)Coptis japonica var. major  小芹葉黄蓮
tamayamさんのお好きなjaponica ですね。
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初めての出会いでした。
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雌雄異株です。
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薬草です。根茎を煎じて内服、健胃整腸、下痢止めに効果あり。結膜炎、ただれ目などにも用いられる、また黄色染料に利用されるそうです。
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根茎が蓮に似ているのかな。根茎の断面が黄色なのでオウレン(黄蓮)、葉が芹の葉に似ていて、小型なので、コセリバ(小芹葉)だそうです。

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by nenemu8921 | 2011-02-17 00:22 | 植物 | Comments(16)

カワラヒワ

14日夕方から瞬く間につもり、15日明ければあっという間に融けてしまった都会の雪。
カワラヒワがアキニレの実を必死に啄ばんでおりました。
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地味な小鳥ですね。

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by nenemu8921 | 2011-02-16 08:03 | 鳥・動物 | Comments(8)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921