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マグノリア

マグノリアの木は寂静印です
        童話「マグノリアの木」

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知人の写真展を見に行った折、泰山木の花を見つけた。
宮沢賢治がマグノリアと呼んで愛したのは辛夷(コブシ)であり、厚朴(ホウ)である。

マグノリアはモクレン科モクレン属の学名Magnoliaceae Magnolia から来ている。
フランスの植物学者の名前だという。
マグノリア属のモクレン、ハクモクレン、ホウノキ、コブシ、タイザンボクなどすべてマグノリアである。
都会では、泰山木に出会えるが、厚朴の花にはなかなか出会えない。



by nenemu8921 | 2017-06-27 22:54 | 植物 | Comments(8)

肩をすくめるカタクリ

冷たい雨が続いています。春はすっかり足踏み状態ですね。
それでも昨夜は、稀勢の里ががんばって素晴らしい勝負を見せてくれましたね。
見ていて涙が出そうになるほどに感激しました。
泉自然公園ではこぶしの花ばかりが大空に腕を広げておりました。

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大木で花をアップで撮るのは難しかったです。画像はクリックすると大きくなります。
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カタクリは数輪開いていました。
いい絵にならず、熱心に撮影する気持ちにはなりませんでした。
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いつもここで出会うジロボウエンゴサクが可憐でした。
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キジムシロも開き始めていました。
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また、来週でも、改めて出かけたいと思いました。



by nenemu8921 | 2017-03-27 12:46 | 植物 | Comments(10)

こぶし

「サンタ、マグノリア、
枝にいっぱいひかるはなんぞ。」
向ふ側の子が答へました。
「天に飛び立つ銀の鳩。」
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こちらの子が又うたひました。
「セント マグノリア
枝にいっぱいひかるはなんぞ。」
「天からおりた天の鳩。」
               童話「マグノリアの木」

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早春の空に、枝いっぱい真っ白な花をつけたコブシの木。それはみんな天に飛び立つハトに見える。
モクレン科モクレン属の学名がマグノリア。
コブシのほかに、モクレン、ハクモクレン、タムシバ、ホオノキ、タイザンボクなどが含まれる。
童話「マグノリアの木」は白く清らかなマグノリアの花の讃歌である。
また「マグノリアの木」は寂静印であるという仏教の香り漂う作品であり、「セント・マグノリア」と呼び、
ハトのイメージからキリスト教ともつながりがある。
                     『賢治鳥類学』(新曜社)より
by nenemu8921 | 2011-04-02 09:08 | 植物 | Comments(10)

木の実

アカソバの咲く自然公園は赤い木の実も眼にtつきました。
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ゴンズイ(ミツバウツギ科ゴンズイ属)Euscaphis japonica (Thunb.) Kanitz 権瑞
ユニークなのは名前も、実も…。同名のナマズ科の魚も話題になるところです。

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ハナミズキ(ミズキ科ミズキ属)Benthamidia florida 花水木
実より花のほうが存在感がありますね。でも、こうして見れば、軽やかに紅葉した葉もなかなかです。

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コブシ(モクレン科モクレン属)Magnolia kobus 辛夷
可憐な花とはイメージが違うごつごつした実です。やっぱり、コブシ(拳)ですね。
賢治はこぶしの花を度々作品に登場させていますが、実に言及した表現はないと思います。


赤い実のほかにも実はありました。
おまけを見てくださいね。

More  おまけです。
by nenemu8921 | 2010-10-20 15:29 | 植物 | Comments(8)

コブシ

あっちもこっちもこぶしのはなざかり
 角をも蹄をもけぶす日なかです
名誉村長わらってうなづき
やなぎもはやくもめぐりだす
(略)
           詩〔あっちもこっちもこぶしのはなざかり〕


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コブシ(モクレン科モクレン属)辛夷、拳。
高さ10~20mになる落葉高木。分布は九州から北海道まで。
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詩ノートの中の1篇。
手を入れ、リズムを整え、「電気工夫」という題の文語詩に生まれ変わる作品である。
この作品は、詩ノートの記述が断片的なせいか、文語詩「電気工夫」の方がわかりやすい。

関東地方では、いま、まさにこぶしのはなざかりである。
こぶしの花が錆びるころに桜が咲く印象があるが、この春は気候が不安定だった故か、
こぶしと桜が競演するように一緒に満開となって華やかである。

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by nenemu8921 | 2010-04-04 22:36 | 植物 | Comments(14)

こぶしの樹

(略)そして、ブドリは十になり、ネリは七つになりました。
ところがどういふわけですか、その年は、お日さまが春から変に白くて、いつもなら雪がとけ
ると間もなく、まっしろな花をつけるこぶしの樹もまるで咲かず、五月になつてもたびたび霙
がぐしやぐしや降り、七月の末になつても一向に暑さが来ないために去年播いた麦も粒の
入らない白い穂しかできず、大抵の果物も、花が咲いただけで落ちてしまつたのでした。
(略)
                                  童話「グスコーブドリの伝記」

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コブシ(モクレン科モクレン属)辛夷、拳。
高さ10~20mになる落葉高木。

都会では季節感がなくなり、温暖化で、植物がみな早々と花を咲かせるようになったが、
東北ではようやく山の雪解けが進むと、小川の水かさが増す。流れる音も高まる。
さえずる小鳥の数も増え、自然が騒がしくなる。
コブシの樹の花は「もみまきザクラ」「田打ちザクラ」などと言われ、農作業の目安にされた。

「グスコーブドリの伝記」では、異常気象の指標としてコブシの開花の有無が描かれている。
by nenemu8921 | 2009-04-01 15:45 | 植物 | Comments(8)

こぶし

「兄さん。ヒームカさんはほんたうに美しいね。
兄さん、この前ね、僕、ここからかたくりの花を投げてあげたんだよ。
ヒームカさんのおっかさんへは白いこぶしの花をあげたんだよ。
そしたら西風がね、だまって持って行って呉れたよ。」
                        童話「楢ノ木大学士の野宿」


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クリックすると画像はおおきなります
コブシ(モクレン科モクレン属)辛夷
高さ10~20mになる落葉高木。
四方八方へ腕を伸ばした大木に出会った。花が開いたらさぞ見事だろう。
ヒームカさんのおっかさんは岩手山だろうか?
だとすれば、こんな大木が似合うような気がする。マグノリアである。
by nenemu8921 | 2008-03-25 21:20 | 植物 | Comments(2)

【79】 コブシ

沃土ノニホヒフルヒ来ス、   青貝山のフモト谷、
荒レシ河原ニヒトモトノ、   辛夷ハナ咲キタチニケリ.

    文語詩〔沃土ノニホヒフルヒ来ス〕


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コブシ(モクレン科モクレン属)辛夷
マグノリアである。
賢治作品にはたびたび登場するので、下手な写真をお許しいただきたい。

文語詩 一百篇 中の一つ。
沃土は沃素。賢治作品には科学用語がごく当たり前に出てくるので戸惑う。
2行の定型が8連つづく作品。
海の匂うようなさわやかな山の朝だ。谷川はそこにささやかな河原を広げていた。
山仕事の人々の集合地には1本のコブシの木が立っていた。
「宮沢賢治文語詩の森」 (宮沢賢治研究会編)では、このように解説が始まっている。


by nenemu8921 | 2007-02-24 01:37 | 植物 | Comments(3)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


by nenemu8921