<   2011年 11月 ( 14 )   > この月の画像一覧

イーハトーブ紀行 ①

しばらく留守にしておりました。

宮沢賢治記念館からのお誘いで、イーハトーブへ行ってきました。

久しぶりだったので、時間をとって、スタッドレスを装着して、東北自動車道を走り、寄り道をし、
イーハトーブでは、子どもたちと「賢治さんの鳥を探そう」という探鳥会を開催して、いい時間をすごし、
その後、気になっていた被災地も訪ねて、安全運転でゆっくり帰宅しました。

撮影が目的の旅ではなかったので、いい写真は撮れませんでしたが、
少しづつ、ご紹介したいと思います。お付き合いください。

まずは途中に立ち寄ったところです。
c0104227_16181867.jpg
東北自動車道を白河でおり、こんなトンネルをいくつも抜けました。ここは標高1400mくらいです。

c0104227_16193762.jpg
天気予報は吹雪でしたが、それほどでもありませんでした。

c0104227_162051.jpg
大内宿です。江戸時代、会津若松と日光・今市を結ぶ会津西街道の宿場町です。宿屋や問屋が軒をつらね、幾多の旅人がこの宿場で疲れを癒したのでしょうね。明治以降近代化から取り残されて、ほぼ昔ながらの景観が保存されています。

c0104227_16204250.jpg
観光客も少なくていい雰囲気でした…。

c0104227_16451665.jpg
かつての問屋本陣跡を再建した大きな茅葺き屋根のこの建物は町並み展示館になっています。

c0104227_16575453.jpg
閉館間近で、囲炉裏の炭火ももう消えかかっていました。

c0104227_1648039.jpg
ここから車で10分ほどのところにある湯野上温泉というところに泊まりました。

More  おまけです
by nenemu8921 | 2011-11-30 18:23 | その他 | Comments(23)

帆布

氷河鼠(ひようがねずみ)の上着を有(も)つた大将は唇(くちびる)をなめながらまはりを見まはした。
『君、おい君、その窓のところのお若いの。失敬だが君は船乗りかね』
 若者はやつぱり外を見てゐました。月の下にはまつ白な蛋白石(たんぱくせき)のやうな雲の塊が走つて来るのです。
『おい、君、何と云つても向ふは寒い、その帆布一枚ぢやとてもやり切れたもんぢやない。けれども君はなかなか豪儀なとこがある。よろしい貸てやらう。僕のを一枚貸てやらう。さうしよう』
 けれども若者はそんな言(げん)が耳にも入らないといふやうでした。つめたく唇を結んでまるでオリオン座のとこの鋼いろの空の向ふを見透かすやうな眼をして外を見てゐました。
                                   童話「氷河鼠の毛皮」


帆布一枚とはどんなものかと思っていました。
先日、岡山へでかけた家人の土産の中に倉敷名産の帆布製の手提げ袋がありました。
c0104227_1851869.jpg

「えっ、このゴワゴワの布一枚なの!!……」

これってズックですね。
私が子どもの頃、男の子は白いズックの肩掛け鞄を愛用していました。
と思ったら、街角で出会いました。現役の中学生もズックカバン、健在のようです。
c0104227_6503798.jpg


そういえば、賢治作品にも次の一節があります。
(大学生。制服制帽。大きなめがね。灰色ヅックの提鞄)
                        短篇「電車」


帆布(はんぷ、canvas)とは平織りで織られた厚手の布である。綿または麻で作られる。
帆船の帆に使うための、厚手で丈夫な布として作られたのが始まりで、現在では通学用のカバン・エコバッグ、襦袢に付ける衿芯、丸帯・名古屋帯等の帯芯、相撲の廻し、油絵用のキャンバス、テントの天幕など建築材料、各種幌、競走馬用のゼッケン等に使われる。目的に応じて、厚み、硬さが何段階かある。(Wikipediaより)
by nenemu8921 | 2011-11-25 00:29 | その他 | Comments(12)

カレンダー

11月も半ばを過ぎ、街角でクリスマスソングが流れ、年賀状の準備やらなにやら、
あわただしい雰囲気になりました。
一年で一番忙しい季節です。
今年も絵本作家の佐藤国男さんから、来年のカレンダーが届きました。
ドクトル山猫いつもありがとうございます。

平成24年度は「かしはばやしの夜」です。
c0104227_7132438.jpg

こういう年間のカレンダーは便利ですよね。最近少ないですが…。
佐藤国男さんの描く宮沢賢治の世界は、おおらかで、ユーモアもあり、ちょっとおしゃれで楽しい。
一部の画像をご紹介しますね。


「赤いしやつぽのカンカラカンのカアン」とどなりました。2月の画像
c0104227_7154591.jpg


画かきは、赤いしやつぽもゆらゆら燃えて見え、まつすぐに立って手帳をもち鉛筆をなめました。
「さあ、早くはじめるんだ。早いのは点がいゝよ。」
7月の画像
c0104227_7164328.jpg

「清作は、一等卒の服を着て
 野原に行って、ぶだうをたくさんとつてきた。
 と斯うだ。だれかあとをつゞけてくれ。」
8月の画像
c0104227_7181630.jpg

「のろづきおほん、のろづきおほん、
 おほん、おほん、
 ごぎのごぎのおほん、
 おほん、おほん、」
とたくさんのふくろふどもが、お月さまのあかりに青じろくはねをひるがへしながら、
するするするする出てきて、柏の木の頭の上や手の上、肩やむねにいちめんにとまりました。
10月の画像
c0104227_7162728.jpg
と、そんな感じでしょうか。

毎年、このカレンダーが届くと、ああ、もう今年もおしまいだな。
あっという間に終わってしまった…来年こそは…と、考えたりしますが。
今年はどなたも格別の想いで年の瀬をお迎えではないでしょうか。


少し余分にいただいたので、希望者にはお分けします。
宮沢賢治研究会の12月例会に持参しますので、良かったらお出かけください。
会の案内はこちらをクリックしてください。どなたも参加自由です。
といっても、希望者が多ければ、くじ引きか、じゃんけんになります。(^_-)-☆

More 続きを見る。
by nenemu8921 | 2011-11-23 15:43 | 絵本 | Comments(4)

末枯れるもの

(略)すべてのおとろへるもの、しわむもの、さだめないもの、
はかないもの、みなかぎりないいのちです。
                           童話「めくらぶだうと虹」


画像はクリックすると大きくなります。
c0104227_18382734.jpg

オオウバユリ(ユリ科ウバユリ属)Cardiocrinum cordatum var. glehnii  大姥百合
花は清楚ですが、こうなるとたしかに大姥ですね。
クリックして見てください。迫力があります。


c0104227_18461159.jpg
ノリウツギ(アジサイ科アジサイ属)Hydrangea paniculata 糊空木
見かけると、ついつい、撮りたくなります。

c0104227_152354.jpg


More  おまけです。
by nenemu8921 | 2011-11-20 17:36 | 植物 | Comments(10)

末枯れるもの

アザミのようだけれど、茎に刺がないのでタムラソウだと思う。
11月も半ばを過ぎたというのに、まだ花が咲いている。
この秋、しばしば目にした。
c0104227_23393956.jpg
タムラソウ(キク科タムラソウ属)Serratula coronata subsp. insularis 丹群草・玉群草 

c0104227_14131871.jpg
末枯れるのは花びら、葉、茎……。けれどもしっかり綿毛を残す。綿毛は次の命をもたらす装置だ。

c0104227_14141172.jpg
末枯れるものも、太陽マジックによって、ひっそり輝く。

クリックすると画像は大きくなります。
by nenemu8921 | 2011-11-19 00:39 | 植物 | Comments(20)

赤城不動ノ滝

不動尊の先は渓流沿いの岩場ばかりの道でした。
c0104227_23205877.jpg


とても渡れないと思うところにはちゃんと橋がかけてありました。
c0104227_23212860.jpg


大きな岩があっちにもこっちにも。
c0104227_23222996.jpg


岩だらけなのに、木が育つのが不思議です。
c0104227_232329.jpg


久しぶりのカワガラスも姿を見せてくれましたが、カメラでは捉えきれず。(涙)
c0104227_23233626.jpg


そしてようやくたどり着いた不動の滝です。
c0104227_23244133.jpg
正直なところ、拍子抜けの気分もありました。

More 続きを見る
by nenemu8921 | 2011-11-18 00:20 | 場所 | Comments(14)

赤城不動ノ滝

所要があって、郷里の前橋へ出向きました。
あれこれの雑用を済ませて、最後の半日、赤城山麓の不動の大滝を訪ねてみました。
忠次温泉の奥の滝沢温泉からさらに奥へはいり、駐車場から、片道45分。歩きました。
c0104227_220010.jpg


熊も出るというので、温泉宿の方から大きな鈴を借り、カメラバックに付けて歩きました。
c0104227_220348.jpg


山の急な斜面に沿って道がありました。
c0104227_9524527.jpg



途中、国定忠次が身を隠したという岩屋や不動尊という神社もありました。
c0104227_9394422.jpg


c0104227_940224.jpg


c0104227_9402433.jpg

ひっそりとして怖いようでした。


続きは明日です。
by nenemu8921 | 2011-11-17 09:56 | 場所 | Comments(10)

宮沢賢治が見た場所

更新が途絶えて、みなさんにご心配をおかけしました。
nenemuは元気ですが、周辺であれこれ取り込みがあり、
PCに向き合うゆとりがありませんでした。
ようやく落ち着きましたので、予定していた記事から展開します。
どうぞ、引き続いてよろしくご支援お願いいたします。


さる11月5日,6日、宮沢賢治研究会主催の「宮沢賢治と歩く浅草・上野」に参加した。

直前までバタバタしていて、資料作りなどに協力できず、少々後ろめたかったのですが…。
日ごろゆっくりお話できない会員の皆さんと懇親を深めることが出来ました。

1日目は浅草オペラのファンだった賢治が歩いたであろう浅草界隈を散策し、
法昌寺をお訪ねして前衛歌人でもある福島泰樹さんの講演を伺い、
その後ホテルで「赤い夕陽の爺jyule(ジュリー)」を鑑賞。

2日目は賢治が上京時に通ったと思われる旧帝国図書館、現国際子ども図書館を見学しました。

解散後、有志で上野の森を歩き、精養軒で食事をし、不忍池から東大校内を抜け、
本郷菊坂町の賢治が下宿していた稲垣家の跡まで歩きました。
なんと、1日目の歩数は12074歩。2日目は12913歩。

セミナーの報告は、いずれ宮沢賢治研究会の会誌「賢治研究」で、特集を組むようですから、お任せして
ここでは、上野周辺の古い建造物など、賢治も目にしたであろう景観を少しだけ紹介します。

寛永寺の根本中堂
c0104227_18484426.jpg
比叡山の根本中堂を訪れた賢治ですから、ここも覗いてみたのではないかと…。

上野とは思えないほどひっそりしていました。
c0104227_1849130.jpg


旧東京音楽学校奏楽堂では午後からのコンサートのレッスン中でしたが、
チェンバロの演奏を聴くことが出来ました。
宮沢賢治も芸大のこのホールに足を踏み入れたことがあったか、どうか。
c0104227_1314161.jpg


こちらは上野公園の一角。
c0104227_18433481.jpg


ここは東京大学の構内。
c0104227_18494179.jpg


首都圏で生活していても、日頃、通り過ぎてしまう場所を改めてゆっくり散策できて、
賢治が東京で過ごした時間をあれこれと思い巡らすことが出来ました。

More おまけです
by nenemu8921 | 2011-11-16 15:20 | 場所 | Comments(8)

フェリックス・ホフマン

八ヶ岳の美術館でホフマンの原画展を開催しているというので、
是非にと思って、立ち寄りました。
c0104227_443113.jpg

フェリックス・ホフマンは、スイスの商業美術家。

グリム童話を自分の子どもたちのために絵本にして、
    プレゼントしたたことがきっかけで、
           多くのグリム絵本をこの世に残しました。
c0104227_4441654.jpg


こちらは小学校の壁画でしょうか。
c0104227_4444657.jpg


ホフマンは教会のステンドグラスもたくさん手がけました。
c0104227_445972.jpg


ホフマンの描く世界は、なんというか、ヨーロッパの土と森の匂いが滲んでいて、
ああ、グリムの世界だなと印象づける。
シュガーコーティングされた物に囲まれている現代の日本の子どもたちには
馴染みにくい一面もあるもしれない。
c0104227_4453629.jpg

会場の内部は撮影できないのでお伝えできず、残念です。



ホフマンの「ねむり姫」は、大好きな絵本でした。
c0104227_5333175.jpg

そしてホフマンの絵本から教示を受けた松岡享子先生のお仕事は、
ストリーテーリングに携わる私たちに大きな示唆をもたらしてくれました。
c0104227_551154.jpg









宮沢賢治作品を、自分の子どものために1篇づつ、
                愛をこめて、時間をかけて
                     絵本にするような人がいたら、すてきですね。

信州の旅はこれでおしまいです。女子会の友よ。ありがとうございました。
by nenemu8921 | 2011-11-08 08:49 | 絵本 | Comments(16)

長円寺

茅野の友人の案内で長円寺というところへ行きました。
明け方まで降っていた雨も上がり、気持ちの良い朝でした。
1、
c0104227_65941100.jpg


2、石佛が整然と並び、夜はライトアップもしているそうです。
c0104227_70332.jpg


3、
c0104227_7112140.jpg


4、大きな銀杏も色づきました。
c0104227_75292.jpg


5、こちらはセンダンバノボダイジュというそうです。
c0104227_7375594.jpg


このお寺は。管理が行き届いていて、どこを切り取っても絵のように美しい。
つるかめを模した庭園も見事で、お寺の方がお茶をどうぞと声をかけてくれましたが、
もう、撮影に夢中でした。
観光バスも立ち寄るようです。

More 続きを見る
by nenemu8921 | 2011-11-06 17:06 | 場所 | Comments(24)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921