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カワヤナギの魅力にすっかり虜になりました。
これはバッコヤナギでしょうか。それとも~~。
うーん、同定が難しいです。ご存知の方はご教示ください。
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水元公園の水産試験場の沼地のあたりには何種類ものカワヤナギが茂っています。
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ヤナギ属は数十種類のヤナギの種類があって、どれも良く似ています。
宮沢賢治でさえ、ネコヤナギのほかは種を明確に表記していないのは、なるほだなあと思いました。
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今の季節が一番、綺麗です。しかし、被写体としては地味ですね。
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しかも、ゆれる、ゆれる。
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おや、援軍が現れました~。

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by nenemu8921 | 2012-03-31 10:56 | 植物 | Comments(16)
午前の仕事のなかばを充たし
わたくしは旅程を了へたヂプシーのやうに
かつぎを風になぶらせながら
ベムベロもゆれ
浅黄いろした春の川べにねころぼう
                 詩〔1039 午前の仕事のなかばを充たし〕 
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ベムベロとは?

私どもの方でねこやなぎの花芽をべむべろと云いますが、
そのベムベロが何のことかわかったやうなわからないやう
な気がするのと全くおなじです。
とにかくべむべろといふ語(ことば)のひゞきの中にあの柳の
花芽の銀びろうどのこゝころもち、なめらかな春のはじめの
光の具合が実にはっきり出てゐるやうに……
                          童話「おきなぐさ」

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コリヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)Salix koriyanagi 行李柳
山野に自生しているのはよく似たイヌゴリヤナギが多いそうである。


 詩〔1039 午前の仕事のなかばを充たし〕 は、羅須地人協会時代の作品。
かつぎは、本来は衣被(きねかつぎ)の意で、平安期から江戸期にかけて公家や武家の婦女が外出の際、
頭を隠すために用いた衣のことだが、賢治にかかると、外国風のベールも、野良仕事での頬被りも「かつぎ」となる。

ベムベロはカワナヤギ類の出始めた花芽のことと解したい。

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by nenemu8921 | 2012-03-29 20:17 | 植物 | Comments(20)
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)      
雲は来るくる南の地平
そらのエレキを寄せてくる
鳥はなく啼く青木のほづえ
くもにやなぎのかくこどり
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
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雲がちぎれて日ざしが降れば
黄金の幻灯 草の青
気圏日本のひるまの底の
泥にならべるくさの列
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
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雲はくるくる日は銀の盤
エレキづくりのかはやなぎ
風が通ればさえ冴え鳴らし
馬もはねれば黒びかり
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
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雲がきれたかまた日がそそぐ
土のスープと草の列
黒くおどりはひるまの灯籠
泥のコロイドその底に
   (ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
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(略)
りんと立て立て青い槍の葉
そらはエレキのしろい網
かげとひかりの六月の底
気圏日本の青野原
(ゆれるゆれるやなぎはゆれる)
                詩「青い槍の葉」

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ネコヤナギ(ヤナギ科ヤナギ属)Salix gracilistyla 猫楊
山間部の渓流から町中の小川まで、広く川辺に自生する、いわゆるカワヤナギの一種である。

作品は、田植え唄として創作したもの。青い槍の葉は、稲の穂先の形容である。
田の畦のすみに自生しているカワヤナギの葉が風に揺れる。
梅雨ぞらはエレキ模様、つまり雷の気配があるが、時折雲の切れ間から日がそそぎ、カッコウも啼いている。
泥のスープとは、宮沢賢治ならではの表現だ。栄養たっぷりの田の水を糧にして稲よ大きく成長してくれ。
黒くおどりはひるまの灯籠とは、その水を湛えた田に田植え作業をする人の影が、踊っているように黒く映っている。それが回り燈籠の黒い影絵のように見えるというのである。
稲よ、光のエネルギー、エレキの雨も受けて、りんと立ち上がって、大きく成長してくれ。
日本の農村の六月、美しい光景である。

宮沢賢治の筆にかかると、農村のなつかしい情景も新鮮にせまってくる。
カワヤナギが風に揺れる風情は、普通、人が気にも留めないものだ。

画像は葉が出る前のヤナギの花がほころんだ情景。
逆光の中でひかりかがやく一群れのヤナギの樹木に心を奪われた。
by nenemu8921 | 2012-03-27 21:27 | 植物 | Comments(24)

あぜみの花→馬酔木

   「アンドロメダ、
    あぜみの花がもう咲くぞ、
    おまへのラムプのアルコホル、
    しゆうしゆと噴かせ。」
             童話「水仙月の四日」


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アゼビ(ツツジ科アセビ属)Pieris japonica subsp. japonica 馬酔木

あぜみの花は馬酔木のこと。標準和名の読みはアゼビらしいが、地方により呼び方はさまざまである。
馬酔木は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。

あぜみの英名がJapanese Andromeda であることから、アンドロメダと賢治は呼びかけている。
小さなランプ型のこの花の群がった様は、たしかにアンドロメダ座の大星雲を連想させる。
山野で、早春に咲きはじめる春の使者である。
by nenemu8921 | 2012-03-26 09:44 | 植物 | Comments(20)

春の妖精

       裏高尾の渓流沿いをゆっくり歩くと、ネコノメソウの他にも、
              スプリング・エフェメラルと呼ばれる春の妖精たちが
                  ひっそりと花開いておりました。

1、アズマイチゲですね。
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2、こちらはキクザキイチゲでしょうか。谷間へ向かって開きかけたところ。 こっちむいて!
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3、ユリワサビはたくさん咲いていました。
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4、ニリンソウは息を潜めるように、ひっそりと。
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5、繊細で、まばたきしたら、消えてしまいそうだった……。コチャルメルソウです。
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6、クローズアップすると…。不思議な造形の美しさ!
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More おまけです
by nenemu8921 | 2012-03-24 02:00 | 植物 | Comments(22)

ハナネコノメ

             久しぶりに撮影会に参加しました。
                   裏高尾に春を求めて、歩きました。
                         お目当てはハナネコノメです。

1、
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3、
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4、
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5、
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6、
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ハナネコノメ(ユキノシタ科ネコノメソウ属)Chrysosplenium stamineum 花猫の目

小さな小さな花です。渓流沿いの岩場にびっしり付いていました。
足場が悪くて三脚を使えず、マクロの撮影は難しかったです。
でも、念願の花に出会って、嬉しかった。

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by nenemu8921 | 2012-03-23 09:26 | 植物 | Comments(14)

早池峰と賢治

宮沢賢治情報スクランブル

「早池峰と賢治の展示館」から、新しいDVDが届きました。

「賢治さんが歩いた銀河の森とたからもの」 ←クリックしてください。
宮沢賢治は早池峰周辺をよく歩きました。
その体験からたくさんの詩や童話が生まれました。
これはその作品舞台となった自然風景の画像と作品解説が綴られた素敵なアルバムです。
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「銀河の森とわたくしたちのくらし」 ←こちらをクリックしてください。
こちらが今回作成されたニューバージョンです。
「経埋むべき山」の画像も収録されています。
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「早池峰と賢治の展示館」の館長・浅沼利一郎氏は、
          「宮沢賢治と早池峰を翔る」の著者でもあります。
ありがとうございました。

以前、この展示館を訪れた折の記事は こちらをどうぞ。

More おまけ
by nenemu8921 | 2012-03-21 08:00 | 賢治情報・スクランブル | Comments(12)

メジロ&ヒヨドリ

1、河津桜が咲いていたのはこんなところです。
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2、春を啄む鳥達も出てきました。
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3、待ちかねていたのね、ヒヨドリ君。
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4、遠慮がちに、メジロちゃんも。
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by nenemu8921 | 2012-03-19 20:13 | 鳥・動物 | Comments(18)

河津桜

           ようやく河津桜も
                   ほころびはじめたという記事を
                         見たので、
                    房総まで出かけました。
           拙宅から京葉道路から富津・館山道路に入って
                    なんと1時間で到着しました。
                  鴨川の手前の鋸南町です。水仙で有名なところですが。

1、
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画像はクリックすると大きくなります。
コケティシュな花で、あまり好きではなかったのですが、今年は向き合いました。

2、
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様々な表情を見極めたいと思いました。

3、
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背景を考え、光を考えて撮りましたが……。

4、
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でも、この日は風が強くて揺れに揺れます。空は青かったし、菜の花も満開だったのですが…。

5、
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三脚を使うと構図が思うようにいかないので、必死でした。うーん、ピンが甘いかな。

6、
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逆光で捉えると、違った雰囲気ですね。
by nenemu8921 | 2012-03-18 00:10 | 植物 | Comments(16)

サンシュユ

梅がほころぶとき、この花も黄金色に輝きます。
見つけると、嬉しくなります。
梅園の隅にひっそりと、しっかりと咲いていました。
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サンシュユ(ミズキ科ミズキ属)Cornus officinalis Sieb. et Zucc. 山茱萸 
中国原産の落葉小高木。ハルコガネバナ、アキサンゴ、ヤマグミとも呼ばれる。
by nenemu8921 | 2012-03-17 00:10 | 植物 | Comments(15)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921