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マグノリア

マグノリアの木は寂静印です
        童話「マグノリアの木」

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知人の写真展を見に行った折、泰山木の花を見つけた。
宮沢賢治がマグノリアと呼んで愛したのは辛夷(コブシ)であり、厚朴(ホウ)である。

マグノリアはモクレン科モクレン属の学名Magnoliaceae Magnolia から来ている。
フランスの植物学者の名前だという。
マグノリア属のモクレン、ハクモクレン、ホウノキ、コブシ、タイザンボクなどすべてマグノリアである。
都会では、泰山木に出会えるが、厚朴の花にはなかなか出会えない。



by nenemu8921 | 2017-06-27 22:54 | 植物 | Comments(8)

ほうの花

(略)
その人はしづかにみんなを見まはしました。
「みんなひどく傷を受けてゐる。それはおまへたちが自分で自分を傷つけたのだぞ。
けれどもそれも何でもない、」
その人は大きなまっ白な手で楢夫の頭をなでました。
楢夫も一郎もその手のかすかにほうの花のにほひのするのを聞きました。
そしてみんなのからだの傷はすっかり癒ってゐたのです。
(略)
                              童話「ひかりの素足」

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ホウノキ(モクレン科モクレン属)Magnolia obovata 朴の木
全国の山林に見られる落葉高木。高さ30mにもなる。花はバニラに似た芳香がある。

賢治文学ではしばしばマグノリアという表現で、コブシやホウの花が描かれる。
いずれも、聖なる花、寂静印のイメージである。

ここでも地獄の鬼どもに苛められている楢夫と一郎、子どもたちを
救済するひかりの素足の人の象徴として、ホウの花の香りが漂うのである。
《にほひを聞く》という賢治の表現も面白い。

画像は今年の5月半ばにつくば実験植物園で撮影したもの。
ホウは大木が多く、花はかなり高いところに咲くので、いい写真が撮れる機会は少ない。
花を守護するように輪生している葉も大きなもので、下から見上げれば、
青空のもとで、面白いフォルムを見せていた。

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by nenemu8921 | 2011-06-07 19:13 | 植物 | Comments(14)

宮沢賢治の愛した鳥や植物


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